女子顔負けのジェンダーレス男子も ジュノン・スーパーボーイはグランプリ以外にも注目<第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト>
2018.11.26 01:21
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25日、雑誌「JUNON」主催の「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」最終選考会が都内で開催され、グランプリが発表された。これまで武田真治、袴田吉彦、柏原崇、伊藤英明、小池徹平、平岡祐太、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉などそうそうたる男性スターを多数輩出している同コンテストだが、実は後に活躍しているのはグランプリや準グランプリだけではない。ここでは、ファイナリスト13人全員のパフォーマンスと記者が気になったポイントを紹介する。
注目すべきはグランプリ・準グランプリだけじゃない!
31回目を迎えた今回は、北海道出身の松本大輝(まつもと・ひろき/19)さんがグランプリに輝き、“平成最後のジュノンボーイ”に決まった。若手俳優の登竜門として広く知られる“ジュノンボーイ”と一口に言っても、過去に輩出した人材は歴代グランプリや準グランプリにとどまらない。
今回もグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞のほか、協賛各社による賞も多数あり、全部で8人(うちベスト30より1人)が表彰された。残念ながら賞を逃してしまった候補者も合わせて、個性が爆発していた1次審査の自由パフォーマンスタイムや審査員の藤田ニコルを相手に行った2次審査の告白パフォーマンスタイムで気になった部分をレポートする。
※以下敬称略
グランプリ:松本大輝(まつもと・ひろき)
北海道/19歳/専2/182cm/68kg/O型中学からバスケを始め、昨年は北海道選抜として全国大会に出場。1次では音楽に合わせてバスケットボールを披露。ステージ上で迫力のあるダンクを決め、歓声を浴びた。
2次では、松本がスーツ姿で先生、藤田が生徒という禁断の恋の設定で「卒業してくれないと困るんだ。だからちゃんと卒業して俺と付き合ってくれ」と告白。藤田は「禁断な感じでドキドキしました」と胸キュンしたようで、「一番にした」と審査で票を入れたことを明かした。
準グランプリ:田村飛呂人(たむら・ひろと)
愛知県/13歳/中1/173cm/55kg/AB型ファイナリスト最年少。タンクトップ姿でヨガを披露するパフォーマンスしただけでなく、司会のカミナリに心境を聞かれ「色々あって精神的に追い込まれて…」とコメントし、会場を優しい笑いに包んだ。
2次は、“先生と生徒”という設定で「どうしても分からない問題があって…先生のこと考えると苦しくて眠れなくなるのはなぜですか?教えて下さい」とTBS系ドラマ『中学聖日記』さながらの告白で沸かせた。
審査員特別賞:川本光貴(かわもと・こうき)
福岡県/15歳/高1/162cm/48kg/AB型両親の影響から長渕剛のファンで、小学校から続けているギターの腕前を披露。ロックな衣装で『巡恋歌』をハーモニカを吹きながら弾き語りで歌い、カミナリ・石田たくみは「ヤング長渕に見えた」と驚いていた。
告白では「にこちゃんのことずっーと好いとうよ。2人だけの約束ばい」と博多弁で耳打ちし、藤田を「彼氏とかに呼ばれたいのが“にこちゃん”なんでキュンと来ました」と喜ばせた。どちらの審査も大きなインパクトを残し、納得の審査員特別賞。
フォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞:坪根悠仁(つぼね・ゆうと)
福岡県/18歳/専門1/167cm/50kg/O型今回、唯一のW受賞。1次は菅田の『さよならエレジー』をギターで弾き語りし、美声を披露。会場の歓声も多く、終始笑顔でファンに応えている姿が印象的だった。
SHOWROOM賞:佐藤聡太(さとう・そうた)
北海道/19歳/専門2/170cm/56kg/B型敗者復活。ドラム演奏をしながら星野源の『ドラえもん』を歌唱。目鼻立ちのはっきりした正統派イケメンのルックスとのび太のコスプレ姿のギャップで観客の心を掴んだ。
「SHOWROOM」前田裕二社長より「スターになる条件は熱があって思いやりがあってストーリー性があるの3つだといつも言ってるんですけど、ものすごくSHOWROOMを頑張って、一度落選したにも関わらず、ものすごい熱でやって、ファンの方に思いやりを持ってそれ自体がストーリーだなと思いました」と評価を受けた。
