池松壮亮、初主演ドラマ追加キャスト発表
2016.12.06 06:00
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俳優の池松壮亮が連続ドラマ初主演をつとめる「銀と金」(テレビ東京/2017年1月7日スタート、毎週土曜深夜0時20分~)の追加キャストが発表された。
目次
平井銀二役はリリー・フランキー
同作は、「カイジ」「アカギ」の原作者である福本伸行氏の渾身の名作「銀と金」を、民放初の連ドラ化。何事もうまくいかず、ギャンブルに逃げていた池松演じる森田鉄雄が、“金がすべて”の裏社会を仕切る大物フィクサー・平井銀二に出会い、運命の時計が動き出す。森田ともう一人の重要人物で、その裏社会を仕切る大物フィクサー「銀王」こと平井銀二役をリリー・フランキーが演じることが決定。「発表まで『銀二は誰だ?』と、この作品の期待値が高まっているため、今回の銀二という大役への責任を感じています」と率直な心境を吐露した。
追加キャスト続々発表
そのほか、警視庁OBでかつての人脈を使い銀二をサポートする安田巌役をマキタスポーツ、元新聞社で銀二たちが出入りするバーを切り盛りしている巽京子役を臼田あさ美、元特捜部検事で切れ者の船田正志役を村上淳が演じることが決定した。マキタスポーツは「非日常感がすごくあるし、極めている世界の出来事なので、非常に面白いなぁって思いながらやっています」、臼田は「原作では男の人のキャラクターをやっているので、またドラマは別のものになっていると感じています」、村上は「Vシネマというもので育った世代なのか環境だったのかもしれませんが、2017年に『銀と金』をこのキャストとやれることは、身が引き締まる思いです」とそれぞれ心境を明かした。(modelpress編集部)
リリー・フランキー(平井銀二役)コメント全文
原作があるものを演じるのは、ファンの方もいるので難しいところもありますが、そこは福本先生のご指名、ということで温かい目で見守ってください。発表まで「銀二は誰だ?」と、この作品の期待値が高まっているため、今回の銀二という大役への責任を感じています。福本先生のセリフはドラマチックで口にするのは難しいのですが、原作のイメージと、現実のリアルさの間でどう演じるかを常に考えています。裏社会のフィクサーになるような男の内側の部分を演じられたらと思っております。連続ドラマの現場はあまり経験がなく、大変さもありますが、一緒にやっている人たちがおもしろいので、新しいものが創造されるのではないかと期待しています。
マキタスポーツ(安田巌役)コメント全文
非日常感がすごくあるし、極めている世界の出来事なので、非常に面白いなぁって思いながらやっています。基本的に悪党の部類に入る役ですが、その悪党の中でも全員が同じように均一に“悪”ではなくて、森田みたいな才能を持つ人間もいれば、僕が演じる安田みたいに危ない橋、危険な橋を渡らない、いわゆる“固いタイプ”のキャラクターもいたりするのが、人間社会みたいな感じがして面白い世界だなぁと思います。一見、ありえない世界を描いているようですけど、福本先生が描いている世界は非常に人間臭い。普段は隠しているけど、それがむき出しになって暴かれた状態の先の物語を描いている。みんな心当たりがないことはないと思うんですよ。ただそれをしないっていうだけの話で。自分の世界と関係ないように見えて、実は遠くなく、会社の中で自分がどう立ち振る舞っているのかということとかとすり合わせて重ね合わせてドラマを見ることができるんじゃないかなって思います。あと、とにかく池松君。池松君の瞳にやられると思います。池松君がニコって笑った時に、視聴者のザッピングを止める力があるんじゃないかと思います(笑)。
臼田あさ美(巽京子役)コメント全文
原作では男の人のキャラクターをやっているので、またドラマは別のものになっていると感じています。「銀と金」は、もちろん裏社会の話なんですが、森田を除く4人が森田と再会するシーンがあって、あのとき、森田の笑顔に胸が熱くなり、微笑ましく見守る銀二さんとかを見ると「あぁ仲間なんだ」と思って…。物語上、もちろんスリリングなシーンはメインですし魅力的ですが、物語を通じて、森田が銀二さんに、人間的にも救われていくというか、駆け引きだけじゃなくそういう面白さもこのドラマにはあるなと、やっていて思います。あと、この5人でいるのが何とも言えない心地よさがあるので、それもちゃんと演技として出てればいいなと思います。村上淳(船田正志役)コメント全文
「銀と金」はもちろんですが、福本先生の作品はすごく惹かれます。そして僕は、Vシネマというもので育った世代なのか環境だったのかもしれませんが、2017年に「銀と金」をこのキャストとやれることは、身が引き締まる思いです。僕が演じる船田。実写にあたり制作陣および役者陣が必ずあたる、どこまで原作のファンの方々へ寄り添い、そして裏切れるかです。2017年バージョンとして船田に責任をもって挑ませていただきます。
深夜帯という期待に。そしてこのキャスト、スタッフと挑むことへ。どうかご期待に応えられるようにと楽しんで現場に立っています。楽しんでいただければと思います。
原作者・福本伸行コメント全文
僕が、平井銀二をリリー・フランキーさんにやってもらいたかったのは、役者リリーさんでなく、人間リリーさんの“清濁併せ呑む”雰囲気…それがもたらす、えも言えぬ迫力。要するに、悪人足りうる素質、素養をリリーさんに感じたからです!リリーさんなら、ある意味、素で、平井銀二、いけるんじゃないかな…って思いました(笑)!これはもちろん、絶賛、誉め言葉です!リリーさん、頑張って下さい!プロデューサー・松本拓(テレビ東京 編成局ドラマ制作部)コメント全文
麻雀で言えば、役満!というような、理想通りのキャストの方々に集まって頂きました。平井銀二役は、本当に悩みました。独特の達観した雰囲気、カリスマ性、色気…すべてを兼ね備えた上での「悪人」。しかし、福本先生から、リリーさんのご推薦を頂き、「なるほど!」とすぐに腑に落ちました。さらには、マキタさん、臼田さん、村上さん…もう最高です。このキャスト陣で、最高の原作の映像化に臨む。制作サイドとしては、これ以上の喜びはありません。撮影も後半に差し掛かりました。誰が見ても面白いドラマになるはずです。ご期待ください。
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