錦戸亮、超絶クールな役に「恥ずかしくなってくる」 月9初主演で関ジャニ∞メンバーの反応は?<トレース~科捜研の男~/取材全文>
2018.12.14 07:00
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関ジャニ∞の錦戸亮が、月9初主演を務める新月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(2019年1月7日スタート/毎週月曜よる9時~)の取材に応じた。モデルプレスでは全文をお届けする(※取材は11月下旬)。
錦戸亮、月9初主演「トレース~科捜研の男~」
累計40万部突破の人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」(ノース・スターズ・ピクチャーズ「月刊コミックゼノン」連載)を原作とする同作。実際に鑑定を行っていた元科学捜査研究所(科捜研)職員の原作者だからこそ書ける科捜研のリアルな姿や、最新の科学捜査の面白さと、個性的なキャラクター達の魅力を併せ持った今までにない新時代の科捜研ドラマとなる。2011年7月期放送の「全開ガール」以来7年半ぶりの月9出演となる錦戸が今回演じるのは、ある陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員・真野礼二。「鑑定結果こそが真実」と、他の研究員とは一線を画し、いつも冷静沈着。主観や憶測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬りさられようとしている真実の欠片を見つけ、亡くなった被害者の想いや無念を明らかにしていく。
“科捜研の男”錦戸亮「科捜研の女」再放送をチェック
― 「トレース~科捜研の男~」で主演を務めるオファーを聞いた時の率直な感想をお願いします。錦戸:フジテレビのドラマが久しぶりだったので、久しぶりに呼んでいただけて光栄だなぁと思うのと、昔からある“月9”という枠ですから、一生懸命頑張りたいなと思いました。
― 科捜研の研究員という役どころについてはいかがですか?
錦戸:「科捜研」という言葉自体がホンマに「科捜研の女」くらいしか知らなかったですし、頭の良い人たちの集まりなんやろうなぁ、というか、でもそういう人がおって解明される事件もあるでしょうし。原作の漫画を読んで、ちょっとずつ「あ、こういうことなんや」って理解して、そこからテレ朝で再放送してたら見るようになりましたね。
一同:(笑)。
― クランクインしてまだ数日ですが、今のところ撮影の進み具合や手応えは?
錦戸:3日間やったんかな?まぁロケばっかりやってるんですけど、1日目よりも2日目のほうがそうですし、2日目よりも3日目のほうがそうですし、どうやってやっていけばいいのかなぁって、少しずつですけどモヤモヤしてるなかで明確になりつつある段階なのかなと思います。なるべく早くガチッとできるように頑張りたいです。
錦戸亮、クールな役に抵抗?「恥ずかしくなってくる」
― 主人公・真野礼二を実際に演じてみて、どんな印象をお持ちですか?錦戸:僕が原作を読んだときは、すごいクールっぽい感じなのかなと思ったんですけど、本読みをして「明るすぎる」というか、「もっとクールなほうがいい」って言われて、僕の中で思ってたよりももっとクールで。だからクールって難しいなぁと思いながら…。
22~23歳でクールな役をやってるのって、たぶん何の抵抗もなくできると思うんですけど、34歳にもなってくるとちょっとクールって恥ずかしくなってくるんですよね(笑)。でも、ドラマならではの大人の冷静さを出せるように、22~23歳ではできないクールさを出せればいいかなと思っています。
― 原作者の方が元科捜研ということで、すごくリアルに描かれていますよね。台本を読んでどんなところに魅力を感じましたか?
錦戸:このドラマ自体が1話完結っぽい感じなんですけど、科捜研の裏側みたいなことを知れるのも面白さのひとつだと思うんです。こういう事件の中には被害者がおって加害者がおって、そして加害者にも理由というか動機があるわけじゃないですか。それが完全な“悪”と呼べるのか。やっぱりいろいろな物事を逆サイドから見たら全然違って見えるし、善か悪か一言では言い表せないドラマでもあると思うし、そこでの人間関係がこのドラマの魅力になるんじゃないですかね。
― 専門性の高いドラマですが、準備したことや、撮影するなかで難しく感じたことなどはありますか?
錦戸:台本に出てきてわからないことは、とりあえず1回インターネットで検索してみる(笑)。口に出したことがないような言葉もたくさんあるので「これ何やろう?」って、とりあえず意味だけはわかっておこうとは思います。
フジテレビでやっている「関ジャニ∞クロニクル」のスタッフさんから、鑑識セットみたいなおもちゃをもらって。指紋採取とかができるんですけど、まったく使ってないです(笑)。
一同:(笑)
錦戸:僕、1回鑑識の役をやったことがあるんですよ。科捜研とはまた違うと思うんですけど、「ジョーカー 許されざる捜査官」っていう、それもフジテレビやったんですけど。だから鑑識のバッグを持ったこともあるし。でもあの時もドラマのスタッフさんがいろいろなことを教えてくれていたので、すごい一生懸命スポンジのように吸収しています。
― 「ジョーカー 許されざる捜査官」の時は制服でしたが、今回の衣装はどのような感じですか?