DDセルフプロデュース賞:井手上漠(いでがみ・ばく)
島根県/15歳/高1/163cm/49kg/B型中性的なルックスが魅力のジェンダーレス男子で、告白審査ではその可愛らしい告白に藤田も「見習いたいです」と言うほど。ゲストとして登場した押田岳(第29回グランプリ)も「可愛すぎて付き合いたい」と発言しており、ファイナリストの中で唯一無二の存在感を発揮。
島根県隠岐島出身で、診療所の医者の勧めで応募というエピソードも変わっており、1次ではSEKAI NO OWARIの『RAIN』を優しい声で歌い上げた。
QBナビゲーター賞:尾形存恆(おがた・ありつね)
東京都/23歳/フリーター/176cm/61kg/O型ファイナリスト最年長。洗練されたイケメンで、1次では三浦大知の『EXCITE』でダンスパフォーマンス。
賞の選出理由は「去年は短髪で若い富樫くんだったので逆を行こうかなと。お2人に共通しているのが、非常にご挨拶がきちんとできるかたで誠実な方」とこのこと。
玉川賢吾(たまがわ・けんご)
東京都/20歳/フリーター/174cm/55kg/O型フリースタイルバスケットとし、バスケットボールの華麗なテクニックを披露。ボールを回したまま、石田に受け渡す技で、驚かせていた。
二宮来夢(にのみや・らいむ)
大阪府/14歳/中2/158cm/48kg/A型DA PUMPの『U.S.A. 』を踊ってから、大きなぬいぐるみをIKKOのモノマネをしながら背負投げをするというパフォーマンスで会場を笑いに包んだ。
岩崎悠雅(いわさき・ゆうが)
熊本県/20歳/大3/168cm/54kg/A型ハーモニカで『いつかのメリークリスマス』を演奏した後に、「少し早いけど…メリークリスマス」と山崎賢人を意識したという甘い語りで個性を発揮。
ワイルドな雰囲気に対し、キュートな笑顔が印象的だった。
百瀬拓実(ももせ・たくみ)
千葉県/16歳/高1/175cm/57kg/A型カラフルな衣装でアクロバットダンスをパフォーマンス。
2次では“彼氏がいる子への告白”という挑戦的な設定で、印象を残していた。
藤林泰也(ふじばやし・やすなり)
京都府/19歳/フリーター/183cm/70kg/B型10年間過ごしていたハワイを離れ、日本で俳優を目指す道を選んだ。
ウクレレ演奏と英語のスピーチでアピールし、朗らかな笑顔で会場の空気を変えていた。
野村流輝(のむら・るき)
神奈川県/16歳/高1/180cm/60kg/AB型幼少期からやっていたというテコンドーを披露し、ステージ上で板割りを成功。
2次では最初に告白のシチュエーションをナレーション風に説明し、違いをつけていた。
「 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」
12歳~22歳(応募時点)の芸能事務所に所属していない男子を対象とし、全国から集まった16,293人の応募の中から、書類・写メ・アプリ選考、地方予選、人気投票によるベスト10が決定。そこに敗者復活者3名を合わせた計13名がファイナリストとして出場。思い思いのパフォーマンスや“愛の告白”で自身をアピールした。審査基準は「JUNON」にふさわしい“さわやかなハンサムボーイ”であることと、「容姿」「ファッションセンス」「個性」「タレント性」「将来性」の5項目。グランプリ1名と準グランプリ1名を決定し、最終選考前のファイナリスト最終投票により選ばれたフォトジェニック賞1名とともに表彰された。近年は4年連続、仮面ライダーの主演をジュノンボーイが射止めるなど、注目度もますます上がっており、約500名の一般観覧者も来場。歴代ジュノンボーイが登場するゲストステージには、市川知宏(第21回グランプリ)、渡部秀(第21回準グランプリ)、岐洲匠(第27回明色美顔ボーイ賞)、飯島寛騎(第28回グランプリ)、押田岳(第29回グランプリ)、奥野壮(第30回フォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞)が出演した。(modelpress編集部)
「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」
司会:カミナリ審査員:藤田ニコル、袴田吉彦(第4回グランプリ)、JUNON読者審査員50名、協賛各社審査員、各芸能事務所代表者40名
審査員長:栃丸秀俊(「JUNON」編集長)
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