山崎育三郎の“夜寝る前”がリアル王子 杉野遥亮も感心「すごく参考になった」<おやすみ王子>
2017.11.20 12:28
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20日、NHK『おやすみ王子』の取材会が東京・渋谷の同局で行われ、同番組で“おやすみ王子”をつとめる俳優の山崎育三郎と杉野遥亮が出席した。
4人の“おやすみ王子”が誕生
頑張る日本の女性たちへ向けて、直木賞・芥川賞の有名女性作家が番組のために書き下ろした短編小説を旬の男性俳優が優しく語りかけ、安らかな睡眠へといざなう朗読番組。世界の片隅にある一風変わった本屋さんを舞台に、夜、迷い込んでくる眠れない人々(=視聴者)を店主の山崎、2階に住み込みで働く新人・杉野が迎える。ほかベテラン店員で増田俊樹、杉野と同じ住み込みで町田啓太が出演。番組と連動し、4人の王子がすぐ隣で語り聞かせてくれる気分を味わえる“添い寝VR”も作成する。ミュージカル界のプリンス、そろそろ王子卒業?
オファーを受けた時の心境を聞かれた山崎は「自分では言ったことないんですけど、一応“ミュージカル界のプリンス”と呼んでいただくことが多いので、この作品にも呼んでいただけたのかな。今、自分で言ってますけども(笑)」と笑わせつつ「年齢的に杉野くんと10歳くらい違うので王子もそろそろ卒業なのかなと思っていますが、王子と呼ばれるうちはどんどんチャレンジしていきたいと思っています」とコメント。杉野も「朗読のお仕事と聞いて、小学校の頃国語の授業ですごく好きだったことを思い出しました。おやすみ王子として、夜寝付けない女性たちを癒やすことを念頭に入れて精一杯やりたいと思います」と意気込んだ。4人の作家が書き下ろした作品は「スイーツ」が共通テーマ。江國香織『重い扉』(チョコレート)を読む山崎は「本当に読む方によって捉え方が変わる作品。“自分の未来は誰にもわからない、でも自分でしか扉を開けない”というテーマに気づけたのでそれを皆さんに伝えたい」、角田光代『ケーキの夢』(イチゴのショートケーキ)を読む杉野は「主観と客観の部分をメリハリつけて読んでいきたい。最終的に主人公の女性の見え方が変わる瞬間も伝わればいいなと思う」とそれぞれ印象を語る。4人の“おやすみ王子”の個性豊かなキャラクターも見どころ。「僕は店長ということで、王子たちをまとめる役割。(VR動画では)僕のピアノに合わせて杉野くんに踊ってもらおうと思う」(山崎)、「店長にビシバシやられていく店員。設定として、まだ新人なので寝袋で寝ているんですよ(笑)。こき使われている感、下っ端感をうまく取り込めていけたら」(杉野)とアピールした。
山崎育三郎、おやすみ前の過ごし方がリアル王子
心地よい眠りにつくための習慣について杉野が「僕は眠れない時に携帯で映画とか観てたりするんですけど、寝る前に携帯を見るのはあんまり良くないって聞くので、今どうしようかな?って考え中です」と悩みを明かすと、「僕はハーブを飲みます」と山崎。「これ本当なんですよ!ちょっと今“これ王子っぽいな”って自分でも思ったんですけど(笑)」と強調して場を沸かせながら「カフェインのコーヒーを飲むと目が覚めちゃうので、うちの母から『これ喉にいいし、落ち着くから飲みなさい』と送られてきたハーブをハーブティーにして飲んでいます。ちょっとクラシックの音楽を流しながらストレッチしたりとか」と“リアル王子”な日常を告白。それを聞いた杉野は「すごく今参考になりました。やっぱり先輩だなという風に思いました」と感心していた。杉野遥亮、怒られた夜は誰かに寄り添ってほしい
また逆に2人が女性から読み聞かせてもらうとしたら、「励ましてほしい。優しくあったかい声で『そのままでいいんだよ。あなたはあなたしかいないんだから、そのままでいて』みたいな。そしたら『ありがとう』って気持ちで寝れますね。あー、それいいわ」と妄想を繰り広げる山崎。杉野は「自分が責められたり怒られたりした時に、すごく寄り添ってほしいですね。そういうことが多々あるので…」と女性に怒られがちな一面をのぞかせ、笑いを誘った。『おやすみ王子』は12月2日から4週連続放送。(modelpress編集部)
『おやすみ王子』放送スケジュール
第一話:12月2日(土)深夜0:45~0:50 山崎育三郎×江國香織『重い扉』(チョコレート)第二話:12月9日(土)深夜1:15~1:20 増田俊樹×津村記久子『最後の登頂』(モンブラン)
第三話:12月16日(土)深夜0:25~0:30 町田啓太×恩田陸『金平糖の夜』(金平糖)
第四話:12月23日(土)深夜0:25~0:30 杉野遥亮×角田光代『ケーキの夢』(イチゴのショートケーキ)
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