ゆず、本人役で「クレヨンしんちゃん」初登場 「夏色」歌唱
2019.06.07 05:30
views
フォークデュオ・ゆずが、人気アニメ『クレヨンしんちゃん』(毎週金曜よる7時30分~)で初の長編アフレコ&歌唱・演奏に挑戦する。
ゆずが“本人役”で登場
昨年7月より「マスカット」が『クレヨンしんちゃん』の主題歌として大人にも子どもにも大好評を博しているゆず。2015年公開の『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~』の主題歌「OLA!!」を手がけたこともあり、しんのすけとはすっかり仲良しのゆずの2人が、満を持してアニメ本編に初登場することが決定した。北川悠仁と岩沢厚治が本人役としてアフレコに挑戦したのは『ゆずがやってきたゾ』という話。本編中には名曲「夏色」を、楽曲の歌詞に合わせて描かれる『クレヨンしんちゃん』完全オリジナルのキュートな特別映像とともに披露。さらに、番組のオープニングにも登場しているゆずのマスコットキャラクター・ゆずマンが登場するショートアニメも6月7日と6月14日の2週にわたって放送する。
ゆず、アフレコに挑戦 息ぴったりの北川&岩沢
本編に先だって行われた、ゆずマン・ショートアニメのアフレコを見学したゆずの2人。ゆずマンの声を担当する潘めぐみの演技に感銘を受けた様子で「すばらしい!」「最高!」と口々に言いながらテンションを高めて、録音ブースへ向かった。マイクチェックを行ってから、さっそくアフレコ開始。いつもマイクを前にしている2人ですが、声の“お芝居”は、やはり歌とは勝手が違うようで「声優さんは本当にすごい!」と感嘆しながらも、みるみるうちに調子を上げていく。
2人同時に発するセリフも多くあったが、そこはやはり日本を代表するデュオ。楽曲の美しいハーモニーさながらの息ぴったりな発声を『クレヨンしんちゃん』のムトウユージ監督も大絶賛。見事に“しんちゃんワールド”に入り込んだゆずの2人が誕生した。
名曲「夏色」をゆず本人が特別歌唱&演奏
声優としての収録が終わると、今度はアニメ本編で流れる「夏色」の歌収録を決行。この日のためにアニメーションスタッフが楽曲の世界をイメージした画を描き、その画が流れるのに合わせて歌の収録を実施。その後さらに、収録した歌に合わせて画のタイミングを調整するという、通常のアニメ制作ではありえない特別な制作が行われることとなりました!『クレヨンしんちゃん』のキャラクターたちが「自転車」ならぬ三輪車で「長い長い下り坂を」「ゆっくりゆっくり下ってく」など、歌詞とシンクロした特別映像は必見。迫力ある演奏を間近に、声優陣やその場にいたスタッフ全員がうっとりした様子で聴き入っていた。演奏を終えた2人は、自ら効果音まで手掛けた。本編で流れるタンバリンとギターの音も、ゆずの2人が実際に鳴らしたもの。「タンバリンのアフレコなんて生まれて初めてだよ(笑)」と楽しそうな北川。さらに岩沢は絶妙なタイミングでギターの音を足すなど、ユーモラスなアドリブも披露。その効果音が一体どこで流れるのかにも注目だ。
主題歌「マスカット」を歌いながらしんのすけも登場
そしてスタジオには、主題歌「マスカット」をノリノリで歌いながら、しんのすけが登場。ゆずの2人は笑顔で「しんちゃん、久しぶり!」「主題歌を歌ってくれてありがとう」と温かく迎える。「オラとコラボしてみてどうだった?」としんのすけに尋ねられた北川と岩沢は、「まさか、あんなにタンバリンが主役になるとは思わなかった(笑)」「みんなに会えて、本当にうれしかった」と笑顔で答えた。また、ゆずマンが初アニメ化されたことについて、岩沢は「ゆずマンがしんちゃんと仲良くしてもらえてうれしいよ、ありがとう!」と言い、北川は「ずいぶん昔に作ったキャラクターが、まさかしんちゃんとコラボできる日が来るとは思っていなかった」と感激の思いを語った。(modelpress編集部)
ゆず(北川悠仁、岩沢厚治)コメント
―― 昨年7月から放送が始まった、クレヨンしんちゃんの主題歌『マスカット』について周囲の反響はいかがですか?北川:反響は大きいです。小さいお子さんたちが、幼稚園などで歌ったというお話はよく聞きます。ファンの方には、小さいお子さんのお母さんという方もいらっしゃるので、しんちゃんの曲を使わせてもらいましたと、お手紙やメッセージで教えて下さるんです。本当に嬉しいですね。映画では一度、主題歌をやらせていただきましたが、『マスカット』は毎週流れるので、さらにたくさんの方に浸透している印象があり、とてもうれしく思っています。
―― しんちゃんと久しぶりの再会を果たした気持ちを教えてください。
岩沢:相変わらずキレキレの動きでしたね。今回はお尻こそ出していなかったですけれど(笑)。変わらず元気な5歳のしんちゃんにまた会えて、本当にうれしかったです!
