草なぎ剛「もう帰りません」水原希子らと波乱の幕開け 新キャストも発表
2016.11.26 05:00
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SMAPの草なぎ剛が19日、タイ・バンコクにて、2017年1月から始まる主演ドラマ「嘘の戦争」(毎週火曜21:00~/関西テレビ・フジテレビ系)のクランクイン。併せて、新キャストも発表された。
草なぎ剛のクランクインは大規模撮影
朝8時半。スクンビット通りにほど近い繁華街のゴーゴーバーで、撮影をスタートさせた詐欺師・一ノ瀬浩一役の草なぎは、鏡で覆われた壁と天井、ネオンとミラーボールが輝く店内、日本では考えられないようなド派手な店に「すごいね!」とド肝を抜かれた様子。タイでの撮影の中でも1番大掛かりな撮影とあって、日本人スタッフは35人、タイ人スタッフは54人、店内の客とダンサーの外国人エキストラ120名で総勢200名の大所帯となった。監督や助監督が日本語と英語の混じった指示を出すと、現地スタッフがタイ語と英語で通訳し、エキストラに伝達。“よーい、スタート!”と同時に“アクション”と声が響く、“カット!”と言えば、笛を吹いて芝居を止める。1カットを撮影するのに、日本で撮影する倍の労力を使う撮影となったが、昼休憩になると、ケータリングで来ている現地スタッフから、飲み物をもらい、「コップンカップ(ありがとうございます)」と満面の笑みを浮かべる草なぎの姿があった。
水原希子もクランクイン
続いて、浩一の相棒的な存在で女詐欺師の十倉ハルカ役を演じる水原希子もクランクイン。白いブラウスにシフォンスカートという清楚な衣装に身を包み、「よろしくお願いします!」と元気よく挨拶をした。ここで撮影したのは、タイで日本人が日本人を騙すという“日日詐欺”をして稼いでいる浩一とハルカのやり取り。草なぎは「コーシャンペンソンゲーオ(シャンパン2つください)」など、流暢なタイ語のセリフにも挑戦しており、撮影の合間に、現地スタッフと何度も発音の確認をする場面も見られた。
そんな草なぎの様子を見ていた水原は、「草なぎさんはすごくチャーミングな方、誰に対しても優しいし、気遣いをされる方」と印象を告白。「タイ語は、日本語にはない発音があるので難しいと思いますが、すごい練習をされていました。大変そうでしたけど、現地の方が理解できる位マスターされていたのですごいなって思いました」と驚きの表情で語った。
3日間の撮影でハプニングも
水原との撮影を終えた草なぎは、夜になっても気温30度以上の繁華街でも続行。30年前に浩一の家族を殺した“傷のある男”に偶然遭遇したことで、30年間眠っていた“怒り”という感情を取り戻し、日本に帰国し、復讐を決意するというドラマの肝となるシーンも撮影した。初日は、1時間以上続くスコールが3回も降るハプニングなど波乱の幕開けとなった一行。しかし、朝から晩まで、丸々3日間のタイでのハードスケジュールを無事にこなした。
草なぎ剛「もう帰りません(笑)」
撮影を終えた草なぎは、「なんかタイに馴染んじゃって、もうずっと居ようかな。日を追うごとに、僕はタイに来るべくしてきたんだなと実感してしまったので、もう帰りません(笑)。そのぐらいしっくりきて、撮影も順調です」とお茶目に手応えをコメント。「何が順調かというと、『銭の戦争』をやってきたスタッフなのでチームワークが取れている、尚かつタイのスタッフとも連携が取れている事。海外ロケでこんなにコンビネーションがいいのもなかったんじゃないかな。これはきっとロケハンの段階で相当飲み明かしてると思いました(笑)」と撮影の様子を語った。また、タイ語でのセリフについては、「現地に来たら実は日本で覚えてきたタイ語と違ってたんだけど、そこは臨機応変に対応しました(笑)。コツは外国語なので、堂々としゃべる事」と紹介。「最後に「夜の繁華街はいろんな人種の方々が溢れかえっていて、活気があって本当に元気。タイに来て撮影して良かったなと思える映像が、画面から伝わってくると思います。バンコクならでは独特の雰囲気と『嘘の戦争』がスタートするにふさわしい映像になっていますので、ぜひとも皆さんに見て頂きたいなと思っています。」とを熱く語った。
新キャストも発表
さらにこのたび、藤木直人演じる二科隆らの父親にしてニシナグループの会長・市村正親が決定。草なぎとは、映画「ホテル ビーナス」(2004年)以降、公私ともに親交の深い間柄だが、今作では、浩一の最大の敵として立ちはだかる。親しいからこその“照れ”があるようだが、「新しい僕を引きだしてくださるんじゃないかなと。体当たりしていきたい」と意気込みむ草なぎ。市村も「悪役だから、剛くんに対して普段とは違う接し方をすると思うけど、そこは勘弁して(笑)」とコメントした。(modelpress編集部)
草なぎ剛 コメント
何度も舞台も拝見し、僕の舞台も何度も見に来て下さっているので、共演するのは、すごく照れくさいのですが、それを越えて集中して現場に入ったら、新しい僕を引きだしてくださるんじゃないかなと。体当たりしていきたいなと思います。映画「ホテル ビーナス」で共演した時に、ウラジオストックでのロケは、時間がなくて、韓国語で長回しをするっていう難しい撮影で今でも印象に残っています。僕は韓国語をちょっと勉強していたけれど、市村さんがほぼ初めての韓国語を見事、一度も間違えずに言われた時は驚いた記憶がありますね。
市村正親 コメント
剛君とは、映画「ホテル ビーナス」以来、仲良くさせてもらっています。「ホテル ビーナス」の撮影は、クランクインの日で、テストなしのいきなり本番、しかも韓国語で長ゼリフ。それでも一発OKだったのだけど、本当に大変だった(笑)。そんな出会いから始まりました。剛君の舞台も何度も拝見していますし、バラエティーでの共演も何度あります。今回は剛君のドラマだから「やろう!」ってすぐ返事をしました。やる役すべてを違うものに見せ『僕の生きる道』では、頬をあんなにこけさせて挑んでいた、剛君は本当にいい俳優さんです。剛君はバラエティーも面白いんだけど、やっぱり俳優だなぁと思うんです。俺の中では剛君は、高倉健さん風なイメージ、俳優としてこれからもっともっと楽しみです。
今回は悪役だから、剛くんに対して普段とは違う接し方をすると思うけど、そこは勘弁して(笑)。心の中では愛を持って見ているけど、表面的には敵意をむき出しで。物語はスリリングで見てくださる方を惹き付ける脚本。僕にも守るべき家族がいて、皆、過去を持って生きている、どんな結末になっていくかはわからないけれど、お客さんを楽しませることができたらと思っています。
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