人気舞台で急病発生、急きょ代役の俳優が一夜で台本覚え初日 “栄光の1位”にファン感動
2018.01.22 12:15
東京・サンシャイン劇場で上演中の舞台『私のホストちゃん REBORN ~絶唱!大阪ミナミ編~』にて、キャスト2名の急病により開幕前日に配役変更が発生。うち1名の代役を別役で出演予定だった森田桐矢(もりた・とうや/20)が急きょつとめ、初日からの5公演を全うした。
きらびやかで厳しいホストの世界を描く人気舞台シリーズの最新作。開幕当日の19日、ホスト役17人のうち珠輝役の小坂涼太郎、一真役の蔵田尚樹が急病のため全5公演の出演を見合わせることが公式サイトで告知され、舞台上では豪太役の森田が珠輝役を演じることが発表された。
関係者によると初日前日に代役が決まった森田は同日夜からほぼ寝ずに珠輝役の台本の暗記に取り組み本番を迎えた。珠輝は全編にわたり出演する重要な役どころでセリフはもちろん歌やダンスの分量も多かったが、わずか一夜で驚異の集中力を発揮し、完璧に演じ切った森田にスタッフ一同涙したという。
ナンバーワンに輝き観客感動
また観客から募ったポイントで実際のホストクラブさながらのランキングが決定し、その日の“ナンバーワン”によるマルチエンディング制を採用している同作。森田は珠輝としてのラストステージとなった21日夜公演で見事ナンバーワンに輝き、会場は感動に包まれた。ナンバーワンホストのみが着ることのできる白スーツに身を包んだ森田は終演後、Twitterで「本当にびっくりしたし本当に嬉しかったです。珠輝としての最後に取ることが出来て本当に最高の日でした」と喜びの報告。「改めてこんなに沢山のファンの方、スタッフさん、キャストの皆に祝って貰えて本当に忘れられない日になりました」と感謝を伝えると、座長の古屋敬多(Lead)も「カンパニーの救世主が白スーツで輝く姿はばり眩しすぎた」とその健闘を称えた。
急病の小坂涼太郎、蔵田尚樹は23日から復帰へ
なお23日の公演からは小坂、蔵田の2名が復帰し、森田も当初の役柄である豪太役で出演。ファンから3人へ応援の声が寄せられている。『私のホストちゃん REBORN ~絶唱!大阪ミナミ編~』はほかLiLiCo&大林素子(※Wキャスト)、悠未ひろ、小柳ゆき、三ツ矢雄二らが出演。28日まで同所で上演され、その後愛知、広島、大阪の地方公演が控える。(modelpress編集部)
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