天海祐希、2年ぶり連ドラ主演で人気シリーズ復活 前作出演・大杉漣さんへの思いも<緊急取調室>
2019.03.06 05:00
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女優の天海祐希が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』の第3シーズンが、4月より毎週木曜よる9時~放送されることが決定した。
天海祐希、2年ぶり連ドラ主演でショートカットに
天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。稀代のストーリーテラー・井上由美子氏が脚本を手掛ける同作は2014年1月期に第1シーズン、2015年9月27日にスペシャルドラマを放送。そして、2017年4月期には第2シーズンを放送し、初回から17.9%の高視聴率でスタート。同クールの民放連続ドラマ1位となる平均視聴率(14.1%)を記録した(関東地区ビデオリサーチ調べ)。2019年春、第3シーズンに突入。鉄壁の取り調べ集団=キントリ・メンバーを演じる田中哲司&でんでん&小日向文世、毎回キントリと連携を取る警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ「もつなべ」を演じる速水もこみち&鈴木浩介、そんな彼らの上に立つ警視庁刑事部部長を演じる大倉孝二ら、『キントリ』になくてはならない豪華メンバーも再集結。
今や有希子ならでは…となったショートカットにシフトチェンジし、2年ぶりの連ドラ主演作に燃える天海とともに被疑者の“裏の顔”をマル裸にしながら、悲喜こもごもの人間ドラマを紡いでいく。
天海は「個人的にこれまでは出演ドラマの長期シリーズ化を避けてきたこともあって、第3シーズン目に突入するのは私にとって初めての体験なんです!緊張や責任も感じますし、どうなるのかなぁ…という思いもありますが、また気心知れた共演者やスタッフの皆さんとご一緒できることが楽しみで仕方ありません」とコメント。前作まで出演していた故・大杉漣さんについては、思わず涙を浮かべながら「第3シーズンもとても楽しみにしてくださっていたので、『漣さんだったら、きっとこう言ってくれただろうな。こうされただろうな』と思うことを、きちんとやっていきたいと思います」と語った。
『緊急取調室』第3シーズンで描かれるのは…
第1シーズンおよびスペシャルドラマでは実社会における法定化の一歩先を行き、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行ったキントリ・メンバー。そんな中、第2シーズン放送の前年にあたる2016年には、取り調べの録音録画(可視化)を義務付ける「刑事司法改革関連法案」が可決される運びに。常に時代の先頭を走ってきた「キントリ」だが、情勢は刻一刻と移り変わり、開拓者ともいえるキントリ・メンバーの立場にも変化が訪れている。さらに、第3シーズンが放送される4月期には、新元号とともに新しい時代も幕開け。これまでにない価値観の誕生や、人工知能(AI)のさらなる発展など、予想不能な変化も日に日に押し寄せている。しかし、人間の心の機微は、どんなに時代背景が変われども普遍。キントリ・メンバーはこれまでと変わらず“人と人との向き合い”に重点を置き、“深い人間力”を基盤にした泥臭い取り調べを展開していくことに。最新シーズンではとりわけ、被疑者にかかわらず、さまざまな立場の“油断ならぬ女たち”がキントリ・チームを翻弄する中、決死の覚悟で“事件の裏にある真実”を暴いていく。(modelpress編集部)
天海祐希 コメント
―『緊急取調室』の第3シーズンが決定したときのお気持ちをお聞かせください。個人的にこれまでは出演ドラマの長期シリーズ化を避けてきたこともあって、第3シーズン目に突入するのは私にとって初めての体験なんです!緊張や責任も感じますし、どうなるのかなぁ…という思いもありますが、また気心知れた共演者やスタッフの皆さんとご一緒できることが楽しみで仕方ありません。今回は皆さんもさらにお忙しくなっておられ、第2シーズンのときのように事前に集まることがなかなか出来なかったので、撮影が始まってから徐々に集会を開いたり、お話をしていきたいです。
―前作までご出演されていた故・大杉漣さんは、天海さんにとってどんな存在でしたか?
