令和初仮面ライダー主演は高橋文哉 「仮面ライダーゼロワン」発表＜キャスト6名プロフィール＞

令和初仮面ライダーは「仮面ライダーゼロワン」

令和に入り1作目の仮面ライダーとなる本作は、新しい時代の到来にふさわしいAI＝人工知能をテーマに展開。物語の主人公となるのは、AI企業の社長にして仮面ライダーゼロワンに変身する青年の飛電或人（ひでん・あると）。自社が開発したAIロボがテロリストのハッキングを受けて暴走し、社長ライダーの青年が人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく。

ほか、キャストは対工知能特務機関「A.I.M.S.」の隊長の不破諫（ふわ・いさむ）／仮面ライダーバルカン役を「第29回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」準グランプリの岡田龍太郎、飛電インテリジェンス社長秘書のAIロボのイズ役を「Popteen」専属モデルの鶴嶋乃愛、対工知能特務機関「A.I.M.S.」の技術顧問の刃唯阿（やいば・ゆあ）／仮面ライダーバルキリー役を「ゼクシィ」11代目CMガールで注目を集めた井桁弘恵、テロリスト「滅亡迅雷.net」の行動係の迅（じん）役を雑誌「MEN'S NON-NO」専属モデルの中川大輔、テロリスト「滅亡迅雷.net」の司令塔の滅（ほろび）役を俳優グループ・イケ家！所属の砂川脩弥、飛電インテリジェンス副社長の福添准（ふくぞえ・じゅん）役をアンジャッシュ児嶋一哉が演じる。

同シリーズの主演は2015年から4年連続でジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身者が務めており、男子高生ミスターコン出身者が主演を務めるのは初となる。

また、ナレーションを声優の山寺宏一、AI・ザットの声を日高のり子が担当することも発表された。脚本は高橋悠也氏、監督は杉原輝昭氏ほかが務める。

“日本一のイケメン高校生”高橋文哉が令和初仮面ライダーに

茶髪姿で登壇した高橋は出演が決まったときの心境を、「驚きが一番大きくて、全然台本を頂いても実感がわかなくて。撮影が始まって仮面ライダーらしいアクションなどやって、どんどん気持ちがこみ上げてきた」と回顧。作品の内容について、「これからの日本を照らしてるんじゃないかなと思うので、仮面ライダーシリーズを観てこなかった方が初めてゼロワンを見ても面白いなと思ってもらえる作品に必ずなっていると思う」と胸を張ってアピールした。

自身が演じる或人は「とにかくうるさい、喜怒哀楽がはっきり分かる」キャラクターだといい、「道を歩く時もちょっとうるさく歩いてみたりとか、ゲームしてる時も或人だったらどうするんだろうとか声出してみたりとか、ちょっとずつ或人としての特徴を落としていきました」と役作りを明かした。

会見では、変身シーンも堂々と披露し、会場から拍手が沸き起こった。自己採点を聞かれると「150点です！」と満面の笑み。「令和一番最初にふさわしい仮面ライダーとして全身全霊で1年間頑張っていきたいです」と頼もしく宣言した。

アンジャッシュ児嶋一哉「仮面ライダー」出演決定に「色んな芸人に言っちゃった」

シリーズの大ファンだったという岡田は、最初に役が決まった時は「主演の座を狙ってオーディションを受けていたのでキッ－となっていました」と笑って振り返ったが、「今では本当に嬉しくて」としみじみ。「生身のアクションが多いので模擬銃みたいのを買って家で練習しています」とアクションの練習に勤しんでいることを明かした。

鶴嶋はこれまでほとんど演技経験もなく、俳優のオーディションを受けるのも初。誕生日に出演決定を聞き、「人生で一番嬉しかった誕生日プレゼントでした」と振り返った。

井桁は、女性の仮面ライダーを演じるが、女性ライダーが番組開始から出演するのは史上初。「『変身する』って聞いて、『私が変身するんですか？』って聞き返してしまったくらいびっくりしました。女性かつカッコいい仮面ライダーになれるように気を引き締めていきたい気持ちでいっぱいです」と話した。

敵役を演じる中川と砂川も、仮面ライダー出演を俳優活動を始めた時からの目標だったと打ち明け、感無量の表情。中川演じる迅は“精神年齢が5歳くらい”という設定だそうで、中川は「本屋で発達心理学の本を買って5歳児の心理を勉強したりしました」とエピソードを披露。砂川はミステリアスでクールな役柄の役作りのため、「普段の生活からクールに過ごすように心がけています。なので今は緊張していないです」と静かな理由を役作りと説明し、笑いを誘った。

