土屋太鳳「orange」ゆかりの地へ訪れ感慨「衝撃的に痛感しました」

「今日行った場所は…桜・桜・桜の弘法山でした」と、長野県松本市にある弘法山へ訪れたことを報告した土屋。

一面に咲いている桜の前で微笑む自身の写真とともに、「本当に桜・桜・桜だった…！！！」とつづった。

映画「orange」ゆかりの地へ

弘法山は、土屋が主演を務めた映画「orange」（2015年12月）のロケ地であり、「私はあらためて『orange』という物語の正体を感じたような気がします」と、約1年半ぶりのゆかりの地で感じたことを明かしている。

同作は、10年後の未来の自分から手紙が届くというファンタジックな青春群像劇を描いた高野苺氏の人気コミックを実写映画化。主人公の女子高生・高宮菜穂を土屋太鳳、菜穂が想いを寄せる東京からの転校生・成瀬翔を山崎賢人（※「崎」は正式には旧字）が演じ、NHK連続テレビ小説「まれ」の再タッグとしても話題を集めた。

演じた役柄への思いを語る

土屋は弘法山での景色を見て、「春の松本はとても優しくてウキウキしていて明るくて、その中であまりにも辛い哀しみと向き合うとしたら、そしてその哀しみを一人で抱えてしまうとしたら…心の傷はどんなに深かったことだろう…そしてその傷を、どんなに救いたかったことだろう…！」と、自身が演じた役柄である、大切な人を亡くさないために、“今”を変えようともがきながら奮闘する高宮菜穂の心情を汲み取り、感慨した。

「心を寄せたはずの気持ちだったけれど、あらためて本物の桜を目にした今日、衝撃的に痛感しました。と同時に、ずっと引っかかっていた『私の心の中で、心からの笑顔を見せるようで見せなかった菜穂ちゃん』が、今日やっと心を溶かして笑ってくれたように感じました。うまく言えないけれど…思いきって行って良かった」と、撮影現場へ再び訪れたことによって、自分の中で生きていた役への本当の理解を深められたことを語った。

そして、「どのロケ地も、観て下さる人の心で末永く愛されますように…！！！」と祈りを込めて締めくくっている。

土屋太鳳の映画への思いが溢れる

出演作への思いが表れた投稿に、「私にとってもずっと心のなかに残ってる大切な作品です」「太鳳ちゃんの中では物語はまだ続いてるんだね」「撮影から1年半経ってもこうして作品を大切にしている太鳳ちゃん、素敵です」「1人1人の役と向き合い繋がっていく姿、尊敬します」「本当に素敵な場所ですね！いつか私も行きたいです」「どの場所も太鳳ちゃんにとって大切な場所になりますように」「太鳳ちゃんの言葉や姿勢はいつも素敵で心に響きます」と、土屋の人柄を称賛したファンから温かい言葉が多数寄せられている。

大切な場所に再び

以前も土屋は、同作の初日舞台挨拶で「最初で最後の卒業旅行」としてロケ地・松本に訪れている。

その時、「皆さんに愛情を注いでいただいた作品が無事に公開になりました。こんな素晴らしい日に松本に来ることができて嬉しいです。監督と、この5人と出会えたことに感謝しております。『orange』は本当にみんなでその瞬間を生きた“愛情のバトン”のような作品でした。皆さんと繋がるバトンでもあります」と松本への大切な思いを語っていた。（modelpress編集部）


情報：土屋太鳳／所属事務所