戸田恵梨香、19年秋の朝ドラヒロインに決定 “断捨離”機に決意「自分に期待しています」<スカーレット>
2018.12.03 17:34
views
女優の戸田恵梨香が、NHK大阪放送局制作の2019年度後期連続テレビ小説「スカーレット」のヒロインに抜てきされ、3日、東京・渋谷のNHKにて行われた会見に出席した。
戸田恵梨香、朝ドラヒロインに 女性陶芸家の生涯描く
2019年9月30日からスタートする「スカーレット」は、現在放送中の「まんぷく」(安藤サクラ主演)、次期「なつぞら」(広瀬すず主演)に続く101作目の作品。物語の舞台は信楽焼で知られる滋賀県甲賀市。焼き物の里・信楽の女性陶芸家、川原喜美子が主人公で、結婚、子育て、後継者の育成などを通して、陶芸にかける情熱を描く。時代背景は戦後まもなくの復興期から女性の生き方や働き方が大きく変化した高度経済成長期までで、戸田は15歳から50代までを演じる。
脚本はフジテレビ系「みにくいアヒルの子」、日本テレビ系「ホタルノヒカリ」などのドラマを手掛けた水橋文美江氏。
ヒロインはキャスティングで決定 戸田恵梨香、“断捨離”機に出演決意
今年8月にオファーを受けたという戸田。同月に30歳の誕生日を迎え、Instagramの投稿を削除するなど“断捨離”を行っていたが、「断捨離したことで心のゆとりができて空間ができたときに、ちょうどこのお話を頂いた。それまでだったら1年同じ役を演じることに恐怖を感じていたと思うけれど、こんな贅沢なことはない。一人の女性の生涯を演じられることのすごさ、奇跡を感じて、さらに進化できるなと思った」と出演を決意した理由を語った。さらに「若い頃はお芝居に自信もないし、自分の存在に自信がなかったので、私には力はないと逃げ腰だった。24歳のときに“戸田恵梨香の第1章”は終わったと思っていて、その後の20代はどう第2章を迎えられるのか、次のスタートが切れているのかずっとわからず悩んでいた」と悩み続けた20代を振り返り、「だけど偶然30歳の誕生日のときに断捨離をして私はようやく第2章がスタートラインに立てたんじゃないかと今実感している。来年に向け、一歩踏み出せるんじゃないかと自分に期待してます」と瞳を輝かせていた。
戸田恵梨香、朝ドラヒロインは「夢にも思っていなかった」
戸田の朝ドラ出演は、12歳で出演した『オードリー』(2000年)以来。朝ドラヒロインの印象については「フレッシュで国民のみなさんに元気を与えるイメージが強い。今まで朝ドラヒロインをやるなんて夢にも思っていなかったので、それができるのか不安ではあるけれど、『スカーレット』を通して情熱や愛情を深く伝えたい」と意気込んだ。また来年には平成が終わり“新元号のヒロイン”となることについて感想を聞かれると「その元号を代表する女優になれたら」と笑顔で語った。放送は2019年9月30日~2020年3月。2019年4月にクランクイン予定。(modelpress編集部)
「スカーレット」物語
戦後まもなく、大阪から滋賀・信楽にやってきた、絵が得意な女の子。名前は川原喜美子。両親と二人の妹との暮らしは貧しく、頑張り屋の喜美子は、幼いながらも一家の働き手だった。
15歳に成長した喜美子は、大阪で就職するが、数年で信楽に戻ることに。地元の信楽焼に惹かれ、男性ばかりの陶芸界に飛び込む。陶芸家・川原喜美子を目指して奮闘する毎日が始まる。そんな彼女を支えるのは、志を同じくする青年陶芸家。恋に落ち、理想のクリエイター夫婦を目指して結ばれる二人。だが、結婚生活は喜美子の思惑どおりにはいかない。最愛の息子は陶芸の跡継ぎとなるも、やがて別離が。喜美子の人生は波乱万丈だが、その中で陶芸への情熱は変わらず、自らの窯を開き、独自の信楽焼を見いだす。
陶芸家として独立したものの、貧乏は相変わらず。だが、困った人を見捨てておけない彼女を、頼る者は後を絶たない。なかでも、喜美子の陶芸そして人柄に惹かれて集まった若者たちを、我が子同様に愛し、見守り、育てていく。
彼女がつらい状況にあるときに支えるのは、かつて助けた人たち。喜美子は陶芸の道に再び希望を見いだし、新たに絆を結んだ人たちとともに歩んでいく。
【Not Sponsored 記事】