<写真特集>田中圭・永野芽郁・中村倫也らが“新人賞”受賞で豪華集結「エランドール賞」授賞式
2019.02.07 20:00
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日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2019年 エランドール賞」授賞式が7日、都内にて開催。新人賞を受賞した志尊淳、葵わかな、田中圭、永野芽郁、中村倫也、松岡茉優らが登壇した。
「2019年 エランドール賞」
1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度(選考対象期間:2017年12月1日~2018年11月30日)。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られる。志尊淳「責任を痛感する1年になりました」
トップバッターで緊張しきりだった志尊は、「とても権威のある賞を頂けてとても光栄に思ってます。役者を志して養成所に入ってから8年が経ち、色んな方に支えて頂いて、皆さんとともに獲れた賞だと思ってます。ありがとうございます」と感謝。「2018年という年は個人的にすごく責任を痛感する1年になりました」「僕個人としての発言をしっかりするというのを学ばせて頂く機会になりました」と1年を振り返り、「何をすべきかなと考えたとき、今までどおり感謝の気持ちを忘れずにひたむきに役と誠心誠意向き合うことだと思ってます」と頼もしく語った。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)の漫画事務所「オフィス・ティンカーベル」で、気難しくわがままな秋風のマネージメントを行っている菱本若菜を演じた女優の井川遥がお祝いゲストとして花束を贈呈し、志尊に抱擁する場面もあった。
葵わかな、“飛躍の年”回顧
葵は、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「わろてんか」などでの演技が評価され今回受賞。スピーチでは「素敵な賞をいただけて光栄に思っております」と感激し、「わろてんか」のほか映画「青夏 きみに恋した30日」、ドラマ「ブラックペアン」など話題作への出演が続いた2018年を「私自身にとっても人生においても大きな1年になったなと」といい「作るお話とは別に私自身のドラマもすごくあった1年でした」と回顧。「出会う人出会う人にたくさん育てていただいたり、助けていただいて今日まで走って来られています」と改めて感謝を述べた。お祝いゲストには「わろてんか」でヒロイン・てん(葵)に終生付き従うトキ役を演じた徳永えりが登場。大阪で行われた撮影を「そのとき彼女は10代で、10代なのにという言い方が正しいか分からないけれど、たくましく弱音を吐かずに毎日笑顔ですごく楽しそうに過ごしていました」と明かし、「笑顔が大好きです。これからも笑顔をたやさずに過ごしてほしい」と温かい言葉を贈った。
田中圭「おっさんずラブ」ファンから大きな祝福
トロフィーを受け取ると、「あざーす!」と何度も頭を下げ、受賞に感謝した田中はスピーチで「今日は各局を代表するプロデューサーの方が沢山いらっしゃるということで、一つだけこの場を借りて言っておきたいのが」と切り出し、「ブレイクとかすごい言われるようになりまして自分的に何も変わってないつもりでお仕事やってきたつもりなんですけど、今年の頭に携帯のアクシデントで皆さんの連絡先がなくなっちゃったんですよ」とアクシデントを告白。「それでなんとか連絡がとれた3名位から『売れたら変わったな』とすごく言われて『俺もそういう風に見られてたんだ!』とすごくショックを受けました」と打ち明け、「僕なんにも変わってませんから今後とも上から言って下さい!」と会場のプロデューサー陣に呼びかけた。
またこの日は、田中が主演を務めたドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)からプロデューサー奨励賞として三輪祐見子氏、貴島彩理氏、神馬由季氏、松野千鶴子氏も表彰。会場には“OL民”と呼ばれる熱狂的ファンが駆けつけていたようで、貴島プロデューサーはスピーチで会場でもファンから祝福を受けたことを明かし、「本当に温かい気持ちになりました」と感謝。瑠東東一郎監督がお祝いゲストとして登壇した際も「監督ー!」と歓声が飛ぶほどだった。
永野芽郁「半分、青い。」で共演・佐藤健の言葉に涙
「半分、青い。」のヒロインを務め高い評価を受けた永野。この日は同作で共演した志尊、中村も新人賞を受賞し授賞式に出席していることから「久々に会ったんですけど、こういうときに限って何で隣にいてくれないのかなって不安な気持ちです(笑)」と茶目っ気たっぷりに一言。お祝いゲストには「半分、青い。」で共演した佐藤健が駆けつけ、笑顔で再会を果たした2人。永野が演じたヒロインについて「泣きのシーンが多く、毎日続く。彼女は毎回ワンテイクで最高の演技を何食わぬ顔でする」と明かし、「『彼女は泣ける子だから大丈夫だから』って当たり前のことにしてしまっていたんですけれども、弱音を吐かないだけで、苦しい顔を僕らに見せないだけ」とその強さを称え、「『半分、青い。』はあなたの存在なくしてはできませんでした。18歳の10ヶ月という大変貴重な時間をこの作品にささげてくれてありがとうございました」とメッセージを贈ると、永野はうっすらと目に涙を浮かべた。
