佐藤隆太主演で“同性婚”漫画をドラマ化「一気に涙が溢れてしまいそうだった」<弟の夫>
2017.12.05 18:36
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俳優の佐藤隆太が主演をつとめるドラマ「弟の夫」が、NHK・BSプレミアムで3月4日より放送される。
原作は、田亀源五郎氏の漫画「弟の夫」。男女を問わず幅広い読者層から支持され、2015年文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞した作品。父と幼い娘、そして弟のパートナーだった男性との風変わりな共同生活を通して、「人と人はどこまで分かり合えるのだろうか」「“家族”とは」といったメッセージをさりげなく、でもじんわりと深く描いていく。
原作を読んだという佐藤は「読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした」と心境を明かし、「作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、『自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…』と考え、急に怖くなってしまったり…そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います」と感想を寄せた。
佐藤のほか、弟の結婚相手役に、元・大関でタレントの把瑠都、主人公の元妻に中村ゆりが出演することが決定している。亡くなった弟の結婚相手が、はるばる会いにやって来たが、その相手とは、外国人で…男だったというストーリーを「佐藤隆太 × 把瑠都」で贈るまったく新しい“家族の物語”。(modelpress編集部)
しばらく弥一の家に滞在することになったマイクだが、弥一はゲイに対する偏見がぬぐえず、どう接していいか戸惑い、いらだってしまう。しかし、娘の夏菜(根本真陽)といち早く打ちとけるマイクの人柄や、従来の夫婦観・家族観にとらわれない考え方に触れるうち、だんだんと彼を受け入れていく。離婚した妻・夏樹(中村ゆり)をも巻き込み、折口家に新しい“風”が吹き始めるが、それは同時に、周囲の人々との間に波紋を巻き起こす事でもあった。そしてマイクには、弥一に伝えねばならない、亡き涼二との“ある約束”があった…
原作を読んだという佐藤は「読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした」と心境を明かし、「作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、『自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…』と考え、急に怖くなってしまったり…そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います」と感想を寄せた。
佐藤のほか、弟の結婚相手役に、元・大関でタレントの把瑠都、主人公の元妻に中村ゆりが出演することが決定している。亡くなった弟の結婚相手が、はるばる会いにやって来たが、その相手とは、外国人で…男だったというストーリーを「佐藤隆太 × 把瑠都」で贈るまったく新しい“家族の物語”。(modelpress編集部)
佐藤隆太コメント
今回のお話を頂いて原作を拝読しました。読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした。作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、「自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか…」と考え、急に怖くなってしまったり…そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います。映像化をきっかけに読ませて頂いた作品ですが、本当に「出会えて良かった」です。ドラマ版も観てくださった方にそう思って頂ける様に、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと共に丁寧に作品創りをしていきたいです。原作・田亀源五郎さんコメント
『弟の夫』を描きながら、私はこれを、できるだけ多くの人に読んで欲しいと思っていました。ここ数年の間、世界の様々な国で同性婚が合法化されました。いつか日本でも議論されるかも知れない。そのときに、ゲイや同性婚について何も知らないまま、是非を語って欲しくない。先入観であれこれ言うのではなく、まず知って、そして一人一人に考えて欲しい。ですから、ドラマ化のお話は大歓迎でした。テレビという媒体を通して、また新たに一人でも多くの方に、この物語が届きますように。そして私にとって、自分のマンガが実写化されるのは初めての体験。どんなドラマになるのか、原作者というよりファンみたいな気分で、今からワクワクしています。あらすじ
小学生の娘を男手ひとつで育てる折口弥一(佐藤隆太)のもとに、突然、髭もじゃの外国人の男が訪ねて来る。弥一には双子の弟・涼二がいたが、ずいぶん前にカナダへ移住し、ほぼ絶縁状態となっていた。その弟が、亡くなったという。そして目の前の男性・マイク(把瑠都)は弟の“夫”、つまり同性婚の相手だった――しばらく弥一の家に滞在することになったマイクだが、弥一はゲイに対する偏見がぬぐえず、どう接していいか戸惑い、いらだってしまう。しかし、娘の夏菜(根本真陽)といち早く打ちとけるマイクの人柄や、従来の夫婦観・家族観にとらわれない考え方に触れるうち、だんだんと彼を受け入れていく。離婚した妻・夏樹(中村ゆり)をも巻き込み、折口家に新しい“風”が吹き始めるが、それは同時に、周囲の人々との間に波紋を巻き起こす事でもあった。そしてマイクには、弥一に伝えねばならない、亡き涼二との“ある約束”があった…
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