(左上から時計回りに)ドラマでダンスを披露した木村文乃、橋本環奈、三浦春馬、前田敦子、松岡茉優、真木よう子(C)モデルプレス

木村文乃・橋本環奈も踊った!「逃げ恥」恋ダンスに続き、今年も“ドラマ×ダンス”が話題に【2017年末特集】

2017.12.25 17:00

昨年、大ヒットを記録したTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で星野源が歌う主題歌『恋』に合わせて出演者たちが踊る“恋ダンス”が社会現象に。2017年もその影響もあってか、多くのドラマでダンスが仕掛けとして使われた。ドラマで話題を呼んだダンスを振り返る。

  

オープニング&エンディングが主流に

“恋ダンス”がエンディングだったように、エンディングかオープニングで主題歌とともにキャスト陣がダンスを披露する演出が人気を博した2017年。1月クールは『スーパーサラリーマン左江内氏』(土曜よる9時/日本テレビ系)、4月クールは『ボク、運命の人です。』(土曜よる10時/日本テレビ系)、『マッサージ探偵ジョー』(土曜深夜0時20分/テレビ東京系)、7月クールは『警視庁いきもの係』(日曜よる9時/フジテレビ系)、『セシルのもくろみ』(木曜よる10時/フジテレビ系)、『悦ちゃん~昭和駄目パパ恋物語~』(土曜よる6時5分/NHK)、10月クールは『オトナ高校』(土曜よる11時5分/テレビ朝日系)…と多くのドラマが本編とは別にダンスを取り入れ、本編とのギャップで視聴者を毎週楽しませた。

本編でのダンス披露も

それに対し、7月クール『ウチの夫は仕事ができない』(土曜よる10時/日本テレビ系)や、放送中の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(月曜よる9時/フジテレビ系)のスピンオフドラマ『片想いの敵』では、本編でキャスト陣がアイドルダンスを踊り、大いに盛り上げた。

「スーパーサラリーマン左江内氏」キレキレダンスで圧倒

「スーパーサラリーマン左江内氏」に出演した小泉今日子、堤真一、島崎遥香 (C)モデルプレス
福田雄一監督による堤真一演じるパッとしない中年サラリーマン・左江内(さえない)が、スーパーマンになってしまうコメディ『左江内氏』では、エンディングで主題歌・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの『Happy?』に合わせ、元アイドルの小泉今日子や島崎遥香といったキャスト陣とエキストラ160人がキレキレのダンスを披露。

恋ダンスとは異なる、視聴者を踊らせる気は一切感じられない本格ダンスで圧倒し、本編とのギャップがスパイスに。福田氏と堤がタッグを組んだ舞台『才原警部の終わらない明日』で堤が三代目JSBのダンスを踊ったことが着想のきっかけだったという。

「ボク、運命の人です。」“亀と山P”が話題席巻

「ボク、運命の人です。」での木村文乃 (C)モデルプレス
KAT-TUNの亀梨和也と、共演の山下智久の“亀と山P”による主題歌『背中越しのチャンス』を主題歌に起用した『ボク運』は、同曲が流れるエンディングでヒロインの木村文乃と3人で覚えやすい振付の“ボク運ダンス”をパフォーマンス。

2005年10月期に共演した同局のドラマ『野ブタ。をプロデュース』での限定ユニット『修二と彰』以来、12年振りにスペシャルユニットを結成した亀梨と山下の息ぴったりのキュートな仕草や、木村の貴重なダンス姿が毎回ファンのツボをつき、決めポーズの細かな変化なども注目を集めた。

「マッサージ探偵ジョー」深夜ドラマならではのゆるエンディング

同じくKAT-TUNの中丸雄一は、主演ドラマ『マッサージ探偵ジョー』の主題歌『お疲れサンクス』をエンディングでマッサージ師の主人公ジョーとして歌唱。

インド風の軽やかなメロディで、マッサージのツボをテーマにした癒し系応援ソングとなっており、パパイヤ鈴木が担当したコミカルな振り付けも、深夜ドラマにぴったりな“ゆるさ”を醸した。

「警視庁いきもの係」踊る橋本環奈がやっぱり天使

キャスト陣がキレのあるダンス(画像提供:フジテレビ)
『警視庁いきもの係』はヒロインの橋本環奈をはじめとするキャスト陣がエンディングで、超特急が歌う主題歌『My Buddy』に合わせて明るく楽しい雰囲気でダンス。

今年3月に解散したアイドルグループ『Rev.from DVL』元メンバーの橋本のキュートさはもちろん、渋いイメージの渡部篤郎が可愛らしく踊るというギャップや、元NHK『おかあさんといっしょ』の“うたのお兄さん”横山だいすけのダンスにも注目が集まった。

