関ジャニ∞安田章大、演歌歌手を目指す!人気漫画が初の舞台化<コメント到着>
2016.12.08 05:00
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関ジャニ∞の安田章大が、人気漫画『俺節』を原作とした新作舞台『俺節』で主演を務めることがわかった。
演歌歌手を目指し奮闘!青春群像劇
今作は、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で1991 年から1993年にかけて連載された土田世紀氏の漫画が原作。青森県津軽出身の高校生・海鹿耕治(あしかこうじ)が単身上京し、演歌歌手を目指して奮闘する涙と感動の青春群像劇で、若者たちの愚直なまでの情熱、愛と友情、苦悩、焦燥感が、それを象徴するような演歌の歌詞とともに濃厚なタッチで描かれ人気を博す。作中の海鹿耕治のデビュー曲「俺節」は、土田氏の詞で実際にCD化され(歌:小林ひさし)、作曲・プロデュースをした北島三郎は、コミックスの表紙などに使用された「俺節」の題字も手掛けている。
安田章大「もともと演歌には縁がある」
オファーを受けて、初めて原作を読んだという安田は「不器用だけど一途で、何度つまずいても必死に喰らいついていくコージの姿が素敵でカッコよくて、土田さんの熱量と思いを感じました。あがいても上手くいかないことって、誰にでもあると思うんです。そこで必死にもがく姿、諦めずに貫き通す心の清らかさや強さは、人の心を打つ美しさを持っていると思う。そんな世界観を、まだまだもがいている僕がコージを演じることで伝えられたら、ものすごく嬉しい」とコメント。また、関ジャニ∞のデビュー曲「浪花いろは節」が演歌であったことから、「もともと演歌には縁があります。その演歌に気持ちを乗せて、舞台で目一杯唄えることも楽しみです」と期待を寄せ、「毎ステージ惜しみなく全力を出し切って、感情が爆発しているような舞台になれば」と熱く意気込みを語った。
舞台版「俺節」の見どころは
脚本・演出を手掛けるのは、高校時代から今作のファンで「いつか舞台にしたいと思っていた」という福原充則氏。原作の熱量と泥臭い味わいはそのままに、若干設定を変え、コージとオキナワ、テレサの関係を中心に物語を構成していく。登場人物たちが劇中で唄う演歌の名曲やギターの生演奏も重要な要素で、大きな見どころ・聴きどころの一つだ。安田には初対面でいきなり歌ってもらったと明かす福原氏だが「僕が漫画を読んで想像していたコージの歌そのものの、人間味が滲む演歌を聞かせてくれた」と感激をあらわに。「鳥肌モノ!」と絶賛するその歌唱力に期待が高まる。
ツワモノ揃いのキャストが集結
安田のほか、テレサ役はNHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロインを務めたシャーロット・ケイト・フォックス。もともと舞台出身で、2015年にはブロードウェイミュージカル「CHICAGO」のニューヨーク&日本公演に主演。日本語での舞台出演は今作が初となる。そしてオキナワ役は、現代劇から時代劇まで様々な役柄で活躍する福士誠治。舞台経験も豊富で、この12月には下北沢で演出家デビューも果たす。
また、ダンディな魅力でシリアスな役柄からコメディまで幅広く魅せる西岡德馬が演歌歌手の大御所を演じ、近年「相棒」シリーズや鉄道関連の映像作品で人気を集め、自身でアコースティックバンドも組んでいる六角精児がギター片手に流しの歌手を、狂気を秘めた破天荒な役柄を得意とする劇団「猫のホテル」の中村まことがストリップ小屋の支配人ほかを演じる。ほか高田聖子、桑原裕子が出演予定。
舞台「俺節」は、2017年5月28日(日)~6月18日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、6月24日(土)~30日(金)まで大阪・オリックス劇場にて上演。(modelpress編集部)
「俺節」あらすじ
