「連続ドラマW プラージュ」主演・星野源(第1話より)/提供写真

星野源、主演ドラマで“前科者”に「最もだらしなくて好きになれない役」

2017.03.16 07:00

俳優で歌手の星野源が、今夏放送のWOWOW「連続ドラマW プラージュ」で主演をつとめることがわかった。今作で星野は、前科者役に挑戦する。

  
原作は、「ストロベリーナイト」などで知られる人気作家・誉田哲也氏の「プラージュ」。訳ありばかりが住むシェアハウスを巡る「再生」の物語を描く。

星野源に原作者が期待

星野が演じる主人公・吉村貴生は、軽い気持ちで覚せい剤に手を出し「前科者」になってしまった男。星野いわく「自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくて好きになれない役(笑)」でWOWOW連続ドラマWに初主演する。

一方で、原作の誉田氏は「穏やかで優しそうな雰囲気は…あまりいい言い方ではないかもしれませんが、主人公の貴生にぴったりかなと」と星野に期待を寄せる。また「不安といえば、直前のドラマとテーマソングがメガヒットだったじゃないですか。その影響で忙しくなり過ぎて、出演していただけないんじゃないかと、勝手にヒヤヒヤしてました」と明かし、星野を主演に迎えてのドラマ化を喜んだ。

舞台は、さまざまな過去を背負い居場所を失った厄介者たちが何かに引き寄せられたかのように集まるシェアハウス「プラージュ」。人は定められた刑期を終えればかつてと同じように生きていけるのか、それとも社会の片隅でひっそり暮らすしかないのか。観る者に真の償いと赦しの意味を優しく問いかける涙とユーモアにあふれたエンターテインメントミステリーとなっている。(modelpress編集部)

■星野源 コメント

― 今回演じられる、吉村貴生の印象を教えてください。

貴生は、自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくてダメな人だと思います(笑)。脚本を読んでいる時も「この人苦手だなあ」と声に出しながら読んでいました。でも3話あたりからやっとその魅力がわかるようになり、妙に好きになってきている自分がいます。不思議な役だと思います。

― 台本を読んだ感想をお願いいたします。

心に秘密や傷を抱えた登場人物がたくさん出てきますが、それぞれどうしようもなく人間的で魅力的で素敵だと思いました。シリアスさの中にもユーモアがあって、とても面白い作品だと感じました。

― 視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

素晴らしいキャストのみなさんと共に、刺激的かつ楽しい作品を届けられるよう頑張りたいと思います。何卒よろしくお願いします。

■吉田康弘監督 コメント

― 本作の監督を務めることが決まったときのご感想をお願いします。

犯罪自体をドラマチックに描くのではなく、かつて犯罪を犯した人たちが、どのように生きていくか、やり直すことができるか、というテーマに強く惹かれました。連続ドラマらしい縦軸があり、スポットが当たる人物が入れ替わる群像劇でもあります。重厚な社会派でありながらユーモアを併せ持つ希有な題材に、大変やりがいを感じております。

― ドラマを通してどのようなことを伝えたいですか?どのようなドラマに作り上げたいと思っていらっしゃいますか?

この物語を“ドラマの中の世界”に留めるのではなく、“現実と地続きの世界”であると思っていただけるよう、細部のリアリティに拘りたいと思っています。皆さんがお住まいの街にもプラージュのようなシェアハウスがあるかもしれません。社会のレールから外れてしまった人々を“あっち側の世界の人”“自分とは交わることのない人”と切り離すのではなく、隣人として興味を持っていただけるよう、血の通ったドラマに仕立てたいと思っています。

― 星野源さんにどんな貴生を演じて欲しいかなど、期待することを教えて下さい。

以前からご一緒したいと思っていた星野源さんに、貴生を演じてもらうことができ、大変嬉しく思っています。貴生の言葉を通して、視聴者に問いかけることができるメッセージがたくさんあります。星野さんが持ってらっしゃる誠実さや愛嬌が、貴生と融合すれば、きっと素晴らしいものになると確信しております。

― 視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

原作にある社会派としての『重み』と、星野源さんを主演にお迎えした『強み』『面白み』を活かして、スタッフ・俳優の全員で力を合わせて挑みます。目の肥えたWOWOW視聴者の皆さんを唸らせるような快作ドラマに仕上げますので、どうぞ楽しみに待っていて下さい。

■原作・誉田哲也 コメント

― ドラマ化が決まった感想をお願いします。

まず、早かったなと。それが一番ですね。ドラマWでは以前「ヒトリシズカ」をやっていただいているので、そういった意味での信頼というか、安心感はありました。この「プラージュ」は、私のミステリー作品の中では、珍しくグロテスクなシーンがないので、そういう面での撮りやすさはあるだろうと思います。一方、非常に重いテーマを含む作品でもあるので、難しさも同時にあるかなと。

― 主演、星野源さんの印象を教えてください。

ミュージシャンとしてのご活躍はよく存じ上げておりますし、穏やかで優しそうな雰囲気は…あまりいい言い方ではないかもしれませんが、主人公の貴生にぴったりかなと。不安といえば、直前のドラマとテーマソングがメガヒットだったじゃないですか。その影響で忙しくなり過ぎて、出演していただけないんじゃないかと、勝手にヒヤヒヤしてました。そんなこと、関係者の方から、ひと言も聞いたわけじゃないんですけどね。

― 台本を読んだ感想、ドラマに期待することなどありましたら教えてください。

たいていの作品がそうなのでしょうが、私の小説は特に、そのままでは映像化できない部分が必ずあるんです。台本では、それを上手く解決しつつ、さらに別の要素を加えることによって、ドラマならではの見所にもなっているので、今から観るのが楽しみです。

― 視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

基本的には、ハートウォーミングな人間ドラマだと思います。ただ、中心となるテーマには重いものがあるので、観終って…そうですね、それぞれの日常に戻ってから、このドラマのことを思い出したときに、自分はどうかなって、考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。正解はないんです。それぞれが、この現実社会とどう向き合うか。それを考え続けることが、ひょっとしたら、唯一の正解なのかもしれません。
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