波瑠(提供写真)

波瑠、日台共同制作NHKドラマで主演<路~台湾エクスプレス~>

2019.11.08 19:59

台湾新幹線プロジェクトの軌跡を縦糸に、日本人と台湾人のあたたかな心の絆を描いた吉田修一氏の傑作小説を、NHKと台湾のテレビ局・PTS(公共電視台)との共同制作で「路~台湾エクスプレス~」と題してドラマ化することが決定。主演を女優の波瑠が務める。

  

日台共同制作でドラマ化 主演は波瑠

主人公・春香を演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」以降、一躍国民的女優の座についた波瑠。台湾新幹線の完成を目指して働きながらも、思い出の台湾人男性を探し続ける。その台湾人青年・エリックを演じるのは、アイドルグループ・飛輪海(フェイルンハイ)のメンバーとして一世を風靡した後、実力派俳優として活躍中の炎亞綸(アーロン)。

かつて“麗しの島”と呼ばれた美しい台湾の景色や活気ある街角を背景に、日本と台湾の人々の「国境」と「時間」を越えた、あたたかな心の交流を描く。

ほか井浦新、寺脇康文、高橋長英、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、楊烈(ヤン・リエ)、林美秀(リン・メイシュウ)らが出演。(modelpress編集部)

「路~台湾エクスプレス~」あらすじ

1999年の仕事納めの日、東京の商社・大井物産社内が大歓声に湧いた。台湾高速鉄道の車両システムの優先交渉権を日本の新幹線が大逆転で獲得したのだ。入社4年目の商社社員・多田春香(波瑠)は台湾への出向が決まった。春香には大学時代、初めて台湾を訪れた夏の切ない思い出があった。エリック(アーロン)という名の台湾人青年と偶然出会い、たった一日だけ台北を案内してもらったが、その後連絡が取れなくなってしまったのだ。何とかエリックを探し出そうとしたが叶わなかった春香は、彼への思いを封印する。あれから6年―。二度と台湾へ行かないと心に決めていた春香だったが、台湾新幹線建設チームの一員として、再びその地を踏むことになる。
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