藤原竜也(提供写真)

藤原竜也、初の“スパイ役”に 激しいアクションにも挑戦<太陽は動かない> 

2018.07.31 05:00

俳優の藤原竜也が、「怒り」「悪人」などを手がけた作家・吉田修一氏の小説「太陽は動かない」を原作にした映画(2020年公開)および連続ドラマ(同年WOWOWにて放送)で、主演を務めることがわかった。

  
同作は、“鷹野一彦”シリーズと呼ばれる「太陽は動かない」「森は知っている」「ウォーターゲーム」からなる三部作。今回映画で描かれるのは「太陽は動かない」「森は知っている」の2編で、連続ドラマは吉田氏監修のもと構築するオリジナルストーリーとなっている。

藤原竜也、初の“スパイ役”に向け意気込みを語る

藤原が吉田氏原作の作品に出演するのは「パレード」(2010年公開)以来。藤原は「また新たな吉田ワールドを体感できることが、今から非常に楽しみです」と喜びを語った。

また、藤原が演じるのは主人公・鷹野一彦役。自身初の“スパイ役”について、「激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います」と意気込んだ。

藤原竜也、羽住英一郎監督の印象を明かす

そして、映像化不可能と言われた同作の監督は「海猿」シリーズをはじめ、「MOZU」シリーズ、「暗殺教室」シリーズの羽住英一郎氏が担当。藤原と羽住氏は初タッグとなる。

藤原は、「『MOZU』もそうでしたが、スケールの大きなアクション作品を、繊細にカッコ良く撮られる監督という印象があります」と語り、「今作では自分が出る側として、もちろんプレッシャーもありますが、監督の思い描く『鷹野』を、しっかり表現できるように努めたいと思います」とコメントした。

羽住英一郎監督「男から見ても色気を感じる」藤原竜也について明かす

一方、羽住氏は「大胆さと繊細さを兼ね備え、男から見ても色気を感じる藤原竜也さんが創り出す鷹野一彦という男に会うのが今から楽しみで、その表情、肉体、迸る汗までも逃す事なくスクリーンに焼き付けたいと思っています」とコメント。

さらに、原作の吉田氏は「羽住英一郎監督、藤原竜也さん主演で映像化されると聞き、原作者として身震いするほど期待しておりますし、一映画ファンとしても、超一流スタッフによるジャパニーズ・スパイ・アクション映画の誕生が今から楽しみでなりません」と期待を寄せた。(modelpress編集部)

藤原竜也コメント

― 映画化が決まった心境

過去に類を見ない巨大なスケールのエンターテイメント作品になると思いますので、今から身の引き締まる思いです。あの壮大な世界観をしっかりと再現出来るように、スタッフ・キャスト力を合わせて、懸命に取り組みたいと思います。

― 「パレード」(2010年公開)以来となる吉田修一氏の作品

前回出演させていただいた「パレード」は、比較的ゆっくりと静かに物語が進行していく作品でしたが、今作は正反対。終始ハードなテイストですし、物語の舞台は海外にまで広がっていくので…また新たな吉田ワールドを体感できることが、今から非常に楽しみです。

― 初タッグとなる羽住監督の印象と、今作での期待するポイント

伊藤(英明)君の「海猿」は、自分にとっても衝撃的な作品でした。「MOZU」もそうでしたが、スケールの大きなアクション作品を、繊細にカッコ良く撮られる監督という印象があります。今作では自分が出る側として、もちろんプレッシャーもありますが、監督の思い描く「鷹野」を、しっかり表現できるように努めたいと思います。

― 初となる“スパイ”役に向けての意気込み

激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います。映画・ドラマ共に、皆様の心を揺さぶる作品になるように、頑張ります!

監督・羽住英一郎コメント

― 映画化が決まった心境

骨太でスケールの大きい産業スパイアクション小説の映画化に挑むにあたり、準備期間の今から刺激的な毎日が始まっています。劇場に来た観客達の度肝を抜く映画を目指して、羽住組のスタッフ一同全力でチャレンジして行きたいと思います!

― 原作を読んで

頁を捲る手を休ませないノンストップアクションエンターテイメントにただただ圧倒され、鷹野一彦という男の過去を知れば知るほど、その姿をスクリーンで観てみたい衝動を抑えきれなくなっていく自分がそこにいました。

― 初タッグとなる主演・藤原竜也さんの印象と、今作での期待するポイント

大胆さと繊細さを兼ね備え、男から見ても色気を感じる藤原竜也さんが創り出す鷹野一彦という男に会うのが今から楽しみで、その表情、肉体、迸る汗までも逃す事なくスクリーンに焼き付けたいと思っています!

著者・吉田修一コメント

― 映画化が決まった心境

世界観、ヒューマニティ、ストーリー、そのどれをとっても、これまでの自著にはないスケールの大きな小説になりました。この超絶スパイエンターテイメント作品が、羽住英一郎監督、藤原竜也さん主演で映像化されると聞き、原作者として身震いするほど期待しておりますし、一映画ファンとしても、超一流スタッフによるジャパニーズ・スパイ・アクション映画の誕生が今から楽しみでなりません。

「太陽は動かない」ストーリー

世界を股にかけながら国政や企業の裏で暗躍し、そこで得た重要機密事項や情報から対価を得ることを生業としている産業スパイ組織:AN通信。諜報員・鷹野一彦(藤原)と相棒の田岡亮一は、世界各国が奪い合う革新的な太陽光エネルギー開発技術に関する情報争奪戦の中にいた。そこには日本政財界を揺るがす巨大な陰謀が隠されており、鷹野らは商売敵の韓国人スパイ・デビッドキムや謎の女・AYAKO、そして各国の権力者らと対峙していく。一方で垣間見える鷹野らの壮絶な過去。そして、彼らの胸に埋め込まれているチップの謎とは…。方で垣間見える鷹野らの壮絶な過去。そして、彼らの胸に埋め込まれているチップの謎とは…。

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