小林麻央さん死去 多くの人を勇気づけたブログ/アナウンサーとして活躍…<略歴>
2017.06.23 15:39
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歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が23日、都内で会見を行い、乳がんと闘病中だった妻でフリーアナウンサー・小林麻央さんが死去したことを明かした。34歳だった。ここでは、麻央さんのこれまでの経歴をまとめる。
小林麻央さん、フリーアナウンサーとして広く活躍
1982年7月21日生まれ、東京都出身の麻央さんは、上智大学文学部心理学科に在学中、日本テレビ系「恋のから騒ぎ」に出演して注目を集める。その後、「セントフォース」に所属し、「めざましどようび」(フジテレビ系)の初代お天気お姉さんとして本格的に活動をスタート。以降「NEWS ZERO」(日本テレビ系)をはじめとする報道番組での活躍に加え、「奇跡体験!アンビリバボー」(フジテレビ系)進行などバラエティ番組でも活躍。「ディビジョン1」(フジテレビ系)を皮切りに、「アンフェア」(フジテレビ系)、「おいしいプロポーズ」(TBS系)、「タイヨウのうた」(TBS系)等ドラマ出演も果たした。
市川海老蔵と結婚
2010年1月29日に市川海老蔵と婚約発表会見を行い、3月3日に婚姻届を提出。7月29日に挙式、結婚披露宴を執り行った。また、2011年7月25日に第1子である長女・麗禾(れいか)ちゃんを、2013年3月22日に第2子である長男・勸玄(かんげん)くんを出産。
乳がんを患っていたことを告白
そして、2016年6月9日、夫・海老蔵が行った記者会見において乳がんを患っていることを公表。同年9月からは、医師の「癌の陰に隠れないで」という言葉を受けブログを開設し、がんが肺や骨に転移していることや現在ステージ4であることを明かしていた。10月頃に「局所コントロール、QOL(Quality Of Life=生活の質)」のための手術を受け一度退院したが、12月に体力回復のため再び入院。2017年1月29日、退院を報告した。
当初、自宅療養をしながら夫や母、フリーアナウンサーの姉・小林麻耶の助けを借り、麗禾ちゃんと勸玄くん2人の子育てに励んでいたが、4月以降、体調不良を訴えることが続き4月22日に再び入院。その後、がんが顎に転移していることが伝えられていた。退院後は在宅治療に切り替え、家族とともに病と戦っていた。
多くの人を勇気づけたブログ
闘病中の生活を綴っていたブログには、開設当初から多くの応援の声が寄せられた上に、同じく病と闘っている人の支えにもなっていたよう。麻央がブログを更新する度にコメントが殺到していた。そんなことから、イギリスの公共放送BCCによる2016年の“世界中から影響力を持ち人の心を動かす”「女性100人」に麻央が選出された。日本人が選ばれるのは初。BCCへの寄稿を「人間なので、いつでもこんな気持ちでいられるわけではありませんが、私なりの葛藤の先にたどり着いた思いです」と説明し、「皆さんに背中を押して頂きました。本当にありがとうございます」と感謝をつづった。
市川海老蔵が会見
2017年6月23日、夫の海老蔵が記者会見を開き、麻央さん(享年34)が死去したことを報道陣の前で報告した。(modelpress編集部)
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