錦戸:白衣もありますし、紺色のも着ていますし。いろいろな服を着ています。白衣がほぼほぼメインです。できるだけ早めに馴染めばいいなぁと思います。
― 「ジョーカー 許されざる捜査官」の時よりは大人っぽい?
錦戸:きっと。僕あの時サーフィンばっかりしてたから(肌が)真っ黒やったんですよね(笑)。だから今回は日焼けしないように、遊ばないようにしたいと思います!
― 衣装でいうと、手袋もポイントになると思います。付け心地はいかがですか?気持ちが引き締まるような…
錦戸:付け心地?正直ないですね。蒸れるなぁ~くらい(笑)。携帯も反応しにくいし。
錦戸亮「ゾッとします」船越英一郎と“超絶至近距離”
― 船越英一郎さんと新木優子さんの印象をお聞かせください。錦戸:船越さんは一度共演させていただいたことがあって、久しぶりにお会いして、相変わらず優しくて。場数で言ったらえげつない数を踏んでるでしょうし、学ぶことも多いでしょうから、前回は映画やったんで1ヶ月も(一緒に)おらんかったかもしれないんですけど、今回は3ヶ月くらい一緒にいるということは盗めるものもあるでしょうし、役としては結構対立しがちに見えるんですけど、対立してるだけがその関係性じゃないでしょうし、進んでいくにつれていろいろなことも起きるでしょうから、「貴重な3ヶ月でした」と言えるような過去を僕も作っていかなきゃな、と思います。
― 船越さんと言えばサスペンスですが、何かアドバイスをもらったりはしましたか?
錦戸:ないっす、ないっす。今思ってる印象としては、すげぇ近ぇなっていう(笑)。顔が。そういう設定で来てるらしいんですよ。「そういう設定なんだ!」「あぁ、そうなんすかぁ…」言うて(笑)。この辺で見てるんで、(掌を顔の前に持って来て至近距離を再現)焦点合わなくなるんですよね。まだ2日しか一緒に撮影してないですけど、それでも2日とも「近いなぁ」と思いましたからね。毎日思うんかな?と思ったら、ちょっとゾッとしますね。
一同:(笑)。
錦戸:新木さんは忙しいやろうに…だって(月9ドラマの)連投でしょ?大変やなぁと思いながら、でもにこにこしてて、気さくで、素敵な女優さんですね。
錦戸亮の“ヒーロー”とは「めっちゃ好きでした」
― プロデューサーのコメントで「新しいヒーロー像を作っていきたい」とありましたが、錦戸さんにとってのヒーローはどういう存在ですか?錦戸:僕にとってのヒーロー…何やろう……(しばらく考えて)、なんかそういう、ひとつのことに長けてる人みたいな。自分ができひんことをめっちゃ早くできるとか。僕、この間丸鶏を捌く機会があったんですけど、そこから家で丸鶏の捌き方をYouTubeでずっと見てるんですよね。2分でキレイに捌く人がいるんですよ。その人すごいなぁと思って、今は僕にとってのヒーローですね。
― 子供の頃に憧れていたヒーローは?
錦戸:子供の頃に憧れていたヒーロー?僕、B’zの稲葉浩志さんとかめっちゃ好きでしたけどね。こういうことじゃないですか?仮面ライダー的なことですか?…僕の中でのヒーローの定義がグラグラなんでしょうね(笑)。
僕にとってのヒーローってこんな感じだよ、って言えるようになっていけばいいなと思います。まぁ、丸鶏を捌くシーンは絶対出てこないと思いますけど。
― (笑)。ご自身は正義感があると思いますか?
錦戸:いや、全然ないと思います(即答)。
― 今回の役どころと通ずる部分はありますか?
錦戸:僕、自分が今までやってきた中で、すべての役に対してそうですけどそんな共通点を探すこともないですし、共通してるからってできることでもないと思いますし、その瞬間その瞬間を敏感に、アンテナビンビンに張ってやってきてた感じやったんで、そのまま今回もそんな感じかなって。
月9初主演、関ジャニ∞メンバーの反応は?
― 今回、月9初主演ということで、関ジャニ∞のメンバーの反応はいかがでしたか?錦戸:別に何も言われてないです。報告もしないです(笑)。でもこの間大阪で追加公演、振替公演をやったときに、ステージ上で「今度ドラマやるらしいね」みたいなのは。お客さんの前でしかしない会話なんで。裏では何も喋らないですし。僕自身も「今度月9やることになったんだ~!」なんか言わないですしね。
でも見てくれる人は見てくれるんじゃないですかね。村上(信五)くんはいつも見てくれてますし。村上くんだけはいつも感想くれますね。今回も村上くんさえ見てくれたら、僕は別に、それ以外はどうでもいいです!
― (笑)ありがとうございました!
錦戸:ありがとうございました!
(modelpress編集部)
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