成田凌(提供写真)

「コード・ブルー」新シリーズ、有岡大貴・成田凌・新木優子・馬場ふみからが参戦<配役・コメント・キャスティング理由>

2017.05.23 09:38

7月クールのフジテレビ系月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(毎週月曜よる9時~)の新キャストが発表された。

  
同作は、2008年7月にスタートし、翌2009年1月にスペシャル放送、2010年1月に「2ndシーズン」が放送された人気ドラマの最新シリーズ。「ドクターヘリ」に乗り込むフライトドクターを目指す若者たちが真摯に命と向き合う姿を描き、山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介が再集結する。

豪華新キャスト

今回、発表された新キャストは有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、成田凌新木優子馬場ふみか安藤政信椎名桔平。フライトドクターを目指す救命救急フェロー役として有岡、成田、新木が新規加入、ナース役に馬場、そしてセカンドシーズンに続き、椎名が登場する。

それぞれの役どころ

有岡が演じるフェロー・名取颯馬(なとり・そうま)は名医として名高い名取総合病院の院長兼経営者の一人息子。医師としての技術は持っているにもかかわらず、なぜか医療にかける情熱が感じられない。

対照的に成田演じるフェロー・灰谷俊平(はいたに・しゅんぺい)は、まじめで心優しいが、スキル的に劣っていることをコンプレックスに思っている青年。要領が悪く、肝心なときに腰が引けてしまうなど、自己嫌悪に陥ることもしばしば。強く、頼りがいのある医師への遠い道程をどう歩んでいくのか。

新しく登場したフェローの中では紅一点の横峯あかり(よこみね・あかり)役を演じるのが新木。積極的で物おじしない行動力があるが、幼い頃に見た医療ドラマに憧れ医師を目指したという、若干夢見がちな一面もある。失敗の許されないドクターヘリの現場の厳しさに打ちのめされる日々だが、持ち前の明るさと素直さでそれを乗り越えていく。

馬場が演じるのはプライドが高く向上心の強いナース、雪村双葉(ゆきむら・ふたば)役。1日も早く周りから認められようと気負うばかりについ実力以上の物言いをしてしまうことも。その前のめりな姿勢がいい方に転べば大きく飛躍すると先輩ナースである冴島はるか(比嘉愛未)は期待を寄せるが…。

今回、新木と馬場はオーディションを受けて役を勝ち取った。オーディションで二人に与えられた課題は医師の役。セカンドシーズンのとあるシーン。脳死の少年の生命維持装置を外すことに同意を得る書類にサインをさせることなどできない、家族の悲しみに寄り添える医者でありたいと訴える、かなり難易度の高いシーンだ。実際の放送では緋山美帆子(ひやま・みほこ)医師を演じる戸田が迫真の芝居を見せた。最終オーディションは新進気鋭の若手女優ばかりが顔をそろえる熾烈な戦いとなったが新木と馬場の二人が役を射止めた。

新木優子(提供写真)
馬場ふみか(提供写真)
新メンバー4人を受け入れることになるのが、新垣演じる白石恵(しらいし・めぐみ)、比嘉演じる冴島はるか(さえじま・はるか)、浅利演じる藤川一男(ふじかわ・かずお)を中心とした翔北救命救急センターの面々。かつての自分たちと同じ立場にありながら、当時の自身とはまた異なる現代的な若者である彼らを前にして、どういう指導をしたものかと頭を抱える。

さらに、山下演じる藍沢耕作(あいざわ・こうさく)のライバルとして立ちはだかる重要な新キャラクターも登場する。それが安藤政信演じる脳外科医・新海広紀(しんかい・ひろき)。脳外科医としての腕が確かなだけでなく人心掌握術にもたけており、疑いようのない脳外科のエースだ。順風満帆すぎる毎日に飽き飽きしていた新海にとって藍沢は大きな刺激となった。そんな中、脳外科では世界屈指の症例数と医療水準を持つトロント大からレジデント(臨床医師として訓練を受ける職員)として一人医師を受け入れたいという話が舞い込んで来た。藍沢と新海がその一つしかない席を争うことになる。

さらにセカンドシーズンから登場した椎名演じる橘啓輔(たちばな・けいすけ)も今回のサードシーズンにも唯一無二の存在として再び登場する。セカンドシーズンでは山下らフェローを指導しながら救命医として活躍する姿が中心に描かれたが今回は父親としての顔が描かれる。ある状況下で橘がいかに父として息子と正面から向き合うことができるか、ポイントの一つとなる。(modelpress編集部)

