深川麻衣「正直とても怖い」「今にも逃げ出したい」朗読劇に出演<柳橋物語>
2019.02.26 17:00
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女優の深川麻衣が朗読劇「柳橋物語」に出演することが決定した。
没後50年という節目を迎え、今なお語り継がれる山本周五郎作品の魅力。根強い人気を誇る「柳橋物語」は、過酷な運命の中を生き抜くひとりの少女が、真実の愛と強さを手にする物語。
今作を初めて読んだとき深川は「おせんという1人の女性の苦しみと愛に満ちた人生を通して、『生きること』の意味を強く考えさせられました」と感想を述べ、「今回、朗読劇でこの物語を自分の口から言葉にさせていただくのは、正直とても怖くて仕方がありません。今にも逃げ出したいです」と吐露。しかし、「これから始まる稽古の中で、少しずつおせんに歩み寄り、寄り添いながら、当日会場に来てくださった皆さんと一緒に、その瞬間に生まれる様々な気持ちを共有できるような時間になればいいなと願っております」と意気込みをみせた。
朗読劇「柳橋物語」は5月2日13時と18時から東京・草月ホールにて行われる。(modelpress編集部)
深川麻衣、健気な少女役「今にも逃げ出したい」
その健気な少女おせんに扮するのは、NHKの連続テレビドラマ小説でも活躍中の深川。本公演パンフレットなどのビジュアルデザイン原画も手掛けるなど、アーティスティックな一面も見せている。今作を初めて読んだとき深川は「おせんという1人の女性の苦しみと愛に満ちた人生を通して、『生きること』の意味を強く考えさせられました」と感想を述べ、「今回、朗読劇でこの物語を自分の口から言葉にさせていただくのは、正直とても怖くて仕方がありません。今にも逃げ出したいです」と吐露。しかし、「これから始まる稽古の中で、少しずつおせんに歩み寄り、寄り添いながら、当日会場に来てくださった皆さんと一緒に、その瞬間に生まれる様々な気持ちを共有できるような時間になればいいなと願っております」と意気込みをみせた。
深川麻衣、奇才・笹部博司氏とタッグ
深川と共に独自の世界観を創りあげるのは奇才・笹部博司氏。ピアノ生演奏を用いての演出は見どころのひとつ。赤穂浪士が世を騒がせていた元禄時代の、名もなき庶民の姿がドラマティックに描かれる。朗読劇「柳橋物語」は5月2日13時と18時から東京・草月ホールにて行われる。(modelpress編集部)
あらすじ
両親を亡くし、祖父に育てられるおせん。年頃になり幼馴染の庄吉から求愛を受けると、上方修行へ行く庄吉に「待っている」と約束した。庄吉が不在の間、同じく幼馴染で庄吉の同僚でもある幸太にも思いを寄せられるが、おせんは庄吉への義理を果たすかのごとく、幸太には冷たくあたり続ける。そんな中、大火が江戸の町を襲い、おせんは全てを失ってしまう。後に、庄吉が修行から戻ってくるが幸太との仲を疑われ、周囲の人々からの誹謗中傷にもさらされる。貧困、病気、孤独…数々の苦難にまとわりつかれ、極限まで追い詰められるが、とあることがきっかけで真実の愛に気づく。非業の中で手にした強さと愛を胸に少女はたくましく生きていく。深川麻衣コメント全文
「柳橋物語」を初めて読んだ時、おせんという1人の女性の苦しみと愛に満ちた人生を通して、「生きること」の意味を強く考えさせられました。今回、朗読劇でこの物語を自分の口から言葉にさせていただくのは、正直とても怖くて仕方がありません。今にも逃げ出したいです。が、これから始まる稽古の中で、少しずつおせんに歩み寄り、寄り添いながら、当日会場に来てくださった皆さんと一緒に、その瞬間に生まれる様々な気持ちを共有できるような時間になればいいなと願っております。笹部博司コメント全文
今度の麻衣ちゃんは、おせんです。周五郎が書いた女の中の女。過酷な試練の中で、彼女は少しずつ、自分を成長させます。そして最後のカッコよさ。けなげで、優しくて、一途で、強い。痺れますよ。楽しみにしてください。ちょっと色っぽくも、作ってみたいとも思っています。
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