(しばし言葉に詰まり…)とっても素晴らしい先輩で、本当にたくさんの人に愛された方でした。「でした」って言いたくないんですけどね…。亡くなったという実感が今も本当に湧かなくて…。漣さんからは言葉や姿勢を通し、人間として、役者として大事なことを教えていただきました。(思わず涙を浮かべながら…)本当にプライベートのことまで、いろいろお話できた方でしたし、ずっとずっと漣さんは一緒にいてくださると思っています。第3シーズンもとても楽しみにしてくださっていたので、「漣さんだったら、きっとこう言ってくれただろうな。こうされただろうな」と思うことを、きちんとやっていきたいと思います。
―真壁有希子といえばショートカットということで、今回もバッサリ髪を切られましたね。
この作品では髪を切らなきゃいけないという空気がありまして、それもどうかなと思ったんですけど(笑)、切った方が皆さんにも「あっ、『緊急取調室』が帰ってきたな」と実感していただけるのかな、と。私自身も髪を切った姿を鏡で見ると、「真壁有希子をまた演じるんだな!」と実感します。
―『緊急取調室』の撮影における大変さや醍醐味をどんなところに感じていますか?
やっぱり取調室のシーンは大変です!今回も取調室の撮影になったら、心から「『キントリ』に帰ってきたなぁ!」と思うんじゃないでしょうか(笑)。実は、この作品の根幹である“被疑者と向き合って落としていくお芝居”は、私たちレギュラー出演者だけでなく、ゲストの皆さんも本当に緊張されるようなんです。閉ざされた空間でのお芝居ということもあり、まるで舞台のような感覚もありますからね。でも、恐怖を感じる半面、どっぷりとお芝居に入っていけるので、撮影後の充実感や達成感も大きい!実際、ゲストの皆さんもいつも「うわぁ~、緊張した~!すごく楽しかった!!」とおっしゃって帰られるんですよ。今回も、そういった“生の緊張感がある舞台のようなお芝居”を楽しんでいただきたいです。
―ドラマの放送中に平成から新元号に変わりますが、作品にも何か変化はあるのでしょうか?
犯罪の形など時代とともに変化する部分もあるでしょうが、真壁有希子という人は本質的には変わってはいけないと思っています。また、時代が変わっても、悪い心や良い心は変わらず存在するもの。劇中の心理戦を楽しみながら、最後に正義が勝った瞬間にスカッとしていただければいいな、と思います。時代をまたぐ作品という点では、私自身にとっても忘れられない作品になりそうな気がします。
井上由美子さんの脚本は女性心理の深さなど、「人間はこんなふうに思うことがあるよね」という部分を巧みに突いてこられるので、私自身も「はぁ~…!」と思うことがいっぱいあります。そんな井上さんの脚本の力と、素晴らしい役者さんたちの力をお借りしつつ、誰よりも頑張っていきたいです!
三輪祐見子(テレビ朝日ゼネラルプロデューサー) コメント
この春「緊急取調室」が、木曜21時に帰ってまいります!あまたある刑事ドラマの中でも、取り調べのプロたちの死闘を描くという変わり種の本作ですが、多くの方にご覧いただき、第3シーズンを迎えることができました。今シーズンは、一層手強くなった真犯人を前に、これまでの手ぬるいやり方を改め、キントリメンバーがクビ覚悟の緊迫した心理戦を仕掛けていきます。
天海さんも、この作品のために、また髪を切ってくださり、おじさまたちやゲストの方々とのお芝居をとても楽しみにしてくださっています。
取り調べのプロたちの人間味あふれるキャラクターと、井上由美子さんがおりなす舞台劇のような取り調べのセリフの緊迫感!キャストスタッフ一同、皆様のご期待に応えるべく、前回以上の緊張感で準備中です。是非お楽しみに。
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