長澤まさみ、女優人生20年で初1人芝居挑戦＜ガールズ＆ボーイズ＞

同作は、 2018年にイギリス・ロンドンにて、英国アカデミー賞女優キャリー・マリガンによって初演された1人芝居。とある1人の女性が、空港で夫なる人物と出会い、恋に落ちて結婚するも、幸せなはずの生活が突然崩れ始めるという物語。

長澤まさみ、女優人生初の1人芝居に挑戦

今回の上演の経緯は、ロンドンの地で同作の初演を観劇した新国立劇場の演劇芸術監督・小川絵梨子氏が、作品に強い衝撃を受け、日本での上演権を獲得し実現したもの。長澤は同作で、1人芝居というハードルの高い難役に挑戦する。演出は、人間の愛憎や可笑しみ、哀しみを、圧倒的な脚本と演出力で表現する蓬莱竜太氏が務める。

小川氏は「長澤まさみさんなら生き生きと、繊細さと力強さの両面を持ったこの主人公を演じてもらえるのではないかということでした」と、オファー経緯を語る。

当の長澤は「1人芝居のオファーを貰うなんて思いもしなかった訳ですが」とし、「私自身の成長を楽しんで下さっている観客の皆さんに面白がって貰える様、この機会を恐れずに先ずは試してみようかなと思っているというのが正直なところです」と心境を明かした。（modelpress編集部）

長澤まさみコメント

実際、1人芝居のオファーを貰うなんて思いもしなかった訳ですが、私自身の成長を楽しんで下さっている観客の皆さんに面白がって貰える様、この機会を恐れずに先ずは試してみようかなと思っているというのが正直なところです。

演出の蓬莱さんをはじめ制作スタッフやチームの皆さんと一緒に同じ方向を向いて歩いて行けたらと思います。

新国立劇場・演劇芸術監督 小川絵梨子コメント

2018年2月、ロンドンのロイヤルコート劇場でこの作品、「ガールズ＆ボーイズ」の初演を観劇し、 まさにいまの時代を映した秀逸な女性の1人芝居であり、「この作品をぜひ日本で上演できないか」と 考えました。

しかし、素晴らしい作品ではあるけれど、演じる俳優にとってかなりハードルが高いことは間違いない。そして誰にこの難役とも言える主人公を演じてもらえばいいのか…？劇場スタッフとも話し合った末に出した結論は、長澤まさみさんなら生き生きと、繊細さと力強さの両面を持ったこの主人公を演じてもらえるのではないかということでした。

長澤さん、そして演出の蓬莱竜太さんとともに、2020年5月、念願の日本初演に向けてスタートしたいと思います。