山口智子(C)フジテレビ

山口智子「ロンバケ」以来23年ぶり月9出演決定 髪もバッサリ<監察医 朝顔>

2019.06.10 07:00

女優の山口智子が、7月8日にスタートするフジテレビ系新月9ドラマ『監察医 朝顔』(毎週月曜よる9時)に出演することが発表された。

  

初の令和スタート月9「監察医 朝顔」

上野樹里が主演を務める同作は、同名漫画作品を原作に、ドラマ化をするにあたって大きくアレンジをした感涙のヒューマンドラマ。法医学者と刑事という異色の父娘が各話で、かたや解剖、かたや捜査により、さまざまな遺体の謎を解き明かしていくさまを予測不可能なほどサスペンスフルに織りなし、見つけ出された遺体の“生きた証”が生きている人たちの心を救っていくさまを胸が締め付けられるほどハートフルに描く。

同時に全話を通して、東日本大震災によりポッカリと空いてしまった母の穴を、少しでも埋めようとするかのように肩を寄せ合い、涙と笑顔を繰り返しながら、少しずつ前へ進んでいく父娘とその周りの人々の、かけがえのない日々と変化を、あふれるほど情感豊かに紡ぐ。

「監察医 朝顔」山口智子の役柄は?

山口が演じるのは、主人公の万木朝顔(上野)が勤める興雲大学の法医学教室の主任教授・夏目茶子。法医学の権威で、1つの死の影には多くの人たちの悲しみがあるのを忘れないことを矜持に、仕事は非の打ち所がない一方、「明日、死ぬかもしれないから」がモットーで、困難な仕事を抱えていてもプライベートと仕事は完全に別物。

たとえどんな状況であろうと、どんな遺体を前にしても冷静沈着でありながら、その言動は自由奔放で神出鬼没、年齢不詳で謎多き女性だ。

また、“法医学者・朝顔”の1番の理解者であり、朝顔にとっては法医学者を目指すきっかけにもなった、最も信頼を寄せる人物。加えて、父の平(時任三郎)とも長年の親交を持ち、母を失った万木家にとっては、まさに“心強い姉”のような存在である。

山口智子「ロンバケ」以来23年ぶり月9

そんな茶子を演じる山口は、TVドラマ史に金字塔を打ち立てた、木村拓哉とのダブル主演作『ロングバケーション』(1996年4月~6月)以来、23年ぶりの月9出演。上野とは初共演で、連続ドラマで医師役を演じるのも初めてとなる。

さらに、原作漫画の“茶子先生”のイラストに合わせ、髪を10センチ以上カットしてマッシュボブ姿に。実際の法医学者へ話を聞きに行くなど、役作りへも並々ならぬ熱意を持って取り組んでいる。(modelpress編集部)

山口智子コメント

― 本作の話を聞いた時のご感想をお願いします。

お話をいただいて原作をすぐに読んだのですが、今も色あせない、時代を越えた面白さを感じました。“死”というものに対峙することで、“生きる”力を強く再燃させていく。死が生を照らし出すテーマは、死から目を背けがちな現代社会において、とても大事な発信だと改めて思いました。

― 本作が23年ぶりの月9ドラマ出演となることに関して、どのように思われますか?

去年、木村拓哉さんと22年ぶりに共演させていただいたのですが、まるで2分くらいしか時が経っていないような感じで(笑)。『監察医 朝顔』と『ロングバケーション』はドラマのテイストは違いますが、“月9”という言葉には、離れていた時間を感じさせない、幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような(笑)、ほっとする親近感を覚えます。

― 夏目茶子を演じていくにあたっての思いを教えてください。

原作の茶子は、一見キノコの妖怪のような風貌で(笑)、超個性的で強烈な存在感です。死というものに日々向き合っているからこそ、人の100倍濃密に生きようとするたくましさと、今この一瞬を輝かせようとするバイタリティーは圧倒的です。太陽のように生命力の象徴のような茶子像を目指します。原作のファンの方も初めてご覧になる方も、今の時代に生きる私たちの力で作る新たな物語を、ぜひ面白がっていただけたらと思います。

― 初共演となる上野さんとの共演に向けての思いを教えてください。

これまでの作品を拝見して、自分の心に正直な芯の強さをお持ちの方だなと思っていました。教授として朝顔の成長を見守る茶子ですが、程よく突き放し野生動物のようにサバイバルさせる厳しさと、世界を旅してきた広い視野とユニークな発言で朝顔を導く優しさがあります。自分自身の人生を、責任を持って味わい謳歌して、若者たちを力強く先導してゆける先輩でありたいと思います。

― 視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

このドラマでは、謎の死を遂げた人々の人生や、東日本大震災の悲劇にも、正面から向き合ってゆきます。背を向けず、忘れず、悲しみや心の傷をどう新しい一歩への力へと変えてゆくか。死から“生”を学ぶ感動の道を、みなさんとご一緒できたら嬉しいです。

プロデュース・金城綾香氏コメント

自由闊達(じゆうかったつ)、軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)。それはまさしく、私が原作を読んだ際の“茶子先生”のイメージであり、そして“山口智子さん”に勝手に抱いていたイメージでありました。茶子先生は、誰よりも生きることを楽しんでいる最高の女性です。主人公・朝顔が法医学者になるきっかけを作った人ですが、決して偉ぶることがなく、常に対等で、人と正面から敬意をもって向き合うことができます。

まだ撮影には入っていませんが、“まさしく茶子先生!”と声が出そうになるくらいに丁寧にキャラクターを作り上げてくださっています。神出鬼没で、時にわがまま。でも、常に人を思って温かい。そんな魅力的な茶子先生を楽しみにしていてください。
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