「今日、好きになりました。(今日好き)」なぜ人気?中高生から支持集める理由
2019.02.18 12:00
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「テラスハウス」「あいのり」といった恋愛をテーマとした番組が今尚ブームの中、AbemaTVではティーンをターゲットにした恋愛リアリティーショーが人気だ。中でも、出会ったばかりの高校生男女が短い期間で恋をしていく「今日、好きになりました。」(毎週月曜よる10時~/以下、今日好き)は、中高生に親しまれ、現在15弾まで継続中。人気の秘密を探った。
高校生向け恋愛リアリティーショー「今日好き」
2017年にスタートした今日好きは、初対面の現役高校生が、「限られた時間の中で本当の恋を見つけられるか?」を追う恋愛リアリティショー。18日には15弾の最終回を迎え、16弾の放送も決定している。今日好きブームに紐付いて、参加した高校生は軒並み人気となり、カップルや個人で雑誌やテレビ、広告などに起用されて活躍の場を広げる。
また、番組が発信したオリジナルダンス“今日好きダンス”はTik Tok上でブームとなり約23万投稿され、総視聴数は6100万を誇る。今日好きメンバーが出演する足立佳奈のMV「ウタコク」今日好き版は、YouTubeで公開後すぐに25万再生を突破し、ブームを裏付けている。
「今日好き」ならではの“短期集中恋愛”に同世代から支持
今日好きの特徴は、高校生が1~2泊程度の短い期間で恋愛するというもので、放送も全5話でシリーズが完結。ほかの恋愛番組と比べても短く、1話見逃してもすぐに追いつける見やすさが同世代の視聴者から支持を得る理由の1つとなっている。
短い期間で本当に恋愛できるのか?という点に関して、参加した高校生の8467(やしろ・なな)は「友達にも本当に恋できるの?って沢山聞かれたけど、ライバルがいて燃えるし本当に恋ができました!」と話し、田村月光(たむら・つきひ)は「振り向かせるのは難しいけど、参加してみたらわかる!本気で恋するから涙がでます」と振り返った。時間を限定しているからこそ参加者の本気度も加速するようだ。
番組の高木佐代子プロデューサーは「参加している子の気持ちを一番大事にし、自然な姿をそのまま映し出している」と説明。短期間でも視聴者の胸を打つスピード感とリアルな恋愛模様を映し出すことを重視しているようだった。
「今日好き」が受ける理由は「応援したい気持ち」から
今日好きでは、最初は報われないが最終的に成立するシンデレラストーリーがあるメンバーや、何度リベンジ参加しても叶わないメンバーなどに人気が集まるといい、背景には番組を通して視聴者の“応援したい”と思う気持ちが伴うようだ。高木プロデューサーも、番組が高校生に受けている理由として「他番組に比べ、1ショットで個人の今の気持ちを語ってもらう場面が多いため、学校の友達や、身近な誰かの恋愛を見ているような感覚になって応援したくなるのかも」と話しており、身近に起こりそうな等身大の恋を“応援したい”と思う気持ちが共感を呼び、熱狂的なファンを生み出しているようだ。
「今日好き」若年層以上からも支持
また、最近ではターゲットの若年層だけでなく、20~30代も今日好きを視聴する傾向にあるといい、高木プロデューサーは「高校時代に、心の中にあった感情を思い出せるような番組になっていたらと思う」と話していた。今後も様々な展開があるといい、単なる恋愛リアリティーショーにとどまらず、トレンドの1つとしてさらなる盛り上がりが期待される。(modelpress編集部)
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