<「凪のお暇」刺さる名言6選>「空気は読まずに吸って吐くもの」「用法用量守らなきゃダメ」…
2019.09.06 18:28
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女優・黒木華が主演を務めるTBS系の金曜ドラマ『凪のお暇』(読み:なぎのおいとま/毎週金曜よる10時~)から、登場人物の名言をピックアップして紹介する。
目次
黒木華主演「凪のお暇」
同作は、空気を読みすぎて他人の目を必要以上に気にする28歳OLの主人公・大島凪が、あるきっかけから勤めていた会社も、付き合っていた彼氏も、住んでいた部屋も、SNSもありとあらゆるものを捨て、人生をイチからやり直す“人生リセットストーリー”。主人公の真面目で優しく気が弱い性格の凪を黒木、営業部のエースで凪の元カレ・我聞慎二を高橋一生、お暇した凪のアパートに住む謎の隣人・安良城ゴンを中村倫也が演じる。
リアルに描写されている仕事と恋愛に葛藤するアラサー女子の生きづらさが、多くの女性視聴者の共感を呼び、慎二とゴンという対象的な男性キャラクターの魅力にもハマる人が続出している。
そんな同ドラマだが、メインの凪、慎二、ゴンの3人を取り巻く周りのキャラクターたちも魅力満載。
特に凪とゴンが暮らすアパート・エレガンスパレスの住人の、一人娘の小学校5年生のうらら(白鳥玉季)を育てているシングルマザーの白石みすず(吉田羊)、 “おつり漁りババア”こと吉永緑(三田佳子)、慎二の行きつけで凪がボーイとして働くことになるスナック「バブル」のオーナーであるママ(武田真治)などが、恋や人生に悩む凪たちにかける言葉が話題で、「刺さる」「毎回名言ばかり」と反響を呼んでいる。
「空気は読まずに吸って吐くもの」…凪(初回、第6話)
まず、ストーリーの大きな要となる“空気を読む”ことへの呪縛から解き放たれた凪の名言を紹介。初回では、新しい人生を歩もうとする凪を追いかけてきたモラハラ元カレの慎二に「もう空気読みたくない、だって多分空気って読むものじゃなくて吸って吐くものだと思うから」と決別を宣言。この台詞は第6話でも登場し、ブラック企業に入社した坂本龍子(市川実日子)を助けたシーンで、自分が「空気読めない友達でも?」と心配する坂本に、優しく微笑み、「空気は吸って吐くものです」と告げた。
「男女の悲劇の引き金は、いつだって“言葉足らず”。彼はただ『好き』と伝えるだけで良かったのよ」…緑(第2話)
凪を訪ねるも不在だった慎二が、声をかけられた緑の部屋で凪の帰りを待つシーンにて、映画『風と共に去りぬ』を観ながら諭すシーン。映画の中で主人公が恋人とすれ違ったまま別れてしまうことを教えた緑が放った「男女の悲劇の引き金は、いつだって“言葉足らず”。彼はただ『好き』と伝えるだけで良かったのよ」という台詞は慎二の心に深く突き刺さった。モラハラ最低男でありながら、本当は心から凪を愛しており、ヨリを戻したいと切に願っている慎二は、この後凪に素直に思いを伝えようと試みるがまた素直になれず失敗…という展開だった。
「目の前にいる人に誠実ってことは目の前にいない人には不誠実ってこと」「あいつとうまくやっていくには用法用量守らなきゃダメ、依存したら終わりだよ」…第4話(エリィ)
罪の意識なしに何人もの女の子と関係を持ってしまう“天性の人たらし”で“メンヘラ製造機”と呼ばれるゴンのクラブ仲間・エリィ(水谷果穂)がゴンを的確に表現したこの台詞も多くの反響を呼んだ。最初に「勘違いしちゃダメだよ」と忠告していたエリィだが、凪はゴンと一線を越え、その沼に溺れてしまう。そのことに勘付いたエリィはゴンの部屋の合鍵を見せ「あいつ誰にでも渡すから」と衝撃の一言。「ゴンって優しいでしょ。一緒にいるとめちゃもてなしてくれてその時自分が言ってほしい言葉くれるでしょ」と言うと、激しく頷く凪に「あいつはただ目の前にいる人には誠実なの。この意味分かる?目の前にいる人に誠実ってことは目の前にいない人には不誠実ってこと」と帰りを待つ凪にゴンがいともたやすく約束を忘れていることを暗に伝え、「あいつとうまくやっていくには用法用量守らなきゃダメ、依存したら終わりだよ」と再び注意した。
そんなゴンだったが、凪と別れた後に恋を自覚。第7話の「目の前にいる女の子の望みが俺の望みだった。して欲しいこと分かるからそれをしてあげたい。でも今は何も望まれてなくてもしてあげたい。凪ちゃんが喜ぶこと。初めてなんだよね、こんな気持ち」というゴンの台詞に繋がった。
「今度は自分が壊れる番ね」…緑(第6話)
日々の生活を大事にして、人に何と思われようと、ただただ、自分の命を自分の人生のためだけに生きる強い女性ある緑は、凪や慎二、ゴンに温かい眼差しを向け、常に大事なことを気づかせてくれる。第6話では、凪への気持ちで胸が痛むというゴンに 「だとしたら初恋ね。おめでとう、そしてご愁傷さま、ままならぬ愛の欲望の世界へようこそ。今度は自分が壊れる番ね」と“恋”を教えたのだった。
「何で相手に会話のボールを投げてもらう前提なの?何様?あんた、他人に興味がないのよ」…ママ(第6話)
ボーイとして働き始めた凪がお客様とのコミュニケーションが上手くとれず、「お店のお客さんと上手にキャッチボールができるように。せめて投げてもらったボールを変な方向に飛ばさないように」と会話術の本を読み漁っているのを見たときに、ママが言った厳しい台詞。「そもそも何で相手に会話のボールを投げてもらう前提なの?何様?」とバッサリと切り捨て、「あんたってもしかして『私って聞き上手なタイプ』って思ってない?本当の聞き上手ってのは相手が打ちやすいボール最初に投げてあげてるから。あんたの場合は相手の顔色を伺うばっかりで何のボールも投げてこないから相手が気を使って話題を作ってくれてるだけ。じゃああんたが会話のボールを自分から投げられない理由は何でしょう?」と投げかけ、「あんたが相手に興味がないからよ」と凪の本質を突いた。
「選択肢が増えると、胸が湧きませんか?ぶわぁぁって」…みすず(第7話)
柔らかい人柄のみすずは、一見薄幸なシングルマザーで、周りのママ友にマウンティングされがちだが、実は大型の重機を扱い、建設現場で男性の同僚たちを束ねている自立したかっこいい女性。第7話で、車の運転に躊躇する凪にみすずが放った台詞。「徒歩でしか行けないところがあるように自転車でしか行けないところもあるし車でしか行けないところがあります。見られない景色があります」と訴え、「想像してみてください。選択肢が増えると、胸が湧きませんか?ぶわぁぁって」と胸に手を当てて目を輝かせて伝えた。
6日は第8話が放送。どんな名言が飛び出すか、注目だ。(modelpress編集部)
情報:TBS
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