NGT48「第三者委員会調査報告書」ファンとの“私的領域における接触”について指摘 「『噂』レベルではなく、具体的な事実として垣間見ることができた」
2019.03.21 17:39
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AKSは21日、NGT48メンバー・山口真帆に対する暴行被疑事件に関する第三者委員会の調査報告書を、NGT48公式ホームページにて全文掲載。ごく一部のファンの、メンバーとの私的領域における接触(いわゆる「つながり」)についても言及している。
公開された書面では、「私的領域でのファンとの接触は禁止されていたものの、ごく一部のファンによる働きかけに対して、一部のメンバーは、私的領域における接触(いわゆる「つながり」)を持っていたことが、本件調査の中で、『噂』レベルではなく、具体的な事実として垣間見ることができた」と、今回の事件に関する事象を例にあげつつ報告。
「メンバーからの事情聴取の結果、確たる証拠はないものの、ファンから聞いた、あるいは、メンバー内の噂として聞いたとして、36名のメンバーから、他のメンバーとファンとの『つながり』に関する供述があった。その際、12名のメンバーの名前が具体的に挙がった」とも明かしている。
NGT48運営部が「つながり」について積極的に調査や対応を行わなかった理由については、「つながり」に対する具体的な処分規定が存在していないことを挙げ、「専属契約には、不適切な男女交際を行った場合や、『AKSにおいてメンバーがAKB48(原文ママ)の一員としてふさわしくないと判断された場合』に契約を解除しうる条項が存在するものの、その解除事由としての『不適切な男女交際』は、『不倫』に匹敵するような行為を指すと考えるのが一般的であり、仮に、ファンとメンバーが私的領域で接触していた(「つながり」を持っていた)としても、この条項に直ちに該当するとはいえないし、また、「メンバーがAKB48(原文ママ)の一員としてふさわしくないと判断された場合」の意義が曖昧であり、「つながり」の事実一つを捉えて契約を解除することが正当と評価されるかは、必ずしも明らかではない。そして、何よりも解除を含む専属契約に関する事項は、代表取締役の権限とされているのであるから、支配人が単独で判断できることではない」としている。
第三者委員会の報告書では、今回の事件に関する事実関係の認定がなされ、その中で、事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかったとの判断がなされるとともに、運営上の不備が指摘されました。
当社としては、かかる調査結果を厳粛に受け止め、第三者委員会からご指摘いただいた不備を改善することに全力で取り組みたいと思います。また、二度とこのような事件が起きないように、暴行を行った被疑者らに対して断固とした対応をするため、民事上の法的措置を検討しています。
また、第三者委員会の報告書において、今回の事件とは直接関係はありませんが、メンバーが私的領域におけるファンとのつながりがあったことが挙げられており、当社としても、私的領域におけるファンとのつながりは、特定のファンを優遇する行為として、不適切だと考えております。
しかしながら、責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します。
今後の方針としては、常にメンバーと向き合い、話し合いを通じて、解決していくとともに、ファンとのつながりやグループの和を乱す行為等が発覚した場合は、運営として厳正な処分も検討していきます。
あらためて、メンバーの安全対策を第一と考え、メンバーの送迎時の管理体制の強化、防犯体制の強化、メンバーが居住しているマンションの管理体制の強化、握手会における警備体制の強化、特定のファンとのつながりの発生の阻止等を徹底して参ります。
その上で、組織運営の強化、メンバー・スタッフへの教育の徹底、自覚を促して参ります。
NGT48を皆様にもう一度応援していただけるよう、健全な運営に取り組んでまいります。
以上
「メンバーからの事情聴取の結果、確たる証拠はないものの、ファンから聞いた、あるいは、メンバー内の噂として聞いたとして、36名のメンバーから、他のメンバーとファンとの『つながり』に関する供述があった。その際、12名のメンバーの名前が具体的に挙がった」とも明かしている。
調査報告書「つながり」について指摘
また、「つながり」に関して、「前支配人あるいはマネージャーが一定の範囲で認知していた(他のメンバーから伝え聞いた場合なども含む。)と思われるところ、1件については、調査は行ったようであるが正式な処分はなされていないし、それ以外の事案については、積極的に調査や対応を行っていた形跡は認められない」と指摘。NGT48運営部が「つながり」について積極的に調査や対応を行わなかった理由については、「つながり」に対する具体的な処分規定が存在していないことを挙げ、「専属契約には、不適切な男女交際を行った場合や、『AKSにおいてメンバーがAKB48(原文ママ)の一員としてふさわしくないと判断された場合』に契約を解除しうる条項が存在するものの、その解除事由としての『不適切な男女交際』は、『不倫』に匹敵するような行為を指すと考えるのが一般的であり、仮に、ファンとメンバーが私的領域で接触していた(「つながり」を持っていた)としても、この条項に直ちに該当するとはいえないし、また、「メンバーがAKB48(原文ママ)の一員としてふさわしくないと判断された場合」の意義が曖昧であり、「つながり」の事実一つを捉えて契約を解除することが正当と評価されるかは、必ずしも明らかではない。そして、何よりも解除を含む専属契約に関する事項は、代表取締役の権限とされているのであるから、支配人が単独で判断できることではない」としている。
「つながり」についての見解
そして、調査報告書の全文とともに掲載された文章では、「今回の事件とは直接関係はありませんが、メンバーが私的領域におけるファンとのつながりがあったことが挙げられており、当社としても、私的領域におけるファンとのつながりは、特定のファンを優遇する行為として、不適切だと考えております。しかしながら、責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します」とコメントしている。(modelpress編集部)NGT48公式サイトコメント
第三者委員会から、3月18日に、調査結果のご報告がありましたので、報告書の全文を公表させて頂きます。第三者委員会の報告書では、今回の事件に関する事実関係の認定がなされ、その中で、事件そのものにNGT48のメンバーが関与した事実はなかったとの判断がなされるとともに、運営上の不備が指摘されました。
当社としては、かかる調査結果を厳粛に受け止め、第三者委員会からご指摘いただいた不備を改善することに全力で取り組みたいと思います。また、二度とこのような事件が起きないように、暴行を行った被疑者らに対して断固とした対応をするため、民事上の法的措置を検討しています。
また、第三者委員会の報告書において、今回の事件とは直接関係はありませんが、メンバーが私的領域におけるファンとのつながりがあったことが挙げられており、当社としても、私的領域におけるファンとのつながりは、特定のファンを優遇する行為として、不適切だと考えております。
しかしながら、責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します。
今後の方針としては、常にメンバーと向き合い、話し合いを通じて、解決していくとともに、ファンとのつながりやグループの和を乱す行為等が発覚した場合は、運営として厳正な処分も検討していきます。
あらためて、メンバーの安全対策を第一と考え、メンバーの送迎時の管理体制の強化、防犯体制の強化、メンバーが居住しているマンションの管理体制の強化、握手会における警備体制の強化、特定のファンとのつながりの発生の阻止等を徹底して参ります。
その上で、組織運営の強化、メンバー・スタッフへの教育の徹底、自覚を促して参ります。
NGT48を皆様にもう一度応援していただけるよう、健全な運営に取り組んでまいります。
以上
【Not Sponsored 記事】