山崎賢人が実写作品に起用される理由とは?
2016.11.22 21:37
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2012年にアニメが人気となった学園ミステリー「氷菓」(2017年公開)の実写版の主演を、山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が務めることになった。今後続々と実写作品の公開が決まっている山崎だが、なぜ実写映画に立て続けに起用されるのか。
山崎賢人プロフィール
山崎賢人、1994年9月7日生まれ、東京都出身。 2010年に俳優デビュー。“壁ドン王子”の異名をとった映画「L・DK」(2014年)を皮切りに、「ヒロイン失格」(9月19日公開)で人気を博し、その後「orange-オレンジ-」「オオカミ少女と黒王子」「四月は君の嘘」など漫画原作の実写に尽く起用された。2017年にはいずれも実写化作品の「斉木楠雄のΨ難」「氷菓」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」などで主演することが発表されている。
俳優としての実力に注目
事実、映画のイベントなどでは山崎をひと目みようと応募が殺到。昨年行われた映画「orange」(2015年) の完成披露イベントでは、定員300人に対し、応募倍率810倍という驚異的な数字を叩き出しているものの、“人気が故の起用”のみならず、山崎は個性派とは逆のアクがなく染まりやすい役者として評価されながら、その実力にもきちんと一目置かれている。「氷菓」の小林剛プロデューサーは、山崎の起用理由について「ひねくれているようで実はとても優しくて実直な心を持つ(山崎演じる)奉太郎は、山崎さんの柔和な表情の陰に少しクールなところを感じさせるたたずまいにぴったり」とコメント。
併せて、9月に公開された広瀬すずと出演した映画「四月は君の嘘」(2016年)の石塚慶生プロデューサーは「山崎さんが持つ『光と影』が作品に命を吹き込んでくれる」としており、いずれの起用理由も俳優としての2面性に惹かれての起用だった。
実力派を携える福田雄一監督も山崎を評価
一方、今までのイメージにない役柄で主演を務めるギャグコメディの実写映画「斉木楠雄のΨ難(さいきくすおのサイなん)」(2017年)では、実力派をキャスティングすることで知られる福田雄一監督が「どうしても山崎賢人で」とお願いしたという。それまで演じていたキャラクターのイメージを払拭しながら「本来、山崎賢人はツンデレとかじゃないのです!めっちゃおもろい男なのです!」と意外な持ち味についても明かしている。
女性が求める理想の男性を山崎が体現
また、人気コミックを実写化した映画「オオカミ少女と黒王子」(2016年)では、「見た目は王子だが中身は超ドS」の“黒王子”を演じているが、同作の松橋真三プロデューサーは、キャスティング理由について「女性が潜在的に求める理想の男性像を今回の彼に期待してもらって構わない」と、2次元で作り上げた理想像を、裏切らずに表現できる役者であることを示唆している。山崎も多大なプレッシャーを抱え邁進
9月には、絶大な支持を得る人気作品の実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(2017年夏公開)の主演を務めることが発表され、山崎にとって大抜擢となった。制作発表会見に出席した際には、普段のイベントなどでは自然体の山崎が、あまりの緊張で言葉をつまらせる姿が印象的だった。振り払うように、「よろしくお願いします!」と大きな声であいさつし「とにかく頑張るしかない。不安がたくさんある分、楽しみで仕方がない。頑張りたいと思います」と力強く意気込みを述べていた。
来年までに同作を含めた5作品の実写映画の公開が控える山崎。多方面からプレッシャーがある中でも、多くの実写作品に抜擢されたことに対する自信と共に、今後も山崎ならではの持ち味でさまざまな役柄にチャレンジしてほしい。(modelpress編集部)
山崎賢人の主な実写作品
「L・DK」(2014年)「ヒロイン失格」(2015年)
「デスノート」(2015年・日本テレビ)
「orange」(2015年)
「オオカミ少女と黒王子」 (2016年)
「四月は君の嘘」(2016年)
「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン! - エンマ大王役」(2016年公開予定)
「一週間フレンズ。」(2017年)
「斉木楠雄のΨ難」(2017年公開予定・主演)
「氷菓」(2017年公開予定)
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」(2017年夏・主演)
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