未来の菅田将暉がここに？ジュノン・スーパーボーイはグランプリ以外にも注目＜第30回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト＞

注目すべきはグランプリ・準グランプリだけじゃない！

30回目を迎えた今回は、千葉県出身の綱啓永（つな・けいと／18）さんがグランプリに輝き、見事30周年のメモリアル・ジュノンボーイの座を勝ち取った。

最終選考会では小池徹平（14回グランプリ）、三浦（20回フォトジェニック賞）、菅田（21回ファイナリスト）からのビデオメッセージも上映されたが、菅田が「僕はグランプリも何も獲ってないんですけど…」と話したとおり、若手俳優の登竜門として広く知られる“ジュノンボーイ”と一口に言っても、過去に輩出した人材は歴代グランプリや準グランプリにとどまらない。

今回もグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞のほか、協賛各社による賞も多数あり、全部で7人のファイナリストが表彰された。3人が見事2つの賞をW受賞。残念ながら賞を逃してしまった候補者も合わせて、個性が爆発していた1次審査の自由パフォーマンスタイムや審査員のブルゾンちえみを相手に行った2次審査の告白パフォーマンスタイムで気になった部分をレポートする。

※敬称略

グランプリ：綱啓永

（つな・けいと）／千葉県／18歳／大1／175cm／55kg／O型

1次では、白スーツ姿でサックスを演奏。熟練具合が感じられる見事な演奏だったが、「ファイナリストになるのが決まって2ヶ月弱ゼロから練習しました」と明かし、審査員からは驚きの声が上がった。

2次では、自分のコートを後ろからブルゾンに着せて大胆にバックハグし、ブルゾンを赤面させた。

準グランプリ＆QBナビゲーター賞：富樫慧士　※W受賞

（とがし・えいじ）／山形県／16歳／高1／177cm／71kg／A型

今どきのルックスの候補者が大半の中、短髪で硬派なルックスが印象的。

強豪バスケットボール部に所属しているスポーツマンだそうで、1次ではソーラン節を、2次ではバスケを告白シーンに初々しく絡めながら、抜群の運動神経をアピールした。

審査員特別賞＆黒騎士と白の魔王賞：佳山悠我　※W受賞

（かやま・ゆうが）／京都府／14歳／中3／172cm／54kg／O型

1次では、特技の空手を「痴漢撃退法講座」にアレンジし、「急に胸を触られそうになったとき」など細かい設定を用意し、女の子になりきったかと思えば力強く空手技を披露。「会場の女の子に実践してほしいと思って」と話し、異例のパフォーマンスで会場の笑いをかっさらった。

間違いなく1次で一番会場を盛り上げたパフォーマンスで、審査員特別賞は文句なし。「色々なことに興味があるんで多方面で活躍できる人になりたい」とタレント活動にも意欲を示していた。

SHOWROOM賞：入江海斗

（いりえ・かいと）福岡県／18歳／高3／167cm／53kg／A型

1次ではダンス＆ボーカルとし、BIGBANGの『FANTASTIC BABY』を踊りながら披露し、明るくてやんちゃな印象。動画サービスでの配信が人気を集め、受賞した。

DDセルフプロデュース賞：徳永智加来

（とくなが・ちから）大阪府／14歳／中2／163cm／40kg／O型

1次では英語曲を歌いながらカップスパフォーマンス。英語専門の幼稚園に通っていたそうで、英語が達者。ベスト30から敗者復活を果たした。

森川竜太郎

（もりかわ・りゅうたろう）神奈川県／20歳／大2／176cm／58kg／A型

1次では数ヶ月特訓したという和太鼓を披露。途中で衣装をはだけさせると会場から黄色い歓声が飛んだ。目鼻立ちがはっきりした正統派イケメンで抜群に華があった。

渡邊亮太

（わたなべ・りょうた）神奈川県／16歳／高2／170cm／50kg／B型

エレキギターでBUMP OF CHICKEN『天体観測』を弾き語りで熱唱。告白では、ブルゾンにマフラーを巻き、オリジナリティを見せていた。

サムライボーイ賞：伊藤真央

（いとう・まひろ）大阪府／15歳／中3／170cm／57kg／A型

ステージ上で空手での板割りを生披露。最後の1枚が一発で割れなかったため、「割れないとマジ痛いんです」と苦笑。笑うと目がくしゃっとなる癒し系。告白では、「貝殻から何か聞こえるよ」と言ってブルゾンの耳元に貝殻を持っていくと、「大好きだよ」と小声でアテレコするなど、アピール方法がキュートだった。

田中北斗

（たなか・ほくと）東京都／14歳／中3／166cm／50kg／A型

特技は声楽で、『ふるさと』を伸びやかに歌うと、2曲目『幸せなら手をたたこう』では会場に手拍子をお願いし、キュートにアピール。最後は「アンコールを頂きまして」と言い、『トリセツ』（西野カナ）を歌い、盛り上げた。「仮面ライダーになりたい」とのこと。

