川栄李奈、山田裕貴(提供写真)

川栄李奈&山田裕貴、吉岡里帆主演ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」出演決定<本人コメント>

2018.06.05 05:00

女優の川栄李奈と俳優の山田裕貴が、吉岡里帆が主演をつとめるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(7月17日スタート、毎週火曜よる9時)に出演することがわかった。

  

「健康で文化的な最低限度の生活」とは

原作は、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の柏木ハルコ氏の漫画「健康で文化的な最低限度の生活」。新人ケースワーカーを描いた同作は、「生活保護」のリアルな実態に切り込み、「このマンガがすごい!2015」のオトコ部門で第10位を獲得した人気コミック。

物語は、安定を求めて公務員となった吉岡演じる主人公の義経えみるが、いきなり配属されたのが“生活保護受給者”を支援するケースワーカーのお仕事だったというところから始まる。何らかの事情で生活に困り“生活保護”を受給している、生活保護受給者。彼らのさまざまな“人生”に向き合い、寄り添う中で、戸惑いながらも、えみるは新人ケースワーカーとして奮闘する。それが、いつしか誰かの救いとなり、自立への道筋を見つけ出していくことに。

人との関わりが希薄になったと言われて久しい現代社会に、「助けたい」というシンプルな想いに突き動かされる主人公の成長物語でもあるこのドラマ。この主人公・えみると同じように、それぞれ戸惑いながらも、切磋琢磨し、成長して行く同期役として抜てきされた。吉岡同様、映画やドラマやCMなどに引っ張りだこの川栄と山田は、今回が4度目の共演となり、昨年7月の火9ドラマ『僕たちがやりました』にも出演。1年ぶりにこの枠に帰ってくることにもなる。

川栄李奈&山田裕貴の役どころは?

川栄は頭脳めいせきで優等生タイプのケースワーカー・栗橋千奈。そして山田は、マザコンで熱血漢なケースワーカー・七条竜一。

川栄は公務員役が初めてで、頭脳明晰な役どころ。持ち味である“おバカキャラ”を封印してのまじめな役どころに注目。そして、山田は、かつて生活保護受給者から借金を取り立てる役を経験し、今作では真逆の困っている受給者の“心の拠り所”となるケースワーカー役。“アイドルっぽい”髪型がトレードマークの熱血マザコン公務員に挑戦する。

また、えみる達の指導係で、優しい先輩ケースワーカー・半田明伸役には井浦新。えみる達の上司・京極大輝役に、田中圭。そして生活保護受給者・阿久沢正男役に遠藤憲一が出演するが、その他にもえみる達の同期役には小園凌央、水上京香。同僚で先輩のケースワーカー役に内場勝則。えみるが通う、定食屋の店主役に徳永えりなどが決まっている。

栗橋千奈役 川栄李奈コメント

Q.『僕たちがやりました』以来、火9ドラマに川栄さんが1年ぶりに出演されるということですが、オファーを聞かれていかがでしたか?

川栄:最初マネージャーさんから「面白いドラマなんだけど…川栄まじめな役なんだよ…」って、なんかバカにされた感じで言われたんで(笑)。逆に、「よし!まじめな役やってやろう!」って思いましたね。公務員役初めてです。

Q.頭脳めいせき、同期の中でも一番優秀そうな役ですが?

川栄:役柄の栗橋は、知識だけを詰め込んで発言するタイプで…、逆にえみる(吉岡里帆)みたいな、純粋で素直に物事に向き合えるタイプが羨ましいなって、実は思っている人なんじゃないかなと思います。そういう子って、実際たくさんいると思うので。自分の中で、想像している女性像が、みなさんに上手く伝わるように表現できればいいなって思います。

Q.吉岡さんとの共演は2回目ですか?

川栄:そうですね。でも、1回目の時は、そんなにからみがなかったです。その時は、山田さん、吉岡さん3人共演でしたが、山田さんともからみがなかったです。

Q.山田さんとは4回目の共演で、今回がっつり共演される形ですが。

川栄:4回目ですかね?あ、そうだそうだ(笑)。4回目ですね。

Q.役作りでしていることはありますか?

川栄:いつもそんなに役作りっていう風なことはしないのですが、原作と台本を読んで、自分の想像だったりとかで演じて、で、やってみて、違えば、別の方向からしてみたりしてますね。あとは、現場でみんなの雰囲気を見て、相談しながら演じるようにしています。

Q.原作、台本を読んだ感想は?

川栄:ケースワーカーの仕事って、人の命に関わったりとか、人の人生を選択する…、それくらい難しいお仕事でもある反面、適当にやっちゃえばさらっとすんでしまうお仕事なんだろうなと思います。人との関わり方がすごく難しいなと思いますね。

Q.栗橋は、頭脳めいせきで器用とも言えますが、心の部分では、どちらかと言えば不器用な方なのかなと思いますが?

川栄:不器用だと思います。あとは、素直になれないんだろうなと思います。それが、回を重ねるごとに、人間味というか、そういう部分も成長していけたらなと思います。

Q.井浦さん、田中さんとの印象は?

川栄:田中さんとは一度だけ共演したことがあって、たった1シーンだけだったんですけど、その時「笑い方、ヤバくない?」って言われて(笑)、それが印象的ですごく記憶に残っています。

Q.お会いして、笑い方のこと言われました?

川栄:いや、まだ今回、田中さんの前で笑ってないんで(笑)。

Q.井浦さんの印象は?

川栄:私が見ていた井浦さんの作品は「蛇にピアス」で、個性派のイメージがあるので、優しい半田さん役を井浦さんが演じられる、いち視聴者としてもすごく楽しみです。

Q.最後に視聴者にメッセージをお願いします!