全ての情報は会見で発表となったが、児嶋はオファーを受けて浮かれたそうで、「『仮面ライダー出てた』ってすごい肩書きですから、バンバンこれからテレビで言いますから！本当は今日まで言っちゃいけなかったんですけど色んな芸人に言っちゃった」とすでに芸人仲間に話してしまったことを懺悔。しかし相方の渡部建には伝えていないそうで、「楽屋で改まって話はしないので、これ（会見）で知るんじゃないですかね」とコメント。役作りについて聞かれると、「役作りもしようかなって思ったんですけど、役が普段バラエティ出てる自分と変わらないなと思ってしてないです。僕です」と本人そのままのキャラクターであることをアピールすると、会場は笑いに包まれた。（modelpress編集部）

「仮面ライダーゼロワン」概要

舞台は新しい時代を迎えた日本。人工知能のリーディング・カンパニー『飛電インテリジェンス』が開発する型AIロボ、「ヒューマギア」の本格的な実用運転が開始。ヒューマギアは人間と見分けがつかないほど精巧に作られ、様々な職場に溶け込んでいた。

一方でこの状況を良しとしないテロリスト『滅亡迅雷.net』は、ヒューマギアをハッキングして暴走させ、人類の滅亡を企む。政府もいち早く彼らの行動を察知し、内閣官房直属の対人工知能特務機関『A.I.M.S.（エイムズ）』を設立。暴走するAIロボの鎮圧と治安維持を目指す。そんな中、笑いのセンスがないにもかかわらずお笑い芸人を目指す飛電或人（ひでん・あると）は、AIによってお笑いの活躍場所を奪われてしまう。ショックに打ちのめされる或人だが、『飛電インテリジェンス』の創立者で社長の祖父が死去。彼の遺した遺言によって、『飛電インテリジェンス』の二代目社長に指名される。

巨大企業の社長などに興味がない或人だったが、目の前で『滅亡迅雷.net』のハッキングによりヒューマギアが暴走。『飛電インテリジェンス』の社長のみが手にできる「ゼロワンドライバー」を受け取り、仮面ライダーゼロワンへと変身を遂げる。『飛電インテリジェンス』の新社長に就任し、AIを巡るバトルへと身を投じていくことになった或人。彼は『滅亡迅雷.net』だけでなく、AIを敵視する『A.I.M.S.』、AIの開発競争や利権を巡る人間たちの思惑とも戦うことになっていく。

高橋文哉（たかはし・ふみや／18）プロフィール

2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。「男子高生ミスターコン2017」でグランプリを受賞し芸能界入り。現在は舞台やTVで活躍する注目の俳優。18歳にしてすでに調理師免許を取得し、料理の連載を持つなど、特技を活かして活躍している。

岡田龍太郎（おかだ・りゅうたろう／25）プロフィール

1993年12月27日生まれ、兵庫県出身。2016年11月開催の「第29回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを獲得。2017年、フジテレビ・関西テレビ系「僕たちがやりました」、読売テレビ・日本テレビ系「脳にスマホが埋められた！」で俳優デビュー。同時期のクールで2作品にレギュラー出演し、注目を集める。2018年にはテレビ朝日系ドラマ「ホリデイラブ」に出演。

鶴嶋乃愛（つるしま・のあ／18）プロフィール

2001年5月24日生まれ、高知県出身。愛称は“のあにゃん”。2016年「Popteen」6月号より専属モデルに加入し、看板モデルの1人として活躍中。

井桁弘恵（いげた・ひろえ／22）プロフィール

1997年2月3日生まれ、福岡県出身。2018年にオーディションで結婚情報誌「ゼクシィ」の11代目CMガールに抜擢され、注目を集める。ほか、釣具のキャスティングCM、アイリスオーヤマ「美フィットマスク」CMなどに出演。

中川大輔（なかがわ・だいすけ／21）プロフィール

1998年1月5日生まれ、東京都出身。2016年11月に行われた「第31回 メンズノンノモデル公開オーディション」にて、2000通を超える応募からグランプリを獲得し、雑誌「MEN'S NON-NO」専属モデルとしてデビュー。今年放送された日本テレビ系ドラマ「俺のスカート、どこ行った？」で、連続ドラマ初レギュラー出演を果たした。

砂川脩弥（すながわ・しゅうや／24）プロフィール

1994年11月17日生まれ、沖縄県出身。2016年にGirlsAwardとエイベックス・グループによるボーイズオーディションプロジェクト「BoysAward Audition 2nd」にてBoysAward Audition賞を受賞。同オーディションの受賞者・ファイナリストから主に構成されたハイスペック俳優グループのイケ家！に所属している。