松本人志・西田敏行(提供写真)

「探偵!ナイトスクープ」3代目局長は松本人志 西田敏行が涙で卒業

2019.10.26 09:37

バラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビローカル、金曜午後11時17分~)の2代目局長である俳優・西田敏行が、11月22日の放送を持って番組を卒業。3代目局長としてダウンタウンの松本人志が就任し、交代式が行われた。

  

西田敏行、涙で番組卒業

西田にとって最後となる収録が10月25日に行われ、大歓声に迎えられた西田は穏やかな表情で拳を突き上げ客席に応えた。冒頭からすでに少し涙目だった西田は、VTR「通天閣の上から叫ぶ」での“西田局長ファン”の切なる叫びを受け、涙が止まらず。

最後は、19年間の万感の想いを込め挨拶。「視聴者の皆さま、会場にお集まりの皆さま、そして探偵諸君、探偵ナイトスクープ2代目局長を、私、西田敏行は本日をもって辞します。2001年1月26日、2代目局長就任以来、依頼者の方々の熱くて、アホで、真っ直ぐな思いに、たくさんたくさん笑いました。ハンカチを握って、たくさん泣きました。幸せな時間でした。19年間、本当にありがとうございました」と涙で声をつまらせた。

3代目局長は松本人志

松本人志・西田敏行(提供写真)
続いて西田は「ナイトスクープの新しい時代を作ってくれるのは、彼しかいないとバトンを託しました」と新局長を紹介。松本が登場し、客席からは「ウォー!」という歓声が起こる一方、初めて知った探偵たちは驚き大騒ぎに。

松本は開口一番「局長やめないでください感満載で、なんか出にくいわ~と。僕はこの番組の大ファンで、2つ返事で局長を引き受けさせていただいたんですけど、後悔しかないです」と笑わせた。

それでも松本と西田はガッチリと握手。松本が「間寛平探偵は先輩ですからね。すごいやりづらいですけど、問題ないんですかね?」と話すと、間は「松ちゃんが局長やるトシになったんやね」と感慨深げに語った。

そんな松本は以前番組に依頼者として出演しており「あのときに局長をやりたいなという雰囲気を何となく出してて、あれはガチやったんですよ」とも告白。さらに「この番組が大好きな人は、松本が出てきたら番組のカラーが変わっちゃうかなとか言うかもしれないですけど、僕一人でカラーが変えれるようなヤワな番組だとは思ってません」と意気込み、西田前局長からは「どんどんカラーが変わってていいです」と力強いエールが送られた。

最後に松本は「番組を愛するファンとして、いつもテレビで見てたような感じで最初はやらしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします」と決意を語った。

西田敏行から松本人志へ 局長交代で本音も飛び出す?


松本人志・西田敏行(提供写真)
収録後、西田と松本による会見が行われ、西田は19年間務めた局長の座を辞した感想を「ラグビーの試合が終わってノーサイド、感無量の気分ですね」と言葉に。

西田が降板を考え始めたのは去年の秋ぐらいだそうで「僕が、この番組の大ファンになった理由は、上岡局長が大阪人のエスプリを根底に、深い時間に大人の乾いた笑いを追求されたことだったと思うんですね。そういう大人の洒脱な笑いで一杯やるのが好きで。そういう時間帯がとっても愛おしかったんですけど、いざ自分が局長をやり始めて、段々スタッフや探偵諸氏の熱意が感動に変わってきて、なんかの折に僕が泣いてしまった。そのことが広まって、依頼者の年齢層も低くなってきたし、家庭の問題を解決したり…。なんとなくバスター・キートンの洒脱な笑いが、チャップリンになってきたなっていうのを、ちょっと感じてきたんで、これは乾いた笑いと濡れた感性を、50・50にして進めていきたいと思ったんですね。でも僕の場合、濡れた感性のほうが100%になっちゃったんで、乾いた大阪人のエスプリを利かせる番組に修正していかないと、番組のコンセプトが薄らいでいく危惧があって、ぼちぼち身を引いていこうと」と思いを明かした。

新局長に就任した松本は「これだけ完成した番組に乗っかるということを、実は今までやったことがないんですね。なので、とにかく番組の邪魔にならないようにしないといけないながらも、自分のところに持っていかないとならないので。やってみないとわからないところは、まだまだありますね」と吐露。さらに「僕が変えていいのかなというのは、正直あります」と、いささかの戸惑いを見せたが、西田は「松本さんだからできる空気感がある。乾いた笑いも濡れた感性も、50・50で調合できる唯一の人じゃないかと思います」と太鼓判を押した。

しかし松本は「でも、ネットで結構、松本局長はいやや、って言われてますよ」とこぼし、西田前局長も「僕も上岡局長から代わるときも随分言われましたよ。ただ泣くだけじゃないかと」と振り返った。

松本が「西田局長が戻りたいと言ったら、すぐに僕は退きますよ」と言うと、西田は「ちょっと今はそのことは…(笑)」とお茶を濁し、和やかな雰囲気の中、ナイトスクープの局長のバトンは確実に3代目局長へと引き継がれた。(modelpress編集部)
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