“ミュージカル界の次世代エース”古川雄大、ライバルの存在語る<エリザベート>
2019.06.07 19:00
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“ミュージカル界の次世代エース”との呼び声が高い俳優・古川雄大(ふるかわ・ゆうた)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
“ミュージカル界の次世代エース”古川雄大
古川は、2007年の「テニスの王子様」でミュージカルデビュー。その後、「エリザベート」(2012年)のルドルフ役で注目を集め、2019年2月には「ロミオ&ジュリエット」でロミオを務めた。また、2018年にはTBS系日曜劇場「下町ロケット」で初の連ドラレギュラー出演を果たすなど、多方面で活躍。これまで3度にわたりミュージカル「エリザベート」のルドルフ役を演じてきたが、6月7日から上演の「エリザベート」(東京・帝国劇場)では、トート(黄泉の帝王)役に挑戦している。
古川雄大、ミュージカル「エリザベート」へ意気込み
― 2016年以来、3年ぶりとなるミュージカル「エリザベート」への意気込みはいかがですか?古川:「エリザベート」という作品が大好きですし、この作品でミュージカルの素晴らしさを教えていただいたので、前回に続きこの作品に出演できることを幸せに思います。そして今回は、トート役で出演させていただけるということで幸せな気持ちとともに、新たな挑戦をできる緊張感に包まれています。
トートという役は役者人生の中でいつかはやってみたい、いつかできるような俳優になろうという思いでミュージカルを頑張ってきました。目標にしていた役なので、今の自分にできる全てをぶつけて挑みたいと思います。
― トートを演じる難しさはありますか?
古川:“エリザベートの鏡”という点は似ているかもしれませんが、トートは黄泉の帝王、人間ではなく死神なので可能性や表現方法が無限にある役だと思います。そして一つの表現でも、いろいろな解釈ができる役でもあると思います。
そのため何を選択していくかがとても難しい部分ですし、答えを提示するのではなく、お客様に想像してもらえる表現が大切な役だとも思うので、全体のバランスやトート像を作っていくことがとても難しいです。
古川雄大、今後の目標は?
― 古川さんご自身俳優として、目標とする人物、刺激を受けた方などはいらっしゃいますか?古川:同年代でミュージカルをやっている方には、常に刺激をもらっています。僕は、2012年に「エリザベート」のルドルフをトリプルキャストでさせていただき、仲間でありライバルでもある仲間と一緒に切磋琢磨できたことで、乗り越えられたことや成長したことがありました。
ライバルという存在が自分の成長にどれだけ必要かを実感できたので、今ミュージカルのフィールドにいる同年代の役者の方には、ミュージカル界を盛り上げようという仲間意識と、自分がもっと上にいくための刺激をいただいています。
― 舞台のほかにドラマや映画など、今後チャレンジしていきたいことはありますか?
古川:映像作品に挑戦したい気持ちは強いです。ミュージカルで自分の目標としていた役をいただくことができ、今はこの役を全うすることに全力で挑んでいますが、この作品を終えてもっと視野を広げて活動していきたいと思っています。
古川雄大の“夢を叶える秘訣”
― 多方面に活躍される古川さんですが、ご自身の経験を踏まえて感じる“夢を叶える秘訣”とはどういったものでしょうか?古川:夢を叶える手段はいろいろあると思いますが、僕が感じるのは、人生は何が起きるかわからないので、その時与えられたものに対して、全力で取り組めるかが鍵だと思います。
遠回りに見えても、それが近道になる可能性もありますし、必要ないと思ったスキルが役立つこともある。何が起きるかわからない中、努力できる人が夢を掴む人なのかなと思います。僕もそんな人を目指して精進していきます。
(modelpress編集部)
古川雄大プロフィール
生年月日:1987年7月9日血液型:A型
身長:182cm
出身地:長野県
特技:ダンス
趣味:ギター・卓球
2007年にドラマ「風魔の小次郎」で俳優デビューし、2008年にCDデビューを果たす。ミュージカル「エリザベート」ルドルフ役で注目を集め、今年は「モーツァルト!」で帝国劇場初主演を務めた。2018年には、TBS系「下町ロケット」で、連ドラレギュラー初出演を果たした。2019年6月7日から東京・帝国劇場にて上演されるミュージカル「エリザベート」には、トート(黄泉の帝王)役として出演している。
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