―― 今回の、ゆずとしんのすけの本格アニメコラボの企画を知って、どう思いましたか?
北川:すごくびっくりしました。主題歌をやらせていただき、僕らのゆずマンというキャラクターもオープニングでしんちゃんと一緒に出させてもらい、それだけでもすごく光栄なのに、まさか自分たちが登場することになるとは思ってもいませんでした。ちょっとした出演なのかと思ったら、がっつりセリフがあって、そこでもまた驚きました(笑)。
岩沢:すごく光栄なお話だなと思いました。僕たちは声優の経験はほぼないので、スタッフさんもきっと優しくしてくれるだろうと予想していたんですが(笑)、意外と要求が高くて、本当に一生懸命やりました。他の声優さんやアニメ本編のお邪魔になっていなければいいな、と、今から編集が心配でなりません…大丈夫かなぁ(笑)。
―― アニメキャラクターになったご自身を見たこと、また、そのアフレコをしたことについて感想をお願いします。
北川:自分たちが出たことももちろんうれしいですが、まさか、ここまでタンバリンがフィーチャーされるとは…(笑)。タンバリン、タンバリンとこんなに連呼したのは初めてです。22年間、タンバリンを振り続けてきた甲斐がありました。タンバリンの音をアフレコする機会は、きっと最初で最後じゃないかと思い、音色のちょっとした表情にまでこだわっちゃいました。
岩沢:“クレヨンしんちゃん節”がいかんなく発揮されていて、まさに“しんちゃんワールド”の男性になれたなあ、という思いです。これは、本当に嬉しいですね。アフレコでは、たいへん濃厚な時間を過ごさせてもらいました。いつもとは頭の使い方がまったく違いましたね。レコーディングともラジオとも異なる、とても貴重な体験でした。
―― ゆずのマスコットキャラクター・ゆずマンが、しんちゃんとコラボしたアニメも誕生します!しんちゃんの世界でゆずマンが活躍することについて、どのように感じますか?
北川:アフレコにも立ち会わせて頂いて、我ながら、ゆずマンって可愛いなあと思いました。今までもオープニングでしんちゃんの世界にいたんですが、自分たちが育ててきたキャラクターをついに物語の一員にしてもらえて、胸がいっぱいになりました。
岩沢:ゆずマンは、ここまでしっかりと段階を踏んで、着実に進化していますよね。イラストの二次元から人形などで3Dになり、今回はついに声まで聞けましたし、そういった意味では感動もあります。
―― しんちゃんとゆずマンのコラボグッズも大人気ですが、その反響はいかがですか?
北川:使ってくれている人をけっこう見かけます!そっと遠巻きに眺めるだけにしていますが(笑)。ゆずマンもいいですが、しんちゃんバージョンも本当に可愛くて、“映え(ばえ)”ますよね。
―― 今回のコラボを楽しみにしている皆さんへ、メッセージをお願いします。
岩沢:本当に楽しんでやらせてもらえました! しんちゃんに登場させて頂けたのは、すごく光栄なことです。ただ声の演技に関しては、温かい目で見守って頂ければと思っておりますので…どうぞよろしくお願いいたします(笑)。
北川:しんちゃんと出会ってから四年以上経ちますが、ぼくらも徐々にしんちゃんファミリーの一員になっているというか、いろんな可能性がたくさんあって、楽しんでいます。その気持ちが今回のアニメで伝わったらいいな、と思います。
『ゆずがやってきたゾ』(6月14日放送)あらすじ
ライブ開催のため、埼玉にやってきたゆずの2人――ゆーじんお兄さん(声・北川悠仁)とこーじお兄さん(声・岩沢厚治)。たくさんのファンに楽しんでもらおうと意気込んで歩いていたところ、風変わりな遊びをしていたしんのすけ(声・小林由美子)とシロ(声・真柴摩利)に出会って、びっくり!しんのすけは約束の時間だと言い、ゆずの2人を置いて、シロと一緒にその場をさっさと離れる。カスカベ防衛隊と合流したしんのすけの前に再びやって来るゆずの2人。しんのすけ以外は、本物のゆずに会えて、大興奮で大騒ぎ!タンバリンをどこかで落としてしまったことを告げるゆーじんお兄さんに、風間くん(声・真柴摩利)が手伝うと言い出して、みんなでタンバリン探しをすることに!
しかしシロの鼻を頼りに探し回るものの、どこにもタンバリンは見当たらず…。果たして大事なタンバリンを見つけ、ゆずはライブを成功させられるのか…!?
【Not Sponsored 記事】