千葉雄大“10歳差純愛”に「心がきれいに」 実生活は？「しょっぱい思いをしてきた」

千葉雄大、19歳の美大生役「心を真っ白にして臨んだ」

今作は、よる8時、決まってコンビニに現れ、決まったソースを買って帰る謎の美女・ミカ（ミムラ）と、コンビニでバイトしながら画家を夢見る地方出身の美大生・宇野正直（千葉雄大）が10歳の年の差を越え、運命に引き寄せられる純愛ラブストーリー。

演出家からは「大人になりきる前の純粋でピュアな心を思い出してまっすぐな愛を届けてほしい」という注文があったといい、19歳の美大生を演じる千葉は、「純愛ということで実年齢は28歳なので少なからずしょっぱい思いをしてきたんですけど、心を真っ白にして臨んだ」と撮影を回顧。

少女漫画では男性が女性を振り回すことが多いが、今回はミカの一挙手一投足に正直が振り回されるということで「少女漫画のヒロインになった気持ち」と話し、「ミカさんに委ねようと撮影していました。心がきれいになった気がします。見ている皆さんにも心がきれいになって頂けたら」と呼び掛けた。

ミムラ、心に傷を抱えるミステリアスな女性に

佐野奈緒子制作統括（大映テレビ）は、「強い女の人が活躍するドラマが多いんですけど、ちょっと疲れるかな？というところで主人公が強い女性ではなく少し気弱になっている女性と純粋でピュアな青年との恋を描きたい、というところから企画がスタートしました」と作品のコンセプトを紹介。

心に傷を抱えるミカを演じるミムラは、制作陣から「病気ドラマ・闘病ドラマにしたくない」という強いリクエストを受けたといい、「ふんわりだけに甘んじてはいけないのでその中で歯ごたえがある部分、香ばしい部分を入れて全体的にはふわふわのシフォンケーキですけどナッツとかが入ってるのが理想かなと」と役作りについて独特な表現で説明。隣で聞いていた千葉は「すごいオシャレな表現で感動しちゃいました」と驚いていた。

ミムラ＆千葉雄大を「早くいちゃいちゃさせたい」

ドラマポスターでは、千葉からミムラにバックハグをしている姿が印象的だが、ミムラは制作陣から「早く（2人を）いちゃいちゃさせたい」と言われたことを明かし、「すごく激しく抱擁するとかキスではないけど、ささやかながらドキドキする」胸キュンシーンがあることをアピール。

10歳差の年の差恋愛について共感できるかという質問には、千葉は「今回のドラマだと劇的な出会いがあって恋に落ちるというよりも、なんか感じるものがあってどんどん惹かれていくっていう感覚だとか、そういう『なんか気になるな』というのはすごく共感できる」と回答。自身については「年齢は関係ないと思いますし、女性が上の場合は女性が良ければいいかなと思うくらい」「子ども扱いはされたくないですね、『ヨシヨシ』というよりは同等に話せるような感じが良いかなと思って」と恋愛観をのぞかせ、「年齢差関係なく恋したいですね」とニッコリと笑顔を見せた。

撮影現場の雰囲気は？「この人とは良いバディになれる」

「1日に30シーンとかこなしながらの怒涛の撮影だった」（ミムラ）というが、ミムラは千葉と「テンションが似ているところもある」と通じるものを感じたそう。あるシーンの撮影の際、カットがかかった瞬間にミムラが「今会話した感じがする」と手応えを感じたところ、千葉も意気投合し「あ、この人と良いバディになれるって思った」というエピソードを披露。

千葉も舞台での演技についてミムラに相談したりと、撮影を通じて仲を深めたようだった。

ソースさんの恋

原作は本田晴巳氏による小説『君とソースと僕の恋』（『ソース』より改題）で、「オトナ女子が本当に読みたい小説大賞」受賞作。2人のほか岩崎ひろみ、栩原楽人、阿部進之介、萩原みのり、竹内寿、田原可南子、スギちゃん、松田悟志が出演する。

なお、同会見には、篠原圭制作統括も出席した。（modelpress編集部）

ドラマ『ソースさんの恋』あらすじ

山梨から上京してきた美術大学生の宇野正直（まさなお／千葉雄大）は、コンビニでアルバイトをしている。そのコンビニにソースだけを毎晩8時に買っていく謎の年上美女・ミカ（ミムラ）がいた。彼女に恋心を抱きつつ、彼は彼女を「ソースさん」と呼ぶようになる。ある日、痴漢に追いかけられたミカを家まで送ったことから、2人は親しくなり交際に発展。やさしい正直と心に傷を抱えるミカ。10歳の年の差を越え、2人の純愛は順調に進むかと思いきや、ミカの悲しい過去によるトラウマがなぜか今になって頭をもたげ、ミカは苦しむ…。ミカの壮絶な過去が徐々に明らかになり、意外な真相がかいま見えてくるにつれ、ミカと正直の恋はいよいよ燃え上がる…。