長谷川京子、9年ぶり舞台「メアリ・スチュアート」で初主演
2019.09.04 06:00
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女優の長谷川京子が、2020年1月~2月に東京・世田谷パブリックシアターにて上演される舞台「メアリ・スチュアート」で初主演をつとめることがわかった。
今作は、スコットランド女王メアリとイングランド女王エリザベス1世の対立を縦軸に、2人の間を奔走する、メアリに恋心を抱く青年モーティマーを描写。さらに、2人の女王から寵愛を受ける策略家のレスターという男たちの駆け引きを横軸に、刻一刻と迫る処刑の前で裁判を不当なものとして己の正当性を訴えるメアリと、その処刑を決行するか否かと心乱れるエリザベスの苦悩を描く。
今作に関して、「タイトルロールでもある大役を世田谷パブリックシアターのような素晴らしい劇場でやらせていただくのも何かの縁なのでしょうか」と喜びをコメント。「決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています」と意気込みを語った。
日本には存在しない「女王」役ですが、関連した映画を観て、その世界観にとても興味と関心があります。時代が変わり場所も違えども、1人の人間としてのあり方やプライドは変わらないと思っていますので、この重たい役をやれる精神状態を今からつくっていくつもりです。
森さんからは、女王という役柄上、細々と動かず、堂々と立っていられる筋肉はつけておいてください、とアドバイスをいただきました。肉体だけではなく、いろいろなことに対応できる筋肉だと理解し、精神的にもテンションを上げて稽古に臨む覚悟です。決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています。
初めて長谷川さんにお会いした時、存在感が思い描いていたメアリそのものだったので、それを率直にお伝えしたところ「わたし、そうですかね?」と不思議そうな顔をされて。その無自覚なところがさらにメアリらしいなと。今から稽古が楽しみでなりません。
会場:東京・世田谷パブリックシアター
長谷川京子、9年ぶり舞台で初主演抜てき
長谷川は、「熱海殺人事件NEXT~くわえ煙草伝兵衛操作日誌」(作:つかこうへい/演出:岡村俊一/2011年紀伊国屋ホール)以来、9年ぶりの舞台出演。今作に関して、「タイトルロールでもある大役を世田谷パブリックシアターのような素晴らしい劇場でやらせていただくのも何かの縁なのでしょうか」と喜びをコメント。「決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています」と意気込みを語った。
長谷川京子に期待「圧倒的な存在感がある」
また、演出を務めるのは、日本演劇界で注目を集める演出家の森新太郎氏。“孤高の女王”メアリ・スチュアートを演じる長谷川に対して「長谷川さんなら、そのメアリ役を演じるに相応しい圧倒的な存在感がある」と、初タッグに期待を寄せた。(modelpress編集部)長谷川京子コメント
舞台は2011年以来です。物事ってタイミングと縁があると思っていますので、このタイミングで森新太郎さんと出会い、タイトルロールでもある大役を世田谷パブリックシアターのような素晴らしい劇場でやらせていただくのも何かの縁なのでしょうか。日本には存在しない「女王」役ですが、関連した映画を観て、その世界観にとても興味と関心があります。時代が変わり場所も違えども、1人の人間としてのあり方やプライドは変わらないと思っていますので、この重たい役をやれる精神状態を今からつくっていくつもりです。
森さんからは、女王という役柄上、細々と動かず、堂々と立っていられる筋肉はつけておいてください、とアドバイスをいただきました。肉体だけではなく、いろいろなことに対応できる筋肉だと理解し、精神的にもテンションを上げて稽古に臨む覚悟です。決して肩肘張らずに、40代だからこそできる女王役に素直な気持ちで取り組もうと思っています。
森新太郎氏コメント
悲劇の女王として魔性の女として、いまなお唯一無二の輝きを放ち続けるメアリ・スチュアート。この大役を長谷川さんに託した理由は2つあります。まずは理屈抜きで美しいこと。それと自分の生き方を貫ける芯の強さを持ち合わせていること。ライバルのエリザベスが苦々しく思うように、男たちは皆、メアリに心惹かれてしまうわけですが、美貌と気高さが相まって凄まじい磁力になっているのだと思います。初めて長谷川さんにお会いした時、存在感が思い描いていたメアリそのものだったので、それを率直にお伝えしたところ「わたし、そうですかね?」と不思議そうな顔をされて。その無自覚なところがさらにメアリらしいなと。今から稽古が楽しみでなりません。
「メアリ・スチュアート」公演概要
日程:2020年1月~2月会場:東京・世田谷パブリックシアター
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