(左から)青木崇高、YOU、本谷有希子、若林正恭(写真提供:関西テレビ)

オードリー若林正恭「何をもって大丈夫なの?」ロケでの恐怖体験告白

2018.06.05 16:00

新感覚ドキュメンタリー番組「セブンルール」(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜よる11時~)が5日、放送される。

  
俳優の青木崇高、芥川賞作家の本谷有希子、タレントのYOU、お笑いコンビ・オードリー若林正恭という異色の4人がMCを務める同番組では、テレビにはなかなか出ないけれど、さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着。

取材をしていく中で、意識・無意識にかかわらず、その人が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」を見つけ「なぜそれにこだわるか?」を掘り下げ、「セブンルール」を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、さらには人生観そのものを映し出すドキュメンタリー番組となっている。

毛塚千穂さん(写真提供:関西テレビ)
毛塚千穂さん(写真提供:関西テレビ)

須磨海浜水族園の獣医師に密着

今回の主人公は神戸市にある須磨海浜水族園の獣医師・毛塚千穂、31歳。かつては東洋一の水族館とも評され、60年を越える歴史を持つ“スマスイ”。園内にいるペンギンやイルカからカピバラまで約600種、1万3千匹の生き物の命を守る彼女は、“スマスイ”初の女性獣医師だ。

番組の様子(写真提供:関西テレビ)
彼女の朝はイルカの呼吸数を数えることから始まる。9頭いるイルカは「人間レベルで顔が違う」ので誰が呼吸したのか瞬時に見分けることができるという。ペンギンやラッコの採血、カピバラの傷口の消毒など、仕事が山積みの上に、飼育員からは絶えず相談事が持ちかけられる。ペンギンの妊娠を確認するエコー検診、甲羅を食いちぎられてしまったウミガメの検診、湿疹のできたゴマフアザラシの治療など、生き物の命を守るため、水族園内を駆け回る毎日だ。

番組の様子(写真提供:関西テレビ)
番組の様子(写真提供:関西テレビ)
子どもの頃から理由もなく生き物が好きで、「将来は動物園か水族館のスタッフになる」と決めていた。プラスαの技術を身につけるため大阪府立大学の獣医学科で学び、卒業後は夢が叶って“スマスイ”に採用された。ところが、前任者との入れ替わりで、園内の獣医師は彼女たった1人。600種の生き物がいれば600通りの治療法が求められる命の現場で、上司は「次から次へといろんな問題が持ち込まれ、はじめは頼りなかった」というが、彼女は絶対に辞めようとはしなかった。目の前の現実や限界に「もう投げ出したいと思うこともある」が、逃げずに一つ一つ経験を積み、着実に周りのスタッフの信頼を得ていったという。そんな彼女を支える原動力とは?

毛塚千穂さん(写真提供:関西テレビ)
現在、獣医師になって8年目。自宅には高額の専門書が並ぶが、その横には一番好きな生き物だというマレーバクのグッズが。「水族園で飼うのが夢。園長になったら飼えるかな?」と屈託なく語る現在の夢や月に1度必ず会うという友人との関係など、彼女のプライベートにもカメラが迫る。

毛塚千穂さん(写真提供:関西テレビ)
密着中、1頭のイルカかの口から誤飲物が発見された。残りカスが万が一、胃の中に残っていたら命の危険にもつながるという。水族館のスタッフにも緊張感が漂う中、彼女が内視鏡検査を行うことに。その結果は?そして、どんなに多忙でも初心を忘れず、笑顔で生き物に献身し続ける彼女のセブンルールとは?

番組の様子(写真提供:関西テレビ)

スタジオトークにも注目

スタジオでは、水族館の獣医師に興味深々のMC4人が脱線トークを繰り広げる。動物番組に長年出演してきた若林は、「トドのヒレで叩かれる」ロケでの恐怖体験を告白。「大丈夫、大丈夫ってみんな言うけど何をもって大丈夫なの?」と、経験者ならではの疑問を提起する。一方、青木は水族園にはつきものの「○○の命も考えて欲しい!」と直訴し、本谷有希子は「虎の子どもに触れる」サービスへの不安を吐露。さらに、青木は「それは言わないで!」、若林は「モザイク掛けて欲しい」と打ちひしがれるほどの毛塚の誠実な生き方に、YOUは「(セブンルールの)天使合コンが実現します!」と盛り上がる。(modelpress編集部)
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