演歌歌手を目指して青森から上京したコージ(安田章大)。抜群の歌唱力を持っているらしいが、気弱であがり症なばっかりに、いざ唄うとなると緊張してまともに唄えない。しかし、演歌に対する思いだけは、煮えたぎるように熱い。その熱に感化されたのか、お調子者のギター弾き・オキナワ(福士誠治)は、根城とするドヤ街・みれん横丁へとコージを連れて行く。そこでコージは偶然、ヤクザに追われているテレサ(シャーロット・ケイト・フォックス)と出会うことに。彼女は不法滞在中のストリッパー。コージの演歌は、彼女への思いが募るほどに加速する。やがて、飲み屋街で流しの演歌歌手として修行を始めたコージとオキナワは、コンビで演歌界デビューを果たそうと、アマチュアコンテストへの出場を繰り返す。そんな中、デビューの話が持ち上がるが、そこには「コージ一人で、ソロ歌手として」という条件があった……。
キャストコメント
・安田章大今回のお話をいただいて初めて原作を読みました。不器用だけど一途で、何度つまずいても必死に喰らいついていくコージの姿が素敵でカッコよくて、土田さんの熱量と思いを感じました。あがいても上手くいかないことって、誰にでもあると思うんです。そこで必死にもがく姿、諦めずに貫き通す心の清らかさや強さは、人の心を打つ美しさを持っていると思う。そんな世界観を、まだまだもがいている僕がコージを演じることで伝えられたら、ものすごく嬉しい。
関ジャニ∞のデビュー曲が「浪花いろは節」で、もともと演歌には縁があります。その演歌に気持ちを乗せて、舞台で目一杯唄えることも楽しみです。毎ステージ惜しみなく全力を出し切って、感情が爆発しているような舞台になればと思います。
・シャーロット・ケイト・フォックス
お話をいただいた時は、私が日本語の舞台に!?と驚きました。大きなチャレンジなので怖さもありますが、ストリッパー役というのもなかなか経験できないと思うので、楽しみたいです。試しにポールダンスのレッスンを始めたら想像以上に大変で、最初はアザだらけになりました。役の背景まで掘り下げながら、孤独なサバイバーとして生きてきたテレサの人間性や愛を見出したいです。子どもの頃から舞台が大好きだった私は、劇場の匂いに包まれると家に帰ってきたような気持ちになります。エネルギッシュな素晴らしい舞台になることを、とても楽しみにしています。
・福士誠治
演歌という大きな主軸を持った、芝居と音楽が融合したこの舞台で、コージの相棒・オキナワを演じます。コージと切っても切れない関係を作って、お客さんに何か届けられたら幸せです。この 12月に初めて舞台の演出を経験して、より一層、演劇の世界が好きになったと感じているので、まずは稽古場でのセッションを楽しみたいですね。ギターの生演奏もあるので、四六時中ギターに触れて猛特訓して備えたい。それでももし足りない時は、音楽に対する熱い気持ちで勝負できたらと思います。芝居もギターも原点に戻る気持ちで、覚悟を決めて頑張ります。
脚本・演出家コメント
・福原充則氏連載当時から漫画「俺節」を読んでいました。誰に頼まれたわけでもないのに、負けても負けても立ち上がって、リングに上がり続けるような主人公を中心に、今というものからちょっとズレている人達、世の中とコミットしたいんだけれども上手くいかない人達が、右往左往しながらも前に進んでいく物語は、いまも僕の心の拠り所になっています。この作品に描かれた、言葉にするのはちょっと恥ずかしいような SOULとLOVEを伝えたくて、素晴らしいキャストに集まってもらいました。
初対面でいきなり歌ってもらったにもかかわらず、僕が漫画を読んで想像していたコージの歌そのものの、人間味が滲む演歌を聞かせてくれた安田さん。“人の悲しさがわかったうえでの優しさ”を感じさせるシャーロットさん。高い“アニキ力”をとてもさりげなく発揮してくれる福士さん。そして西岡さん、六角さん、まことさん、高田さん、桑原さんと、いずれも原作の熱と泥臭さを存分に体現できるメンバーです。物語に沿って、登場人物たちが劇中で実際に演歌を唄うところも、舞台ならではの面白さ。
原作ファンの方に「こんなの俺の『俺節』じゃない!」と言われても、「でもこれが、稽古場でみんなでつくった『俺節』です」と胸を張れるようにはしたいですね。リングに上がろうとすらしない人が増えている気がする今、この作品を通して、お客さんに「あなたにもSOULとLOVEはありますよね?」と問うてみたいと思います。
【Not Sponsored 記事】