東出昌大をイメージした小説が完成 映画「寝ても覚めても」と奇跡のコラボ
2018.07.27 05:00
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芥川賞作家の柴崎友香氏が、俳優の東出昌大をイメージに執筆した純文学小説「つかのまのこと」(KADOKAWA)を8月31日に発売する。また翌9月1日には、柴崎氏が原作、東出が主演を務める映画「寝ても覚めても」が公開。この2つは全く別のところから生まれた企画にもかかわらず、偶然にも、1日違いで発売と公開されるという奇跡のコラボが起こった。
映画「寝ても覚めても」は、濱口竜介監督が、東出を主演に迎え、柴崎氏による同名恋愛小説を映画化した作品。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品もされた。
また「(写真家の)市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方なので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。 柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います」と本書の魅力をアピールした。(modelpress編集部)
その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか。
ラスト、その結末にじんわり胸が熱くなる。あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?
いくつかの時間といくつかの心が重なりあう小説になりましたが、市橋織江さんの写真を見たとき、わたし自身もすっとその世界に入っていけるような気持ちになりました。小説も写真も、ページをめくるその人の思い思いの時間で楽しんでもらえるものです。
普段見ている風景のその向こう、見落としてしまいそうな時間の隙間に、誰かの記憶に、思いを馳せてもらえたらうれしいです。
皆さん忙しすぎる日々を送っていると思うので、この作品をゆっくり読んで、ぜひほっとしてください。市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方なので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。
柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います。
小説「つかのまのこと」第一線のクリエイター集結
そして柴崎氏の異色の挑戦作「つかのまのこと」は、東出をイメージして描かれた物語を起点に写真家・市橋織江氏が世界観を撮り下ろし、本書の随所に写真を散りばめる。作家、俳優、写真家と、各界で第一線を走るクリエイターたちが作り上げた美しい小説だ。柴崎友香「東出さんは2.5次元的な…」
柴崎は、映画「寝ても覚めても」の取材で「東出さんには2.5次元的な、少しこの世と違う場所にいる様な雰囲気を持っている」と語っていたが、今回の小説執筆については「東出昌大さんの存在感から浮かんできたイメージをたぐり寄せるように想像が膨らんでいきました。いくつかの時間といくつかの心が重なりあう小説になりましたが、市橋織江さんの写真を見たとき、わたし自身もすっとその世界に入っていけるような気持ちになりました」とコメント。東出昌大「やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観」
東出は「僕も柴崎さんも生活の中で『余白』を大事にしているので、この本で はその辺りをぜひ感じていただき、文字に、写真にいろいろ想像を膨らまして楽しんでもらえると嬉しいです」と紹介。また「(写真家の)市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方なので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。 柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います」と本書の魅力をアピールした。(modelpress編集部)
「つかのまのこと」ストーリー
「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、早い時期であったように思う。」かつての住み家であったのであろう、“この家” を彷徨い続ける“わたし”。その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか。
ラスト、その結末にじんわり胸が熱くなる。あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?
柴崎友香コメント
東出昌大さんの存在感から浮かんできたイメージをたぐり寄せるように想像が膨らんでいきました。いくつかの時間といくつかの心が重なりあう小説になりましたが、市橋織江さんの写真を見たとき、わたし自身もすっとその世界に入っていけるような気持ちになりました。小説も写真も、ページをめくるその人の思い思いの時間で楽しんでもらえるものです。
普段見ている風景のその向こう、見落としてしまいそうな時間の隙間に、誰かの記憶に、思いを馳せてもらえたらうれしいです。
東出昌大コメント
僕も柴崎さんも生活の中で「余白」を大事にしているので、この本ではその辺りをぜひ感じていただき、文字に、写真にいろいろ想像を膨らまして楽しんでもらえると嬉しいです。皆さん忙しすぎる日々を送っていると思うので、この作品をゆっくり読んで、ぜひほっとしてください。市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方なので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。
柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います。
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