「わろてんか」新一が突然の死…千葉雄大、胸中を語る
2017.10.15 15:25
女優の葵わかながヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『わろてんか』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)の第12話が14日、放送され、俳優の千葉雄大が演じるヒロインの藤岡てんの兄・藤岡新一が病死。同日千葉は自身のブログに思いを綴った。
急展開に悲しみ広がる
薬種問屋・藤岡屋の息子として生まれた新一は、勉強熱心な薬学科の学生。小さなころから病弱ながら、どんな病気でも治せる薬を開発したいと願い、将来はドイツへの留学を夢見ていた。
12日放送の第10話では、藤岡屋の倉庫が火事で全焼したために倒産の噂が流れ、店には債権者が押しかけて大騒ぎに。その対応に追われた新一は、持病のぜんそくが悪化し倒れてしまう。翌日の第11話では、新一の余命が数ヶ月もないことが判明。新一はてんに「辛いときこそ笑うんや。頼んだで」と家に笑顔が戻るよう言葉を残し、視聴者からは心配の声が寄せられていた。
そして第12話、番組は「儀兵衛さんの笑い声がこの家に届いてほどなく、新一は家族の笑顔に包まれ、静かに息を引き取りました」とのナレーションとともに、てんと妹のりん(堀田真由)が仏壇に手を合わせているシーンで開始され、新一が亡くなったことが判明。Twitterなどでは「心がついていけない」「いきなり仏壇シーンでおののいた」「新一さんには生きていてほしかった」「新一ロスだよ…」「私の朝の癒やしがああああ」などショックの声が殺到し、「新一、ナレ死」がトレンド入りした。
新一の死に心境語る
千葉は同日夜、ブログを更新し、「新一は何があってもてんちゃんの味方です。泣きたい時には泣いてもいいと思います」と、新一の死について触れ、「旅立った人の気持ちは、推し量ることしかできません。でも、自分のことを照らし合わせてみると、辛いことがあった時、きっと空からみてる、と、しゃんとすることが僕はあります。悲しみを共有することも家族だし、誰かが沈んでいたら何とか笑顔になってほしい、と努めるのも家族だと思います。ちょっと抽象的ですかね。うまくまとまらずにすみません」と胸の内を吐露。「てんちゃんの笑顔に支えられた新一だから、てんちゃんには笑顔でいてほしいし、藤岡屋のみんなにも、そして、お父はんにも、お母はんにも」と、劇中の家族たちに思いを馳せた。主演、葵わかなにエールも
さらに千葉は、「わかなちゃん。残りの撮影も頑張ってね。口数少ない兄でしたが、本当にいつでも兄は妹の味方です。これからも応援してます」と、主演の葵にエール。
最後には「みなさまもぜひ、引き続きご覧いただきますよう、よろしくお願い致します。僕も先の展開は知らないからすごく楽しみ!いい朝がしばらく迎えられそうです。みなさまにとっても、そうでありますように。わろてんか、藤岡新一、どろん」とした。
連続テレビ小説『わろてんか』
“笑い”をテーマにした本作の舞台は、明治の後半から第二次世界大戦直後の大阪。タイトルの「わろてんか」は大阪弁で“笑ってください、笑ってほしい”という意味で、「吉本興業」の創業者である吉本せいをモデルにした一代記。いつも周りに“笑い”をふりまくヒロイン・藤岡てんを葵が演じる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】