安藤政信(提供写真)
椎名桔平(提供写真)

キャスティング理由(プロデューサー・増本淳氏コメント)

【有岡大貴】

名取というフェローは能力はあるのに一生懸命にならない正直イヤなやつです。普通に演じてしまうときっと視聴者に嫌われてしまう。この役は、少年の無邪気さを残し、チャーミングな笑顔ができる役者でないと演じきれない、そう考えていました。そんなとき真っ先に頭に浮かんだのが有岡さんでした。人気者で忙しい方なのでオファーを受けてもらえたときはホッとしました。

【成田凌】

灰谷を演じてもらう成田さんは日9『大貧乏』でご一緒させてもらいました。そのとき本人の真面目で柔らかなイメージは意外と世間に知られていないなと感じました。どちらかというとシャープで斜に構えたイメージが先行していたので、この灰谷という役は彼の本来持っているもう一つの良さを生かせるのではないかと考えオファーさせてもらいました。

【新木優子・馬場ふみか】

新木さんと馬場さんに関しては、これはもうオーディションの映像を見てください(番組公式HPに公開中)。すべてわかりますから、という感じです。新木さんは20代前半の爽やかさとあどけなさを持ち合わせながらも、時折見せる力強い眼力にひかれました。オーディション映像の最後の一瞬に見せている目の芝居をぜひご覧ください。馬場さんはドラマの経験は正直浅いです。が、それが嘘なのではないかと思うほどの確かな芝居を見せてくれました。オーディションでの徐々に感情を高めていく芝居にはむしろベテランの安定感を感じるほどで、すごい若手がいるんだなと驚きました。

【安藤政信】

新海というのは『コード・ブルー』を通じて初めて登場する藍沢のライバルです。ですから当然、強い存在感、知性、神秘性、そんな要素が求められます。安藤政信さんのミステリアスな存在はまさにぴったりでした。黒いスクラブに身を包んだ安藤さんの姿は新海そのものと言っていいと思います。

【椎名桔平】

前のシーズンでは橘の医師として、そして(りょう演じる三井環奈の)夫としての顔を描きました。なので、このサードシーズンでは単純に今回は父としての顔を描きたいなと。『コード・ブルー』に登場する医師たちは紛れもなく人間というか。スーパードクターの登場しないこのドラマでは、医師もまた子供との関わり、家庭との関わりに頭を悩ます一人の人間であるという物語を描きたいと思っていました。結果、実生活でも父である椎名さんの顔が自然と浮かび、オファーをさせていただきました。

山下智久コメント

― ご自身もかつて経験した救命救急のフェロー役を有岡さんが演じることについて

楽な道のりではないと思いますが必ず乗り切ればそこから得られるものがありますし、成長できると思いますので一緒に歩んでほしいなと思います。

― 有岡さんへのアドバイス

命を扱う大切な役なので、つらい時や困った時があったりわからないことがあると思いますが先輩に頼って何でも聞いてきてほしいです。

有岡大貴(Hey! Say! JUMP)コメント

― 最初にドラマ出演オファーを耳にしたときの感想

(オファーの)話を聞いた瞬間“医師役ですか? 患者役ですか?”って何度も繰り返し聞いてしまいました。生まれた時からお世話になり尊敬している医師役を演じるのはプレッシャーもありますが、誠心誠意やらせていただきたいと思います。実際に初めてスクラブ(半袖Vネックの医療用着衣)に腕を通し、翔北救命救急センターの一員になれるんだという実感が沸いてきました。あのテーマ曲が聞こえてきてテンションがあがりました。着心地とてもいいです!

― 今回演じる名取は能力はあるのに一生懸命にならないという役であることについて

正直、最初はいけ好かないヤツ、という印象を持ったのですが、そんなところも愛らしいなと思ってもらえるようなキャラクターになれたらと思います。

― 山下さんと初共演となりますが今の心境は

今までは事務所の後輩として学ばせていただいていましたが、今回はフライトドクターの後輩として藍沢先生に学んでいきたいと思います。

― フェロー役として初共演の皆さんと演じることについて

はじめて共演させていただく方たちばかりなので、一から先輩たちのようなチームをつくっていけたらと思います。新しい風を吹かせられたらと思います。

― 視聴者へのメッセージ

7年ぶりのまた新たな魅力のつまった新しいシーズンをぜひ楽しみにしていてください。

成田凌コメント

― 最初にドラマ出演オファーを聞いたときの感想

出演という話しを聞いても実感が全くなく、もう一回ドラマを見直してここに入るんだと思うと喜びが先にありました。が次第に責任が重い仕事だと思い始め今は緊張感がどんどん高まっています。初めてスクラブに袖を通して鏡を見た時“まさかこれを身に着ける日が来るとは”と思いました。プロデューサーやスタッフの皆さんに似合うと言われたのが一番うれしかったです。

