Perfume、地上波ドラマ初主演 「野ブタ」「Q10」の名脚本家と“奇跡のタッグ”実現
2017.02.28 06:00
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あ~ちゃん(西脇綾香)、かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)の3人からなるテクノユニット・Perfumeが、テレビ東京ドラマスペシャル「パンセ」(3月31日24:52~25:23、4月1日25:15~25:45 2夜連続放送)で地上波ドラマ初主演を務めることがわかった。
目次
脚本は「野ブタ」など名作を残した木皿泉
国内のみならず海外でのツアーも大成功を収める人気アーティストのPerfumeが、ついにドラマに挑戦。今作のオリジナル脚本を手掛けたのは、「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「セクシーボイスアンドロボ」「Q10」など、視聴者の心に残る名作を残してきた木皿泉氏。「夢ってなんだった?」「働くってどういうこと?」「死ぬとどうなる?」…などをテーマに、「木皿泉×Perfume」という奇跡の組み合わせで描く、3人の女の子の物語となる今作。「パンセ」とはフランス語で「3色スミレ」を意味し、何てことのない毎日の中に舞い降りた偶然の出会い、その出会いの中でふと立ち止まって考えたくなるテーマを3人の他愛ないおしゃべりを中心に展開させる。
Perfumeに1年がかりで熱烈オファー
今回の主演はPerfumeの3人。どんちゃん役を務めるあ~ちゃんは「若いころレッスンを受けていたと言っても、演技を急にやるなんてその道のプロの方に申し訳ないし、自信ないし…1年にもわたる口説き落としでした(笑)。粘り強い!!」と熱烈オファーに驚きを見せつつ、「どんちゃん、おかみど、のりぶうが笑いあってるシーンはもうPerfumeです(笑)。こんなとこでも出るんだなぁ、と嬉し恥ずかし…17年の賜物だなぁとも思いました」と撮影を回顧。また、おかみど役のかしゆかは「今回初めてドラマの主演をさせていただくことになりました…っていうこの言葉自体に緊張してます!(笑)」と率直な気持ちをあらわにし、「こんなチャンスをいただけることは今後ないかもしれない!そして是非!と言ってくださる方々がいる!その想いを信じたい、と挑戦させていただくことになりました」とオファーを受けた経緯を説明。
そしてのりぶう役ののっちは「素敵な方達に囲まれて一緒にものづくりできたこと、とっても幸せです。なかなか決断できなかった私たちを、粘り強く口説きおとしてくれた、プロデューサーの阿部さん、後藤監督をはじめ、木皿泉さん、支えてくださった皆さま、ありがとうございました!」と感謝を述べている。
「絶対に出来るという確信があった」プロデューサーが太鼓判
Perfumeの起用について、同局編成局ドラマ制作部の阿部真士プロデューサーは「『絶対に出来る』という確信があったからオファーをしましたが、想像を遥かに超えるお芝居をしています。まずはひっそりと、テレビ東京だけで放送しますが、1人でも多くの人にご覧いただければ幸いです」と語っている。(modelpress編集部)「パンセ」あらすじ
OLの“どんちゃん”(あ~ちゃん)、実家の家業手伝いの“おかみど”(かしゆか)、フリーターの“のりぶう”(のっち)。小学校の時に帰り道が一緒で仲良くなった3人の女の子が、非日常を求めて、洋館を買うことになった。昔から気になっていた憧れの洋館。不動産屋さんに交渉をすると…びっくりするくらいの格安。ただし条件があって、“力丸”の面倒を見ること。3人は二つ返事で快諾し、ついに引っ越しの日を迎える。噴水のある素敵な洋館――。うっとりする3人――。だがそこには、大きな、大きな落とし穴があった!「夢ってなんだった?」「働くってどういうこと?」「死ぬとどうなる?」3人の女の子を通して見えてくる摩訶不思議な物語。
主演:Perfumeコメント
・あ~ちゃん(どんちゃん役)17年Perfume として、歌しかやって来なかった私達。お話を、今のタイミングで持ってくるテレ東さんは本当に変わってるな、と思いました(笑)。若いころレッスンを受けていたと言っても、演技を急にやるなんてその道のプロの方に申し訳ないし、自信ないし…一年にもわたる口説き落としでした(笑)。 粘り強い!!阿部さんと後藤さんに感謝です。木皿さんが当て書きしてくださった本はまた面白くて、不思議で、そして私達の芯を捉えてくださっている役柄で、「もしも私達3人がPerfume じゃなかったら」という想像ができるような作品になりました。