「警視庁いきもの係」いきものダンス(画像提供:フジテレビ)
また、ダンス中に登場する動物の着ぐるみには超特急のメンバーが入っていることも大きな話題に。

「セシルのもくろみ」カッコよすぎるエンディング

「セシルのもくろみ」(前列左から)吉瀬美智子、真木よう子、伊藤歩(後列左から)板谷由夏、長谷川京子 (C)モデルプレス
同クールに放送された真木よう子主演『セシルのもくろみ』もエンディングが凝っていた。ロックバンド・夜の本気ダンスによる主題歌『TAKE MY HAND』にのって、ドラマの舞台となった女性誌のスタジオでのフォトシューティング風に真木、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子といったキャスト陣がポーズを取ったり、髪を振り乱したりして踊るという内容で、ドラマのオシャレな世界観をさらに格上げ。

真木が演じた宮地奈央は素人からスタートし読者モデルから人気モデルに成長していく…という設定のため、本編とエンディングでのモデル・ミヤジのギャップを楽しむことができ、真木の見事な腹筋にも目がいった。

「悦ちゃん」ミュージカル調オープニング

『悦ちゃん』のタイトルバックは、『パパママソング』を、ユースケサンタマリア、平尾菜々花(子役)、門脇麦、石田ニコルらキャスト陣が一緒に踊り歌うというもの。モダンでポップな曲調に合わせたミュージカルのような映像になっており、思わず口ずさみたくなった。

「オトナ高校」三浦春馬が振り切る

黒木メイサ、高橋克実、三浦春馬/「オトナ高校」第4話より(C)テレビ朝日
深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、政府が打ち立てた「第ニ義務教育法案」に基づく公的機関「オトナ高校」を舞台に、俳優の三浦春馬がエリートの童貞“チェリート”を演じるという斬新な設定で話題をさらった「オトナ高校」は、オープニングのタイトルバックに遊び心を取り入れた。制服姿の三浦が満面の笑みでキレキレのミュージカル風ダンスを踊りながら、オトナ高校の廊下を歩き、教室でキャスト陣と決めポーズ。振り切ったコメディである本編に繋がるのにふさわしい期待感を与えてくれた。

ブロードウェイミュージカル『KinkyBoots(キンキーブーツ)』(2016年)でドラァグクイーンを熱演するなど歌声やダンスには元々定評がある三浦だが、ドラマでは正統派イケメンのイメージも強く、この作品でその振り幅を広く知らしめた。

「ウチの夫は仕事ができない」本編中の“妄想ミュージカル”が新鮮

松岡茉優(C)モデルプレス
関ジャニ∞の錦戸亮と松岡茉優がキュートな夫婦を演じた『ウチの夫は仕事ができない』。本編中に思い込みの激しい妻・沙也加(松岡)が妄想の中で歌い踊る“妄想ミュージカル”が突然挟まれる構成で、夫・小林司(錦戸)と共に踊る切れ味のいいダンスが「突然踊り出して驚いた」、「『ラ・ラ・ランド』みたい」と話題に。

回を重ねるごとに“妄想ミュージカル”もエスカレートしており、第5話では、妻のマタ友・町田あかり(イモトアヤコ)が参戦し、松岡ら妊婦役の共演者たちと、まるでアイドルのPVのような精度の高いダンスをパフォーマンス。実際に、大ファンを公言しているモーニング娘。メンバーと一緒にステージで踊った経験がある松岡ならではの演出だった。

「片想いの敵」アイドルあっちゃんが復活

前田敦子/「片想いの敵」より (C)フジテレビ
『片想いの敵』は、本作『民衆の敵』にも登場する前田敦子演じる元グラビアアイドルの市議会議員・小出未亜が主人公。過去の様々な片想いを振り返る内容で、本編ではストーリーに沿って、前田がアイドルらしい振付とともに『年下の男の子』(キャンディーズ/1975年)などをカバー。

元AKB48の絶対的センター、レジェンド的存在の前田のアイドルオーラ全開な姿が、「アイドルあっちゃん再来!!」「またこうして歌って踊る前田敦子が見られるとは…胸熱」「やっぱり永遠のアイドル」などファンから悶絶の声があがった。

ドラマ×ダンス=?

振り返ってみると、現役アイドルや元アイドルの活躍が目立った印象。ドラマのキャラクターとは違う、“いつものステージでのキラキラな姿”を思い出させてくれる演出がファンの心を掴んだ。

また、『逃げ恥』での星野もそうだが、ファン以外にはそのダンスの上手さが意外と知られていないキャスト陣がキレキレのダンスで視聴者を驚かせることも多い。どちらにせよ、ダンスは作品への親近感やスパイスとして良い効果をもたらしており、ドラマとダンスの深い関係は今後も続きそうだ。(modelpress編集部)
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