EXILE ATSUSHI、FANTASTICS中尾翔太さん死去にコメント 最後にかけた言葉明かす<全文>
2018.07.08 22:08
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胃がんで活動を休止していた、LDH JAPAN所属のFANTASTICSのメンバーである中尾翔太さんが6日、死去したことが8日分かった。22歳だった。これを受け、EXILE ATSUSHIがコメントを発表した。
ATSUSHI、中尾翔太さん死去にコメント
ATSUSHIは8日、公式モバイルサイトにて「正直、僕と翔太との関係性は、何度かFANTASTICSのメンバーみんなと食事会を開いて、楽しく話すことがあったくらいでしたが、EXILEメンバーでもある世界と大樹の苦悩している姿を見ていたので、ずっと他人事には思えませんでした。しかし、長い間命に関わる状況でしたので、僕にできることは、せめてもの短いLINEを送ることと、御守りになるものを送ること、そして祈りを捧げることくらいしかありませんでした」とこれまでの日々を回顧。2週間ほど前に中尾さんに偶然会ったことも明かし、「その時の翔太はひどく痩せてしまっていて、それでも懸命に闘って生きていて、目が諦めていなく、まだまだ明日の希望を見つめているように、僕には感じられました。それでも彼は、ギリギリ話すこともできないくらいの状態で、お母様とスタッフに肩をかりて歩くのが精一杯の状態でした。僕は言葉を失い、少し考えて“翔太また、ご飯行こうなぁ。”その言葉だけをかけてその場を後にしました」と振り返った。
そして、亡くなった日も中尾さんのもとに足を運んだそうで「もう、がんばれという言葉も意味をなさない現実に言葉を失いました。生きてるって当たり前じゃないんだなと感じました。そして何より先輩として、何もしてあげられなかったことが悔しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そんな気持ちで、お焼香させていただきました」と明かした。
最後には、夢半ばで旅立った中尾さんに想いを寄せ、「今僕らにできることは、翔太のご冥福をお祈りすること。そしてFANTASTICSが翔太の魂を、夢の舞台へ連れて行ってあげることなのかもしれません。そのためにも世界、大樹をはじめ、FANTASTICSメンバーを、先輩として導いてあげられればと、今はそう思っています」と決意。「本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、少しずつ現実を受け止め、LDHのスタッフも含めて、全員で翔太の想いを感じながら、少しずつでも前に進んでいければという気持ちです」と綴った。
FANTASTICS中尾翔太さん死去
中尾さんは、3月に胃がんを公表。復帰を目指し、治療に専念するため活動を休止することを発表していた。8日、公式サイトでは「弊社所属のFANTASTICSパフォーマー中尾翔太ですが、今年3月に活動の一時休止を公表して以降、病気治療に専念しご家族のご看病のもと、懸命に病と戦ってきましたが、7月6日、誠に残念ながら永眠致しました」と報告し、「弊社としましても回復を信じ医療機関と密に連携して最善を尽くしてまいりましたが、大きな悲しみの中に故人を追悼しております」とコメント。
「葬儀は、ご家族の意向により親族および、LDH所属メンバー、スタッフ関係者で執り行うことになりました」とし、ファンに向けたお別れの会を予定しているという。
FANTASTICSとは
FANTASTICSは、リーダーであるEXILEの世界&佐藤大樹、ダンス&ボーカル、アクトスクールEXILE PROFESSIONAL GYMより選抜された中尾さん、澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人の7人で2016年12月に結成。昨年12月に行われた「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION5~夢を持った若者達へ~」で合格したボーカリストの中島颯太、八木勇征が加わり、9人で新たなスタートを切っていた。(modelpress編集部)EXILE ATSUSHIコメント全文
僕らのEXILE TRIBEの仲間である、FANTASTICSの中尾翔太が、この世を去ってしまいました。奇しくもその日は、EXILE復活初のテレビパフォーマンスとなるミュージックステーションへ生出演する日の朝でした。
正直、僕と翔太との関係性は、何度かFANTASTICSのメンバーみんなと食事会を開いて、楽しく話すことがあったくらいでしたが、EXILEメンバーでもある世界と大樹の苦悩している姿を見ていたので、ずっと他人事には思えませんでした。
しかし、長い間命に関わる状況でしたので、僕にできることは、せめてもの短いLINEを送ることと、御守りになるものを送ること、そして祈りを捧げることくらいしかありませんでした。
翔太が亡くなる2週間前くらいに、ある場所で偶然に会うことができましたが、その時の翔太はひどく痩せてしまっていて、それでも懸命に闘って生きていて、目が諦めていなく、まだまだ明日の希望を見つめているように、僕には感じられました。
それでも彼は、ギリギリ話すこともできないくらいの状態で、お母様とスタッフに肩をかりて歩くのが精一杯の状態でした。僕は言葉を失い、少し考えて
“翔太また、ご飯行こうなぁ。”
その言葉だけをかけてその場を後にしました。
それから約2週間後に、このような悲しい結末になってしまい、ミュージックステーションの生放送終わりで、お焼香ができる状況であると聞き、その足で翔太の眠っている場所に向かいました。
今まで亡骸を長い時間見つめることが怖かったのですが、なぜか彼の亡骸をただ呆然と立ち尽くし、見つめてあげることしかできませんでした。
もう、がんばれという言葉も意味をなさない現実に言葉を失いました。
生きてるって当たり前じゃないんだなと感じました。
そして何より先輩として、何もしてあげられなかったことが悔しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
そんな気持ちで、お焼香させていただきました。
いよいよデビューできるかもしれないという、夢と希望がいっぱいの中、夢半ばでこんなことになってしまって、悔しかっただろうし、辛かっただろうし、苦しかっただろうし…。
今僕らにできることは、翔太のご冥福をお祈りすること。
そしてFANTASTICSが翔太の魂を、夢の舞台へ連れて行ってあげることなのかもしれません。
そのためにも世界、大樹をはじめ、FANTASTICSメンバーを、先輩として導いてあげられればと、今はそう思っています。
本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、少しずつ現実を受け止め、LDHのスタッフも含めて、全員で翔太の想いを感じながら、少しずつでも前に進んでいければという気持ちです。
この度は、心よりお悔やみ申し上げます。
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