横澤夏子「事実は知ってほしい」恋人への想い告白

横澤夏子「慰めよりは“結婚”」

同書は総勢152名のよしもと芸人が参加した文芸誌。ピース・又吉直樹のインタビュー、ダウンタウン・松本人志による「若手芸人との共同論文」、ブラックマヨネーズ・吉田敬の座談会など豪華ラインナップで、横澤はエッセイ「私が同窓会の帰りに泣く理由。」を執筆した。

自身の「コンプレックスの塊」を文章化したという横澤は、「同窓会で友達を見たときの羨ましいと思う気持ちと、自分はこんなに劣っているんだと悲しくなる気持ちをまとめました」と紹介。現在交際中の彼氏に読んでほしいかを尋ねられると、「あまり読んでもらいたくないけど、自分の彼女がこういうコンプレックスを抱えている事実は知っておいてほしい。慰めてくれたらいいですけど、慰めよりは“結婚”という二文字が欲しい。ただそれだけです」と切々と語った。

同窓会に気苦労が絶えない

また、同窓会は「行きたくないけど、行かなきゃ後悔するし、行ったら行ったで後悔するもの」といい、「カースト制度じゃないけど、相手より自分が上か下かを考えながら言葉を選び、話も3割増しにするか、8割増しにするかと考えながら話している」と気苦労が耐えない様子。

芸人1年目のときは「月に数千円（のギャラ）しかもらっていないのに40万円もらっていると見栄を張ったこともあった」とか。「今年の年末も行きますし、呼ばれないのが嫌だから幹事をしているんです。同窓会のために頑張っているところはあります」と尋常ではない熱意を見せた。

辛酸なめ子「新鮮でした」

イベントには、コラムニストの辛酸なめ子も登壇。「同窓会にここまで（人生を）かけている方がいるなんて新鮮でした」と驚きつつ、「適度な分量で読みやすく面白かったですし、（横澤の）真面目でピュアな部分も垣間見えました」と感想を寄せた。（modelpress編集部）