中村倫也を菅田将暉がサプライズ祝福
「半分、青い。」のゆるふわイケメン役でブレイク。「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)のモラハラ夫に始まり、多いときは同時期に3本のドラマを掛け持ち。全クールでドラマ出演を果たし、幅広い役柄を演じ分ける“カメレオン俳優”として注目度が急上昇した。スピーチで中村は「皆さんに名前を覚えてもらえるようになるのも長い長い道のりでした。壁に直面し、挫折を味わい、才能の無さに打ちひしがれ悩みながらここまで来た」と17歳のデビューからしみじみと回顧。「賞は言葉を置き換えると責任だと思ってます。こんな素敵な賞を頂きまして、今日から靴紐を結び直して、あの頃の自分に自問自答しながらマネージャーと二人三脚で、虚心坦懐な心を忘れずに、少しでも面白い作品を作っていけるように頑張っていこうと思います」と栄えある賞に身を引き締めた。
同じ事務所の後輩である菅田将暉がお祝いゲストとして登壇すると、会場からは驚きの声が上がり、知らされていなかった中村も天を仰ぎ爆笑。中村に花束を渡すとがっちりと握手し、「本当に嬉しいです!自分ごとのように嬉しいです」と喜びを爆発させ、「何回も倫也さんの言葉で救われたことがあります。今日は『後輩でちょっとくらい名前が知られてるお前が行って来い』ってことではなくて、自分の意志で来ました」とアピールした。
松岡茉優、ユーモアたっぷりにスピーチ
映画「ちはやふる -結び-」、「勝手にふるえてろ」、「blank13」、「万引き家族」、ドラマ「コウノドリ」、「黒井戸殺し」などに出演し、そこでの演技が評価され受賞。受賞の感想を聞かれると、「先輩方がエランドールをとったらすごいよって言っていたので、ついにって念願叶った賞です」と喜びをあらわ。授賞式ではお祝いゲストとして「コウノドリ」の作者・鈴ノ木ユウ氏が登壇。このほか新人賞のお祝いゲストとして、佐藤健や菅田将暉ら俳優陣が駆けつけたことから、松岡は鈴ノ木氏の登壇前、「すごいんですけど、尊敬していて大好きなんですけど、菅田将暉さんとか佐藤健さんじゃない!(笑)」と冗談交じりに紹介する場面も。ユーモアたっぷりに会場を盛り上げた。
また、特別賞に選ばれた「万引き家族」製作チームにてプレゼンターとしても登壇した松岡は、是枝裕和監督と熱い抱擁を交わしていた。
このほかの受賞者
新人賞6人のほか、プロデューサー賞には「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の増本淳氏、「半分、青い。」の勝田夏子氏、プロデューサー奨励賞には「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督、市橋浩治氏、「おっさんずラブ」の三輪氏、貴島氏、神馬氏、松野氏、特別賞には「万引き家族」製作チームがそれぞれ選ばれた。このほか、協会が主催するオーディション「アクターズセミナー」受賞者として、島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也も登壇した。(modelpress編集部)
「2019年 エランドール賞」新人賞
志尊淳
【映画】「ドルメンX」「走れ!T校バスケット部」【テレビ】「女子的生活」「トドメの接吻」「ドルメンX」「半分、青い。」「それでも恋する」
葵わかな
【映画】「ミッドナイト・バス」「ラーメン食いてぇ!」「青夏 きみに恋した30日」【テレビ】「わろてんか」「ブラックペアン」
田中圭
【映画】「スマホを落としただけなのに」【テレビ】「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」「おっさんずラブ」「ダブル・ファンタジー」「健康で文化的な最低限度の生活」「獣になれない私たち」
永野芽郁
【テレビ】「半分、青い。」中村倫也
【映画】「孤狼の血」【テレビ】「新宿セブン」「ホリデイラブ」「崖っぷちホテル!」「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」「半分、青い。」「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」
松岡茉優
【映画】「ちはやふる -結び-」「勝手にふるえてろ」「blank13」「万引き家族」【テレビ】「コウノドリ」「黒井戸殺し」
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