羽生結弦、国民栄誉賞受賞へ「日本人らしい人間でいたい」来季プログラムについて語る<平成29年度JOCスポーツ賞>
2018.06.08 19:02
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平昌五輪フィギュアスケート・男子シングル金メダリストの羽生結弦選手が『平成29年度JOCスポーツ賞』で「年度賞 特別栄誉賞」を受賞し、8日に都内で開催された表彰式に出席した。
羽生結弦「失敗があるからこそ成長につながる」
平昌五輪を振り返ると、「自分の1番高い難易度の構成ではなかったですが、あのときの自分の最高難易度、最大限のことは出し切れた」と話し、「挑戦にはけがというリスクはつきもの。失敗も確実に経験しなくてはいけない。だからこそ成長につながると思いますし、それが人間としての成長にもつながると思っています」と競技に向き合う思いを語った羽生選手。今後については「挑戦したいことがまだまだある。ジャンプを磨き続けて4回転アクセルに向けて挑戦したい。体と心の状態を含めてゆっくり進めていきたい」と新たなチャレンジへの覚悟を言葉にした。
羽生結弦、国民栄誉賞受賞へ気持ち新た
1日には、国民栄誉賞の受賞が決まったが、表彰式後の囲み取材で心境を聞かれると、「国民栄誉賞を受賞するということで、国民として誇りに思います。身を引き締めて生活しなきゃと思います」と真摯に語り、「これから国民栄誉賞というものを背負いながら、日本代表として世界で戦うにあたり、日本の文化を大事にして、日本人らしい、アスリートらしい人間でいたい」と決意を新たに。そして、来季プログラムについては「曲は決まっていて、構成もなんとなく自分の中で決めています」と明かし、「まだ新しいプログラムについてお話しすることは難しいんですが」と前置きした上で、「ある意味新しい自分を、新しいプログラムで出したいと思っています。新たな決意を胸に、新しいプログラム、新しい曲で滑っていく。なにより自分自身が一番楽しんで滑りたい」と笑顔を見せた。
「平成29年度JOCスポーツ賞」表彰式 トップアスリートが集結
同賞は公益財団法人日本オリンピック協会(JOC)により、スポーツの各分野で優れた成果を挙げた者に対し贈られるもの。ほか、授賞式にはスピードスケートの小平奈緒選手、高木美帆選手、カーリング女子日本代表の吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手らが登壇。
来賓として出席した小池百合子東京都知事は、選手たちの平昌五輪での功績を讃え、「このままの勢いで東京大会につながれば」と、開催まで777日となった2020年東京大会に向け期待を込め、「東京都としてはしっかり準備に取り組み、選手の皆さんには記録に挑戦していただいて、国民、都民のみなさんの記憶に残る大会になれば。ともに素晴らしい記録と記憶に残る大会にしてまいりましょう」とあいさつ。
「きょうは小平選手も羽生選手もいらしているので、あとでサインをください」と場を盛り上げる一幕もあった。(modelpress編集部)
「平成29年度JOCスポーツ賞」授賞者
【年度賞】・最優秀賞
スケート/スピードスケート:小平奈緒
・特別栄誉賞
スケート/スピードスケート:高木美帆
スケート/フィギュアスケート:羽生結弦
・優秀賞
平昌冬季五輪女子チームパシュート:高木美帆・菊池彩花・佐藤綾乃・高木菜那
スケート/スピードスケート:高木菜那
卓球:石川佳純・吉村真晴
バドミントン:奥原希望
・新人賞
水泳/競泳:小嶋美紅
レスリング:熊野ゆづる
ライフル射撃世界ジュニア選手権大会男子10mエアライフル団体:島田敦・遠藤雅也、清水彰人
・特別功労賞
陸上競技:荒井広宙
スキー/ノルディック複合:渡部暁斗
スキー/スノーボード:平野歩夢
カーリング平昌冬季五輪カーリング女子日本代表チーム:吉田夕梨花・鈴木夕湖・吉田知那美・藤澤五月・本橋麻里
【トップアスリートサポート賞】
・最優秀団体賞
スケート:社会医療法人財団 慈泉会相澤病院
・優秀団体賞
陸上競技:自衛隊体育学校
体操:日本体育大学
卓球:全日本空輸(株)
柔道:学校法人了德寺学園
【女性スポーツ賞】
マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知 組織委員会
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