福山雅治、平成最後の主演ドラマで感慨 “始まりの場所”と緒形拳さんを語る<集団左遷!!>
2019.03.31 16:49
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日曜劇場「集団左遷!!」(TBS系/毎週日曜よる9時~/初回85分スペシャル)の制作発表会見が31日、都内にて開催され、主演の福山雅治、出演の神木隆之介、中村アンらが出席した。
同作は、「銀行」という巨大組織が舞台。決して強くはないごく普通のサラリーマンがリストラ候補の仲間たちと力を合わせ、組織の理不尽さに対し果敢に立ち向かって行く姿を、コミカルかつユーモラスに、そしてときにエネルギッシュに描く。
福山は、50歳を前にして廃店が決まっているメガバンクの支店の支店長への昇任人事を受けた片岡洋役。同時に「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻して優遇いたします」という“特命”も受ける。「ダメ社員集団」のメンバーを、神木や中村らが演じる。
総勢15名が集結したステージを見渡し、マイクを持った福山は、「まだオンエアも始まっていないのに、もはや打ち上げのような状態で談笑が始まるこの空気感!」と出演者同士の仲の良さを紹介。「でも、この空気感はもしかしたら初めてかもしれないです。これほどまでにオンエア前に盛り上がっているチーム感といいますか」と続け、同作が自身にとって新鮮な現場になっていることを告げた。
福山は「そこで、台本に書いていないけど、(緒形さんに芝居の中で)ビンタされたりとか、おもちゃ会社の設定だったのでおもちゃをバンバン投げられたり、ゴルフのパターで頭を殴られたりと色々としていました。これは何かというと、いじめでもなんでもなく、僕が“できない人”だったからなのです」と述懐。「緒形さんが、何もできないやつと同じ画面に映り、どうやって絵を成立させるか、お芝居を成立させるかというときに、お芝居の反射や反応を引き出してくださったのです。それで、できない僕を何かの形にしてくださったのです」と続けた。
さらに「1作目のときに何もできなくて、自分が不甲斐なく、『撮影現場に行くのがいやだな』というくらいだったのですが、2作目で緒形さんに“お芝居になる”ことの楽しさを教えて頂きました。緒形さんにいじって頂くことによって、できもしないくせに、『面白い』と思ったのですよね。緑山はその始まりの場所なので、その緑山に、20数年経って帰ってくることができました。緑山スタジオで、(平成を)お芝居で締めくくれて新元号を迎えられることは本当に僕にとって嬉しく、色々な縁を感じる作品になっています」と感慨深げに言葉にした。
神木は、福山演じる支店長に反発する癖の強い銀行員を演じる。「支店長を見る目がどういうふうに変わっていくのかということを、演じながら楽しみにしています」と目を輝かせた。(modelpress編集部)
福山は、50歳を前にして廃店が決まっているメガバンクの支店の支店長への昇任人事を受けた片岡洋役。同時に「廃店が決まっているので頑張らなくて大丈夫です。無事廃店の際には本部に戻して優遇いたします」という“特命”も受ける。「ダメ社員集団」のメンバーを、神木や中村らが演じる。
「集団左遷!」豪華俳優陣がズラリ
会見には、福山、神木、中村のほか、出演の香川照之、三上博史、八木亜希子、市村正親、井之脇海、酒向芳、尾美としのり、高橋和也、迫田孝也、増田修一朗、谷口翔太、橋本真実が出席した。総勢15名が集結したステージを見渡し、マイクを持った福山は、「まだオンエアも始まっていないのに、もはや打ち上げのような状態で談笑が始まるこの空気感!」と出演者同士の仲の良さを紹介。「でも、この空気感はもしかしたら初めてかもしれないです。これほどまでにオンエア前に盛り上がっているチーム感といいますか」と続け、同作が自身にとって新鮮な現場になっていることを告げた。
福山雅治「色々な縁を感じる作品になっています」」
また、いよいよ新元号が翌日に発表となるが、平成2年(1990年)に歌手デビューした福山は、ドラマに初挑戦した際、同作の撮影も行っている緑山スタジオ(神奈川県)でドラマを撮ったそう。また、ドラマ2作目で俳優の緒形拳さんに出会ったという。福山は「そこで、台本に書いていないけど、(緒形さんに芝居の中で)ビンタされたりとか、おもちゃ会社の設定だったのでおもちゃをバンバン投げられたり、ゴルフのパターで頭を殴られたりと色々としていました。これは何かというと、いじめでもなんでもなく、僕が“できない人”だったからなのです」と述懐。「緒形さんが、何もできないやつと同じ画面に映り、どうやって絵を成立させるか、お芝居を成立させるかというときに、お芝居の反射や反応を引き出してくださったのです。それで、できない僕を何かの形にしてくださったのです」と続けた。
さらに「1作目のときに何もできなくて、自分が不甲斐なく、『撮影現場に行くのがいやだな』というくらいだったのですが、2作目で緒形さんに“お芝居になる”ことの楽しさを教えて頂きました。緒形さんにいじって頂くことによって、できもしないくせに、『面白い』と思ったのですよね。緑山はその始まりの場所なので、その緑山に、20数年経って帰ってくることができました。緑山スタジオで、(平成を)お芝居で締めくくれて新元号を迎えられることは本当に僕にとって嬉しく、色々な縁を感じる作品になっています」と感慨深げに言葉にした。
中村アン・神木隆之介の役柄は?
また、中村は、セクハラ上司を殴ったことにより左遷されてきた銀行員役。「カルシウムが足りていない、鉄分不足の、イラっとした、ちょっと気の強い役柄です」といい、「鉄分不足ということを肝に銘じながら(笑)」とにっこり。劇中では、怒ると言葉使いが悪くなることもあるそうで「普段もカッとしてしまうとそういう部分が心の底にはあるので、『実は自分なのではないかな』というところもあるような役です。男性に負けたくないという気持ちがとても強いのですね。可愛げがないですね。そんな女性です」としみじみ。ただ、「普段のアンさんの心の中を画面で観ることができるということですか?」と突っ込まれると、「表に出るときはかぶっている部分もありますので、…そんな感じで見てもらえたら(笑)」と笑顔を浮かべた。神木は、福山演じる支店長に反発する癖の強い銀行員を演じる。「支店長を見る目がどういうふうに変わっていくのかということを、演じながら楽しみにしています」と目を輝かせた。(modelpress編集部)
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