― 今までの役とは違い要領が悪く、肝心なときに腰が引けてしまうような役柄について

今までに演じたことのない役ですので、灰谷を演じることにより自分が少しでも成長できたらうれしいです。

― 視聴者へのメッセージ

“なりたい自分”があるけれど勇気がない、怖いという感情が大きな壁になっている。そんな一面が自分にもあるな、と自分にかぶせて見ていただき応援してもらえる存在になれたらと思います。

新木優子コメント

― オーディションの際の心境や感想

オーディションはあまり緊張せず自分のペースで臨めることが多いのですが、この時はオーディションの記憶がほとんどないくらい緊張していました。部屋から出てふぅーっと息をついたのを覚えています。

― ドラマへの意気込み

『コード・ブルー』の世界観は既に出来上がっていると思いますので、少しでも早く現場の雰囲気に慣れて、視聴者の皆さんの期待する『コード・ブルー』の一員になれるように私らしく精一杯頑張ります!

― 『コード・ブルー』に参加することへの感想、思い

ファーストシーズンから見ていたドラマなので、自分が一員になる実感がまだ湧きません…。作品のファンとしても、『コード・ブルー』サードシーズンをすてきな作品にできるように頑張ります!

― 初の医師役への感想

台本をいただいて読んでみると、たくさんの難しい言葉が並んでいてびっくりしました。視聴者だった時は耳にスッと入って聞こえたけど、難しいセリフがたくさんあるので早く自分のものにできるようになりたいですし、医師ならではの所作にも気をつけていきたいです。

― 視聴者へのメッセージ

今回『コード・ブルー』サードシーズンに出演させて頂くことになりました。私含め新しいフェローや看護師が入った新体制の『コード・ブルー』を楽しみにして下さい!

馬場ふみかコメント

― オーディションの際の感想

オーディションの時は余計なことなどは一切考えずに集中して良い緊張感の中お芝居できました。

― 『コード・ブルー』へ出演が決まった感想

スタッフから連絡をもらった時はとにかく驚きいっぱいでしたが、 子供の頃から見ていて好きな作品だったので、今回出演できることをすごくうれしく思います。

― 初めてのナース役への意気込み、感想

命を扱う物語なので緊張感をもって臨みたいと思います。 ナースという職業と真摯(しんし)に向き合って演じたいです。

安藤政信コメント

― 『コード・ブルー』への出演オファーを受けた理由、感想

『君に捧げるエンブレム』(今年1月3日放送)でご一緒したスタッフの、ものをつくる真剣さ、向き合い方にひかれたというところが大きいです。これから作品に入ることが楽しみであり、皆さんが積み上げてきたシリーズに新たに入るということでドキドキしています。

― 山下智久さんとの初共演について

山下さんとライバル関係と聞いてバチバチな敵対関係かと思っていましたが、台本を読むとお互いを認め合っていて口には出さないけれど魂から認め合っているソウルメイトなのかなと思いました。台本を読んでそんな風に感じました。

― 収録開始前の今の心境

いいものをつくって視聴者の人に伝えたいという思いがものすごく熱いスタッフなので、そこを自分も正面から受けとめたいと思います。連続ドラマを通じて多くの方々が見てくださると思うので、そこで何かを見せられたらいいなとすごく思います。

椎名桔平コメント

数ある医療ドラマの中で、『コード・ブルー』は一線を画す作品だと思います。それは、登場人物の医師たちの日常をしっかりと描いている所です。僕達は医師に“特別な期待”を抱きます。命に関わる場合は特に。その“特別な期待”を背負い、新米の医師たちが成功と失敗を繰り返して成長していく様を、秀逸に感じたのがこの作品でした。さて、主人公たちが一人前の医師として帰って来ます。どんな人間ドラマが待ってるのか…“特別な期待”をお寄せください。
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