NMB48、NON STYLEらも登場 吉本興業11館目の劇場「よしもと西梅田劇場」オープン
2017.09.25 17:16
吉本興業の11館目となる劇場「よしもと西梅田劇場」が9月25日、西梅田スクエア(旧大阪中央郵便局跡地)にオープンした。
芸人らによるテープカット
記念すべき初日公演前の朝、「よしもと西梅田劇場」にて、吉本興業株式会社会長・吉野伊佐男、代表取締役社長・大﨑洋らが出席し、厳かに神事が執り行われた。その後は、「よしもと西梅田劇場」玄関前で芸人らによるテープカット。テープカットを務めたのは、吉野伊佐男会長、大﨑洋社長、桂文枝、西川きよし、中田カウス・ボタン、西川のりお・上方よしお、Wヤング。くす玉割りを担当するのは、NON STYLE、キングコング、アジアンら初日公演の舞台を務める芸人たちのほか、NMB48の渋谷凪咲、加藤夕夏、矢倉楓子たちも。ハイヒールのふたりが司会を務める中、晴れ晴れしい笑顔がこぼれる幕開けとなった。続いて劇場内でオープニングセレモニー
続いて劇場内でオープニングセレモニー。オープニングアクトを務めたのは、楽器が得意な新喜劇座員や芸人などで結成されたホンワカパッパー隊。「新喜劇のテーマ」の生演奏で賑々しくスタートした。しかし、指揮者を務める吉田裕がトランペットを担当する山田花子に疑いの目を。「演奏してました?」と尋ねる吉田に「してたよ!」と突っぱねる花子。「じゃあ聴かせてもらっていいですか?」と促され、花子は「正露丸のテーマ」を演奏するが、なかなか個性的な音色で…!?吉田に「全然あかんやないかい!ようメンバー入りましたね!」とツッコまれ、記者陣は大笑い。続いてホンワカパッパー隊の隊長を務める坂田利夫も、「アホの坂田」の生演奏をBGMに登場。「アホの坂田でございます。嫁はんほしい」と挨拶し、「よしもと西梅田劇場で絶対に探す」との宣言も飛び出した。
9年ぶり梅田にオープンできて感謝
続いては、吉野伊佐男会長による挨拶。「このたび、日本郵政株式会社様とのご縁をいただき、西梅田スクエアにおいて『よしもと西梅田劇場』のオープンを迎えることができました。9月4日からの工事の開始から非常に短期間にもかかわらず大変ご配慮いただいた関係者の皆さんにまず御礼を申し上げます。ありがとうございました」と感謝。「吉本は、大阪のキタの劇場につきましては、梅田花月を9年前に閉館し、9年ぶりにこの梅田の地に『よしもと西梅田劇場』としてオープンさせていただきます。梅田で育った芸人さん、梅田で成功していただいた芸人さん、梅田に熱い思いを持っていただいている芸人さん、たくさんいます。その方々の感慨もひとしおだと思います。近年注目度の高い大阪において、『よしもと西梅田劇場』が大阪の新名所として、吉本の思い、吉本の笑いを皆さまにお届けし、大いに楽しんでいただけるような空間であり、そのような時間を作っていきたいと考えております」と語った。
中田カウス・ボタンも挨拶
続いて中田カウス・ボタンからの挨拶。カウスは「僕らは梅田花月でオーディションを受け、それから吉本に置いていただいて、初舞台も梅田花月。それから数えてちょうど50周年を迎えます。その記念すべきその年に新劇場がオープンするということですね」と語り、「これもご縁ですよね」とボタン。また、近年の各劇場の盛り上がりを挙げ、「大阪も、京都も、東京も、埼玉も、千葉もたいへんよろしいです。ライブというものがお客様に見直されたといいますか、テレビではなく劇場というのはそれぞれの芸人さんが本芸をぶつけ合い、その本芸を、お金を出して観に来てくださるお客様に対して思いきりやろうという場所です。『よしもと西梅田劇場』も、皆様にもっと広く知っていただけるようになればと思います」と語った。
オリジナルフレーム切手が贈呈
また、『よしもと西梅田劇場』オープンを記念して、日本郵便株式会社よりオリジナルフレーム切手の贈呈式が行われた。吉本興業を代表して、吉本新喜劇座長の川畑泰史がオリジナルフレーム切手を受贈。オリジナルフレーム切手は、新喜劇の座長の顔をモチーフにしたとても素敵な切手。川畑は「ありがとうございます!」と喜んだ。庭園デザイナーの石原和幸からも挨拶
続いて、「よしもと西梅田劇場」を鮮やかに飾るプランターの数々を手がけた庭園デザイナーの石原和幸からも挨拶が。「お笑いの演芸と、お花の園芸で、“Wえんげい”でたくさんの方々にたくさんの笑顔をお届けするお手伝いをしたいと思っております!」と笑顔。また、初日公演のお客様に、おかえりの際にひまわりの種をプレゼントするとのこと。「ひまわりの花言葉は『笑顔』です。皆さんに『よしもと西梅田劇場』へ足を運んでいただき、ひまわりの種を植えていただいて、たくさんの笑顔を日本中、世界中に発信できればと思います」と語った。
オープニングセレモニーを締めくくりは?
オープニングセレモニーを締めくくるのは、桂文枝、西川きよしの豪華なふたり。桂文枝は「我々にとりまして、梅田に劇場ができるというのは本当にありがたいことでございます」と感慨深げ。文枝も梅田には熱い想いがあり、「私は梅田花月の劇場で師匠を見ている時に、梅田花月の部長さんから『吉本来えへんか?』と声をかけていただいて、その時は本当にうれしかった。『ありがとうございます!』って言うて。その時に、条件とか聞いておいたらちょっとはよかったんでしょうけど(笑)。とにかく出られるのがうれしかったです」としみじみ。「西川さんはどんな思い出があるんですか?」と尋ねられた西川きよしは「昭和41年にコンビを組ませてもらいましたが、それまでは新喜劇の通行人Aの役で、坂田利夫さんがBでした。それに、家内と初めて出会ったのも梅田花月です」と懐かしそうに目を細めていました。そして最後にふたりそろって、「皆さん!『よしもと西梅田劇場』に“いらっしゃーい!”」と締めくくった。
今後の上演予定
9月25日(月)から12月20日(水)まで、こけら落とし公演『限定!おでかけグランド花月』と題し、吉本新喜劇や漫才、落語や諸芸など、若手からベテランまで多彩な芸人によるお披露目公演を毎日上演。その後も、海外から招いたエンターテインメントショーなどをラインナップに加え、見どころ満載の公演を上演していく。(modelpress編集部)
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