藤田峻平

（ふじた・しゅんぺい）／熊本県／19歳／フリーター／173cm／50kg／A型

シンプルにマイク一本で、一青窈の『ハナミズキ』を熱唱。まっすぐな眼差しが印象的で歌手志望。

田渕冬也

（たぶち・とうや）／福岡県／19歳／大2／170cm／51kg／O型

アコースティックギターで弾き語り。声量のある歌声に意表を突かれたが、歌手志望でなく、「歌もやりながら役者をやりたい」とのこと。どこか掴みどころのない独特な雰囲気が役者としての可能性を感じさせた。

フォトジェニック賞＆明色美顔ボーイ賞：奥野壮　※W受賞

（おくの・そう）／大阪府／17歳／フリーター／168cm／47kg／A型

11年やっているクラシックバレエを披露。色白肌も際立っており、納得のフォトジェニック賞＆明色美顔ボーイ賞。告白では、ブルゾンにカイロを添えて手を握り「ずっと俺お前の事好きやねん」と直球の告白。テクニックありの告白シーンだった。

早坂柊人

（はやさか・しゅうと）／宮城県／17歳／高3／173cm／57kg／A型

サングラスをかけ、自作ラップの個性派パフォーマンスを披露したが、マイクを握るとハキハキと落ち着いた印象でギャップ大。告白シーンはセリフをしっかりと考えてきた印象の大作だったが、極自然な演技で会場を惹き込んでいた。

「 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」

1988年にスタートした同コンテストは「あなたの隣のすてきな男の子、推せんしてください」をキャッチフレーズに、「JUNON」にふさわしい“さわやかなハンサムボーイ”を選出。

芸能事務所などに所属していない12歳～22歳の男子を対象とし、今年は過去最高となる1万7293人の応募が殺到。最終選考会には敗者復活戦を勝ち抜いた3人を加えた全13人が参加し、思い思いのパフォーマンスや“愛の告白”で自身をアピール。「容姿」「ファッションセンス」「個性」「タレント性」「将来性」の5項目を基準とした審査が行われた。（modelpress編集部）

「第30回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」結果

グランプリ：綱啓永（つな・けいと）／千葉県／18歳／大1／175cm／55kg／O型
準グランプリ：富樫慧士（とがし・えいじ）／山形県／16歳／高1／177cm／71kg／A型
審査員特別賞：佳山悠我（かやま・ゆうが）／京都府／14歳／中3／172cm／54kg／O型
フォトジェニック賞：奥野壮（おくの・そう）／大阪府／17歳／フリーター／168cm／47kg／A型
SHOWROOM賞：入江海斗（いりえ・かいと）福岡県／18歳／高3／167cm／53kg／A型
明色美顔ボーイ賞：奥野壮　※W受賞
黒騎士と白の魔王賞：佳山悠我　※W受賞
サムライボーイ賞：伊藤真央（いとう・まひろ）大阪府／15歳／中3／170cm／57kg／A型
QBナビゲーター賞：富樫慧士　※W受賞
DDセルフプロデュース賞：徳永智加来（とくなが・ちから）大阪府／14歳／中2／163cm／40kg／O型

「第30回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」

司会：中山秀征
審査員：ブルゾンちえみ、上遠野太洸（23代グランプリ）、佐野岳（24代グランプリ）、JUNON読者審査員50名、協賛各社審査員、各芸能事務所代表者37名、栃丸秀俊氏（JUNON編集長／コンテスト審査員長）

ファイナリスト一覧

入江海斗（いりえ・かいと）福岡県／18歳／高3／167cm／53kg／A型
徳永智加来（とくなが・ちから）大阪府／14歳／中2／163cm／40kg／O型
森川竜太郎（もりかわ・りゅうたろう）神奈川県／20歳／大2／176cm／58kg／A型
渡邊亮太（わたなべ・りょうた）神奈川県／16歳／高2／170cm／50kg／B型
伊藤真央（いとう・まひろ）大阪府／15歳／中3／170cm／57kg／A型
田中北斗（たなか・ほくと）東京都／14歳／中3／166cm／50kg／A型
富樫慧士（とがし・えいじ）／山形県／16歳／高1／177cm／71kg／A型
綱啓永（つな・けいと）／千葉県／18歳／大1／175cm／55kg／O型
藤田峻平（ふじた・しゅんぺい）／熊本県／19歳／フリーター／173cm／50kg／A型
佳山悠我（かやま・ゆうが）／京都府／14歳／中3／172cm／54kg／O型
田渕冬也（たぶち・とうや）／福岡県／19歳／大2／170cm／51kg／O型
奥野壮（おくの・そう）／大阪府／17歳／フリーター／168cm／47kg／A型
早坂柊人（はやさか・しゅうと）／宮城県／17歳／高3／173cm／57kg／A型