赤い公園ボーカル佐藤千明脱退の真相、メンバーが告白“不仲説”についても言及
2017.07.07 14:57
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4人組ガールズバンド「赤い公園」のギター担当・津野米咲(つの・まいさ)が、5日に放送されたNHK FM『ゆうがたパラダイス』(毎週月曜~木曜16:40)に出演。3日に発表されたボーカル・佐藤千明(さとう・ちあき)脱退の真相について明かした。
佐藤千明脱退の真相を告白
3日に公式HPにて佐藤が8月31日をもって脱退することが発表されて以降、初のラジオ出演となった津野。番組冒頭で「すでにご存知の方も多いと思いますが、私、津野米咲が所属するバンド、赤い公園のボーカル佐藤千明が8月31日で脱退することになりました」と改めて報告した。「私たちは最善の状態で赤い公園を見せてこうって常に…」とグループが目標としてきたことを挙げた津野は、「そこへ向かっていく中で、ちーちゃん(佐藤)のコメントにもありましたけど、イメージがちょっとずつズレてきていたのかなと感じてます」と考えの違いが生じていたことを告白。
8月27日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催されるライブ『熱唱祭り』が、現在発表されている4人での最後の公演となるが、「最後のライブは佐藤千明がどうしてもやらせてくれ、と。歌で気持ちを伝えたいんだ、と…」と、佐藤の思いを代弁して伝えた。
また、脱退発表により“不仲説”が浮上していることについては、「そんなことはまったくないです」とはっきり断言。「私たちが今までどれだけの酒を酌み交わして来たのかって、(ラジオを)聴いてる皆さんが一番分かってると思います」と言及した。
ファンに向けてメッセージ
8月23日に発売が決定しているアルバム『熱唱サマー』については、「制作はですね…わりと話し合いも済んだ状態でスタートしているので、『やりきるぞ!』って感じです。そして、いい意味でのヤケ感も詰まってると思います」と説明。「最後になるので、4人で出来ることを後悔のないようにやり尽そうって、素敵なアルバムに仕上がったと思います」と4人では最後となるリリースに意気込みを見せた。そして、「こんな私たちを信じて皆さんが立っていてくれることがとっても嬉しいです」とファンに感謝し、「必ず、かっこいい音楽をやりますので、そこも気にせず、肩の力を抜いて楽しみにしていただけたらと思います」と強い意志を語った。
4人組ガールズバンド・赤い公園とは
赤い公園(あかいこうえん)は、2010年に、ボーカルの佐藤、ギターの津野、ベースの藤本ひかり(ふじもと・ひかり)、ドラムの歌川菜穂(うたがわ・なお)の4人で結成された日本の4人組ガールズバンド。2012年2月15日メジャーデビュー。2014年、第56回 輝く!日本レコード大賞にて「優秀アルバム賞」を受賞。ガールズバンドらしからぬ圧倒的な演奏力と存在感から、高い評価を受けている。
また、作詞・作曲・プロデュースを務める津野の才能がアーティスト・クリエイターから注目を集めており、SMAP『Joy!!』の作詞・作曲など、様々なアーティストへの楽曲提供も行っている。2017年7月3日、佐藤が8月31日をもってグループを脱退することが発表された。(modelpress編集部)
情報:NHK FM、赤い公園、佐藤千明
脱退発表の佐藤千明<コメント全文>
赤い公園で過ごした7年の年月は、控えめに言って、最the高でした。
その中で、自分の手に負えないほどのズレが、生じてきていることに気付きました。
そのズレにぶつかり、擦り合わせようと出来る限りの努力をし、最善を尽くしましたが、
ズレはどんどんと大きくなっていきました。
そのズレが、迷いとして音楽にまで介入してきた時、
赤い公園のボーカル という使命に、限界を感じました。
思えば、津野の作る音楽を表現したい一心で、バンドで歌ってきましたが、
そこに迷いが生じた以上、赤い公園のボーカルとしてステージに立つことはできません。
突然のご報告となりましたが、
赤い公園という生き物、歴史に敬意をはらい、
4人で紡ぐ音楽を大切にしていられるうちに、
その一つの旅の幕を、降ろすことに決めました。
三人になった赤い公園の旅は、
きっと頼もしく、これからもパンクに、続いていくと確信しております。
そして私は、今後のことは未だ何も考えておりませんが、まだまだ諦められない歌と共に、しぶとくオモロイ旅を続けます。
4人それぞれの音楽人生のハイライトは、この先にあると信じます。
そして、何より伝えたいこと。
良い時も悪い時も、
信じて応援し続けてくれたファンのみんな。
ステージから見えるみんなの笑顔で、
私はいつもとびきりの幸せ者でした。
本当に、どうもありがとう。
そんなみんなと、
人前には出ないけれど、側で私達の音楽活動、そして時には気持ちまでをも支えて下さり、
ムードのメーカーとなって下さった沢山のスタッフさん、
そして、猛烈な青春を共にしてくれたメンバー。
私がボーカルを務める最後のアルバムは、
そんな、音楽のおかげで出会えた全ての最the強の仲間たちのおかげで、
「さぁ、世に出てこい!!」
と今すぐにでも日本中に放り出したくなる最高傑作となりました。
みなさんに、心の底から感謝致します。
本当に本当に、どうもありがとうございました。
また、どこかで!
佐藤千明
赤い公園<コメント全文>
この夏を以ちまして、赤い公園からvo.佐藤千明が脱退する運びとなりましたことをご報告させていただきます。2010年1月4日の初ライブから約7年半の間、たった一人でステージの真ん中に立ち続けてくれました。
佐藤の細やかな心は、赤い公園の楽曲を色づけ、輝かせてくれたように思います。
その心が窮屈そうに音を上げていることと、それに対して他の者の正義が役に立たないこと。
そんな問題を、私たちは最初から内包していたのだと思います。
とっくにこうなっていてもおかしくないような、それでももっと先のような、色んな予感の中、肩を組んで酒を酌み交わして活動してまいりました。
大決断でしたが、フルアルバムに四人のパワーを注入し切ったので、ともども晴れやかな気持ちです。
赤い公園は8年目にしてスリーピースバンドとなりますが、勿論これまでの音楽を大切に胸に抱き、三人で更なる音楽を追求し届けてゆくべく、引き続き心をこめて活動して参ります。
そして、佐藤が自分の音楽と正義と大ボケ小ボケを容赦なく全うしてゆく未来を、信じていただけたらと願います。
突然の報告になりましたが、もしよろしければ、これからも佐藤千明及び赤い公園をあたたかく見守っていただけると幸いです。
7年半、四人を愛して下さった皆様、
ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。
赤い公園より
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