朱野帰子氏がTBS系火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』撮影現場を訪問(C)TBS

吉高由里子主演の新ドラマは「原作をはるかに超えて魅力的」 原作者が驚きと絶賛<わたし、定時で帰ります。>

2019.03.29 07:00

4月16日にスタートする吉高由里子主演のTBS系火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(毎週火曜よる10時~)の初回放送に先立ち、このほどドラマの原作を手掛けた朱野帰子氏が撮影現場を激励訪問した。

  
同作は、「働き方改革」が叫ばれる現代にこそ観てほしい、現代に働くすべての人を応援する“心温まるワーキングドラマ”。

原作の「わたし、定時で帰ります。」シリーズ(新潮社刊)は、自身も会社員を経験しており、作品ごとの徹底的な取材と軽快な筆致による作風で人気を博している朱野氏によるお仕事小説で、3月29日にはシリーズ続編となる『わたし、定時で帰ります。ハイパー』も発売される。

「わたし、定時で帰ります」原作書影(提供画像)
『わたし、定時で帰ります。ハイパー』書影(提供画像)

朱野帰子氏が絶賛「原作をはるかに超えて魅力的」

撮影現場を訪問した朱野氏は、主演の吉高をはじめ、向井理、内田有紀ほか、主要キャストが集結するオフィスシーンを見学。「自分が数行で書いたオフィスが想像以上に再現されている…!」と嬉しそうに驚きを語った。

また、撮影現場では吉高と談笑する場面もあった朱野氏。「結衣役の吉高さんも、晃太郎役の向井さんも、他の役柄の皆さんも、原作をはるかに超えて魅力的です。小説とドラマのどっちが先にできたのかわからないという気さえしてきます(笑)」と絶賛していた。(modelpress編集部)

原作者・朱野帰子氏コメント

初めてセットを見学して、原作では数行しか書かれていないオフィスを本当に精巧に創りこんでくださっているのに驚きました。私もこの会社で働きたいと思うくらい素敵で、その中で俳優さんたちが動き回っている光景は、実在の職場を覗いているのではないかと錯覚するくらいリアルでした。

続けて撮影も見せていただいたのですが、結衣役の吉高さんも、晃太郎役の向井さんも、他の役柄の皆さんも、原作をはるかに超えて魅力的です。小説とドラマのどっちが先にできたのかわからないという気さえしてきます(笑)。

吉高さんという俳優さんに対しては、社会の枠組みには完全に取りこまれずにいて、でも周囲を俯瞰する目も常に持っている人、という印象があって密かに憧れていましたなので、新しい時代のヒロインを描こうとする時はいつも吉高さんのイメージが頭の奥にありました。今回、結衣役を演じていらっしゃるのを拝見して、改めて、夢が一つ叶ったという思いでいっぱいです。

視聴者の皆さんも、毎週火曜に、特にたくさん働いて疲れた日は、吉高さん演じる結衣と一緒に上海飯店で乾杯したい、と思うようになるのではないでしょうか。国を挙げての働き方改革が始まり、4月から新制度や管理システムが導入される企業も多いと思います。でも人の心も、働く状況も、そう簡単には変わらないですよね。ドラマは原作以上に、帰りたくても帰れない人の心に優しく寄り添ったドラマになっていると感じます。

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』あらすじ

東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。

だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、双子を育てるワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する新任部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか――?
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