“新世代オネエ”ぺえ、両親へカミングアウトの瞬間に「号泣」の声殺到 母の複雑な本音も…「慎平らしく生きて」
2017.01.11 21:59
原宿アパレルショップのカリスマ店員で新世代のおネエタレントのぺえが10日、日本テレビ系バラエティ番組「解決!ナイナイアンサー」(毎週火曜よる9時※この日はSP)に出演。番組では、ぺえが実家の山形県に里帰りし両親にカミングアウトする瞬間に密着し、反響を呼んでいる。
里帰りで両親に初告白
2015年12月の同局系「マツコ会議」(毎週土曜23時)の街頭インタビューをきっかけに芸能界デビューしたぺえは、2016年4月放送の同局系「行列のできる法律相談所」(毎週日曜よる9時)で恋愛対象が男性であることをカミングアウト。しかし、両親には面と向かって告白してないといい、「不安ですけど今かな」と年末年始の里帰りで向かい合うことを決意した。
両親の複雑な胸中「嘘だと良いなと思った」
上京前とは異なる女性らしいファッションで実家に帰省したぺえ。川の字になって就寝する場面で、「2人にカミングアウトする前にテレビで言っちゃったじゃん?今オネエタレントでやっていてどう思っているんだろうなってのはすごくある」と恐る恐る本題を切り出す。「はっきりとした言葉は聞いてないよ」と促す母親に対して「恋愛対象が…男っていうか…」とぺえが明かすと、父親は「あんまり聞きたくない」と正直に言葉を濁した。翌日、ぺえが「中途半端な気持ちでやっているわけじゃないから応援してほしいと思ってる」と改めて告げると、母親は「複雑だね、やっぱり」と涙。「『困ったな』と思ったり、『そうなんだ』って思ったり、『嘘だと良いな』と思ったり、そう思うけど、子どもが幸せでいるのが一番親は嬉しいから」と本音を語りつつも、応援することを心に決め、父親も「慎平(本名)が幸せであればうちら夫婦も幸せ」とエール。家族3人の感動的な光景に、スタジオメンバーも号泣していた。
母親からの手紙も公開
ぺえは放送後、SNSを更新し「まだまだ同性愛がどこでも理解される世の中ではないかもしれない。カミングアウト出来ずに悩んでいる人もいると思います。無理にとは言いませんが勇気をだしてさらけ出してみると凄く気持ちが楽になります。もっと毎日が楽しくなるかもしれません。私はカミングアウトしたこと後悔していません!」と呼びかけと表明。さらに、ロケ後に母親から届いたという手紙も公開し、「他人に迷惑をかける事なら許せないけど…誰にも迷惑をかける事ではない。あなただけの事だから。隠し続けて苦しい思いをする事はない」「慎平らしく生きてほしい。あなたの一度きりの人生なんだから。前を向いてね」とぺえにメッセージ。ぺえは「中身も見た目も自分に素直に生きていこうと改めて思いました」と放送を終えた心境をつづった。
これに視聴者からは多数の反響が寄せられ、「自分と重なることがあって号泣」「泣きっぱなし」「ぺえの勇気に感動した」「素敵な家族」「私ももっと親孝行しよう」など心を打たれた人が続出している。(modelpress編集部)
ぺえプロフィール
ティーンに絶大な人気を誇るアパレルショップのカリスマ店員として、日本テレビ系「マツコ会議」に登場し一躍話題に。悩みを相談しに来る行列が絶えず「原宿の母」とも呼ばれている。新世代のおネエとしてのキャラと、強烈な個性を放つビジュアルを持つ一方、バレーボールで全国大会に出場するほどの体育会系な一面や、歯に衣着せぬ発言とのギャップで、メディアに引っ張りだこ。
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