どんちゃん、おかみど、のりぶうが笑いあってるシーンはもうPerfumeです(笑)。こんなとこでも出るんだなぁ、と嬉し恥ずかし…17年の賜物だなぁとも思いました。ドラマ「パンセ」。それでも一生懸命やらせていただきましたので、Perfumeの活動の思い出の1つに見てください。ちょっと、恥ずかしいけど(笑)。
・かしゆか(おかみど役)
今回初めてドラマの主演をさせていただくことになりました…っていうこの言葉自体に緊張してます!!!(笑)最初に脚本の木皿泉さんやスタッフさんからお話を頂いた時、信じられなくて私たちがやってもいいんだろうかと不安でいっぱいでした。でもこんなチャンスをいただけることは今後ないかもしれない!そして是非!と言ってくださる方々がいる!その想いを信じたい、と挑戦させていただくことになりました。
撮影している時はワクワクと緊張が入り混じり、音声さんに心音がすごく聞こえると言われるほどにドキドキしていました(笑)。共演してくださった方々やスタッフさんの優しさに助けられあっという間に撮影を終えました。いつも見ている Perfumeのような、だけど違う3人が現状や将来に悩み、何かを変えたくて動き出す。どこか切ないけれど笑えて優しくなれる、そんなドラマになっているのであたたかく見守っていただけると嬉しいです。
・のっち(のりぶう役)
未知です…。未知です。驚きましたか?いや、それ以上に!私が!驚いています!!木皿泉さんが、私たち3人へお話を書いてくださるらしいぞと聞いた日から、お話をお受けするまで。こんな幸せな事は二度とない!が、音楽畑の私たちが足を踏み入れてよい世界なのか云々、3人で悩みに悩みに悩みました。やろう!と手を取り合ってからは、楽しみながら苦しみ、懸命に取り組ませていただきました。本当に素敵な脚本で、読めば読むほど好きになります。私たちから生まれた物語。一生の宝物です。
Perfumeらしい空気感、なのに少しだけズレた世界線の3人、としてみると不思議楽しいです。へへ。素敵な方達に囲まれて一緒にものづくりできたこと、とっても幸せです。なかなか決断できなかった私たちを、粘り強く口説きおとしてくれた、プロデューサー阿部さん後藤監督をはじめ、木皿泉さん、支えてくださった皆さま、ありがとうございました!大好きです!
脚本:木皿泉コメント
「テレ東でやってるみたいなドラマ」というのは、悪口にも聞こえるし、ものすごくリスペクトしているようにも聞こえます。とんがった枠なんだと思います。ずっと前から、そういうところでやってみたいと思ってました。「さすがテレ東さん」と言ってもらえるようなドラマになれば嬉しいです。Perfumeと聞いて、甘すぎるのも違うし、リアル過ぎるのも違うし、夢みたいだけど実感があるというか。Perfumeにしかできないものをと思って書きました。「パンセ」というタイトルは、Perfumeの3人にちなんで3色スミレがいいかな、と思ってつけました。たまたま本棚にパスカルの本があって、その題名も「パンセ」だったので、ドラマの中で引用させてもらいました。はずさないつもりで書きましたが、もしかしたら、思いっきりはずしてるかもしれません。どっちにしろ楽しんでいただけると思います。なにしろ、Perfume主演のドラマなんですから。
プロデューサー:阿部真士(テレビ東京 編成局ドラマ制作部)コメント
「Perfume が芝居!?しかも木皿泉の脚本で!?」Perfume ファンも、木皿泉ファンも、業界も、ビックリすると思います。作り手である自分が、木皿泉×Perfume という組み合わせに、上がってきた台本に、現場での演技に、これまでで一番ワクワクし、ビックリしました。化学反応ってこういう感じで起こるんですね。大好きな木皿泉さんの台本に唸りました。面白い、に尽きます。なんでこんな世界が描けるのか…。そして、Perfume さんのお芝居が、ある瞬間に、神がかります。「絶対に出来る」という確信があったからオファーをしましたが、想像を遥かに超えるお芝居をしています。まずはひっそりと、テレビ東京だけで放送しますが、1人でも多くの人にご覧いただければ幸いです。
プロデューサー&監督:後藤庸介(共同テレビ)コメント
ちょっとした奇跡が起こりました。木皿泉×Perfume×テレ東って…尋常じゃない!と思っていたところに、スゴい脚本が届きました。面白くて、深くて、先の読めない高級な脚本を、一体どう演出したらいいんだ?!と思っている間に、もう撮影が始まってしまいました。そして撮影当日、Perfume3人の演技は…これはもう作品を見て頂きたいです。上手いなんてもんじゃありません。「天才」同士の奇跡的コラボ、演出が足を引っ張ってなければ良いのですが。バカバカしくて、行き当たりばったりで、ちょっと切ない。宝箱「パンセ」には、我々の「人生」が詰まっています。沢山の人が見てくれたら、新たな奇跡が起こるかも??宜しくお願い致します!
【Not Sponsored 記事】