川栄:このドラマを通して、自分自身も成長出来たらなと思います。悩んでいる方や、まだ仕事に就いていない方でも、人とのつながりとか、温かさとか、えみるの素直さだとかにすごく共感できると思うので、いろんな方に見ていただきたいですね。

七條竜一役 山田裕貴コメント

Q.『僕たちがやりました』以来、火9ドラマに1年ぶりに山田さんが出演されるということですが、オファーを聞かれていかがでしたか?

山田:めちゃくちゃうれしかったですね!プロデューサーさんも同じ方でやらせていただくので、色々な縁を感じています。

Q.同じく、川栄さんも『僕やり』に出演されていたので、ご縁がありますね。川栄さんとは4回目の共演だとか。

山田:そうですね。ただ、一緒のシーンはあまりなかったので。今回は、川栄さんと同期役ということで、初めてちゃんとした共演になります。

Q.役柄の七條についてはいかがですか?

山田:今どきの若者で、髪型でマザコンぽさを出そうとしてますけど、まあ、外見がどうであれ、大事なのは内面なので、きちんと表現できればなと思います。

Q.ケースワーカー・公務員役についてはいかがですか?

山田:原作を読んで、「生きてくのって大変だな」って思いました。生きてるだけでお金ってかかるじゃないですか。病気で働けないとか、家族間でトラウマがあるとか…大変な思いを抱えている人って実際たくさんいるんだろうなと思って。そういう方々と接していく仕事って、ただの義務とか業務とかではなくて、心の拠り所にならないとダメなんだろうなってすごく思います。自分の役柄は、受給者に対して厳しく向き合う部分もあるんですけど、最終的には、生活保護を受けられている方の身になって、気持ちを考えられるケースワーカーになりたいと個人的には思います。

以前、生活保護を受けている方からお金を取り立てるような役を演じたことがあるんです。その時の経験もあって、色んなことがわかるというか…、考えるようになりましたね。

簡単なことではないと思いますが、このドラマを見て、大変な人たちがそれでも前を向いてがんばっているんだなということが伝えわればいいなと思います。

Q.作品は重い部分もありますが、人に寄り添える、前を向いていくメッセージ性もありますよね。

山田:普段みられない、あまり知られていない部分に焦点をあてていく作品だと思うので、こういうドラマに参加できてうれしく思います。素敵な作品になるんだろうなと、ドラマをする意義がある気がしますね。

実際に、ケースワーカーとして働いている方は、『本当に大変だよ…』って思っていると思いますし、僕らが簡単に表現するとは言えないですけど、大変さとか、喜びを描くことによって、少しでもケースワーカーという仕事のよい面が伝わればいいなと素直に思いますね。

Q.共演者の印象は?

山田:吉岡さんは、共演2度目で、めちゃくちゃ面白そうな子だなと思いましたね(笑)。まっすぐで、ピュアな感じもしつつ、お芝居ご一緒するのは楽しみですね。いいサポートが出来たらいいなと思います。井浦さんも、田中さんも、同じ作品に出たことはありますが、お芝居で一緒のシーンがなかったですね。僕、そんなのばっかですね(笑)。自分も怖気づかず、意見もお互い伝えながら楽しんでやっていきたいですね。

Q.マザコン役のイメージはできてますか?

山田:僕の父も仕事が忙しくて、すべてが母親ではあったので、マザコンといえば結果マザコンなのかもしれないですね(笑)。

Q.最後に視聴者にメッセージをお願いします!

山田:このドラマは、お金、命、親子関係、色んな悩みを抱える人が出てきます。それを支えるこの職業の方だけじゃなくて、誰しもみんながもっと周りの人のことを考えられて、もっと人に興味を持つことができれば、変わることってたくさんあると思います。今の時代、人とのつながりが希薄になってきてしまっている気がします。だからこそ、大事なことだと伝わればいいなと。

またドラマを見た方が、もっと人に踏み込んでみようと、そういうきっかけや原動力になればいいなと思います。

あらすじ

誰かの“人生”に寄り添う、新人ケースワーカーの成長物語!他人の“人生”について、真剣に考えたこと、最近ありますか?

忙しい日々の暮らしの中で、みんな自分自身、せいぜい家族の人生を背負うことで精一杯。それはそれで、当たり前で仕方ないことなのかもしれません。このドラマの主人公・義経えみるは、安定を求めて就職した新人公務員。ところが、いきなり配属されたのは、“生活保護受給者”を支援するケースワーカーというお仕事だった。私の“安定”はどこへ行ったの…?

生活保護現場の壮絶な現実に直面し、戸惑いと計算違いの中で、キャリアをスタートするえみる。えみるの担当する110世帯には、知れば知るほど奥の深い、それぞれの“人生”があった。普通に生きてきたはずの彼らの人生は、どこでどう歯車が狂ってしまったのか?

そして、どうすれば希望ある明日へ向かうことが出来るのか…?えみるに課せられたミッションは、そんな彼らの人生に、向き合い、寄り添い、そして自立への道筋を見つけ出していくこと。でも私は、誰かの人生に影響を及ぼすような大それた人間じゃない…こんな自分にいったい何ができる――――?22歳の新人が、壁にぶつかり、喜び、悲しみ、時には怒り…そしていつしか、誰かの救いになっていく…

不器用だけど真っすぐなえみるをはじめ、彼女を支える個性豊かなメンバーが、時に明るく、時にシリアスに、行き詰まった誰かの人生に深く関わり、不安や迷いを、明日を生きる希望の光に変えていく!

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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