乃木坂46井上小百合は「鬼のような徳とエネルギーが詰まっている」 演出家が感嘆<舞台「SLANG」>
2019.06.20 20:00
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乃木坂46の井上小百合が20日、東京・よみうり大手町ホールで行われた舞台「TXT vol.1『SLANG』」(同所にて6月30日まで上演)の公開ゲネプロ&囲み取材に、主演の有澤樟太郎、共演の和田琢磨、北村諒、赤澤燈、岩永徹也、谷口賢志、作・演出の高橋悠也氏とともに出席した。
有澤樟太郎主演舞台「TXT vol.1『SLANG』」
本作は、「仮面ライダーエグゼイド」ほか、多数の作品の脚本を手掛ける高橋氏が作・演出する完全オリジナルの新作演劇作品。そう遠くない現代、誰もが個人チャンネルを持ち、睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界の中、日夜、ユーザーに様々なジャンルの夢を公開する『夢人(ユメジン)』たちの物語が描かれる。ゲネプロの前に行われた囲み取材で、初日を迎えた心境と意気込みを聞かれると、主人公のバク/新堂紡を演じる有澤は「僕自身、初主演ということで、稽古場では強力なスタッフ陣、そして素晴らしいキャストのみなさんと、一から作る気持ちでやってきました。その熱意と、この作品の大きなテーマである言葉というものが、みなさんに届けばいいなと思っています」と力を込め、ヒロインのオネム/町野伊都を演じる井上は「この作品はすごく言葉を大事にしているので、SNSとかが多様化しているこの時代に、この作品をやるということが、すごく意味があるなと思って、若い子たちにたくさん見てほしいなと思っております。そして言葉を通して拡散していただければ幸いです」と笑顔で語った。
また、初主演の意気込みについて有澤は「このお話をいただいたときは涙が出るくらい嬉しかったんですけど、今もものすごく緊張していて、でも稽古場から皆さん本当に優しくて、僕のやりたいことやって、それにみんなが付いていくからという優しさ言葉をかけてくれたので、それが本当に自分の助けになりました」と仲間に感謝し、「もがきながらもここまで作り上げることができたなと思いますし、稽古場でもがいた跡とか、いろんな痕跡を舞台の上でぶつけたいなと思います」としみじみ。「今回はいい意味でみんなバチバチしているので、そのぶつかり合いを見てほしいなと思います」と呼びかけた。
井上小百合は「鬼のような徳とエネルギーが詰まっている」
さらに、本作の見どころを尋ねられた井上は「今、着ている衣装は夢の中の衣装なんですけど、そこで私はニュースをよい子のみんなに伝えるという役割を担っていまして、だからこそすごく言葉に対して熱い想いを持っているというか、言葉を大事にして生きているというキャラクターなんですけど、それがどんどん広がって行って、最後は言葉でぶつかるシーンだったりがあるので、そこは注目して見てほしいなあと思います」とアピールし、「セリフで印象に残った言葉が『言葉で人を殺すことができる』で、すごくそれが心に残って、見にきてくれた人の中にもそういう言葉が残って帰ってくれたらいいなと思います」と目を輝かせた。最後に、キャストそれぞれの魅力を聞かれた高橋氏は、有澤については「樟太郎君は、アクセルを踏んで、加速するまではちょっと時間がかかるんですけど、トップスピードに乗ってからは、どこまでスピードが伸びていくんだろうっていう、底知れない馬力を感じました」と評価。井上については「井上さんは、一見、繊細で、キュートな人に見えて、中にはすごく鬼のような徳とエネルギーが詰まっている。そんな彼女の一面が『SLANG』のあるシーンにあるんですけど、そんな魅力を感じました」と感嘆した。(modelpress編集部)
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