NEWS、4人の“無数の絆”「俺たちNEWSなんだ」―『24時間テレビ』完走で感じた「愛」&「フルスイング」に込めた思い<会見コメント全文>
2016.08.29 00:47
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8月27日から28日にかけて放送された、日本テレビ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」。今年のメインパーソナリティーは7年ぶり2度目となるNEWSが務め、「愛 ~これが私の生きる道~」をテーマに、無事番組を完走。終了後、リラックスした様子で報道陣の前に現れたNEWSの4人は、囲み取材に応じた。以下、会見内容全文。
NEWS、2度目のメインパーソナリティーで“完全燃焼”
― 「24時間テレビ」を終えてのご感想をお願い致します。小山慶一郎:よさこいはリーダーをやらせていただきまして、個人的には咲菜ちゃんという骨髄移植と闘う女の子に取材をしたりして、その子たちの人生に入った瞬間、というのをすごく感じました。その瞬間でその子が変化していく瞬間も見ました。自分たちにはそんなパワーがあるんだと驚かされる時もありました。今日携わった子どもたちには、これからもNEWSと頑張ったことを励みに、これから壁が訪れても立ち向かって行ってほしいなと思っています。
手越祐也:7年前は言われたことをやることしかできなかった自分がいた。7年経ってもちろんまだまだ半人前ですけど、僕自身が特に明るい人間なので「例年より明るい24時間テレビにしたい」というのは最初からスタッフの方やいろいろな方との打ち合わせで言わせてもらっていた。その結果、グレースさんとのロケではパンスト被ったりして、振り切ったなと思った(笑)。
真面目に伝えるということもすごく大事だと思うんですけど、周りの人が気軽に障害のある方に触れやすく、みんなと一緒なんだ、と思ってもらえるような環境を伝えるのは、真面目にやるよりはグレースさんみたいな方を通じたほうがいろいろな方に届きやすいのかなと。24時間テレビはもちろん、チャリティーというのは忘れてはないんですけど、楽しく完走できた24時間テレビになった。“完全燃焼”できました。
増田貴久:終えてみて、すごくあっという間でした。友達からは「途中で眠くなったりしないの?」って聞かれたりするんですけど、全然“テンションMAX”のままずっと駆け抜けられて、たくさんの人の愛、小さいものから大きいものまで、様々な色も形も違ういろいろな愛があって、障害がある方たちのフィルターになって、僕らを通して少しでもより多くの人に伝えられたらいいなと思ってやっていました。
今回一緒によさこいを踊らせてもらった子たちは、「自分が変わることで周りを変えたい」「後輩たちにも変わってほしい」と言って、僕らの何十倍も練習して、毎日のように放課後練習して、日記を書いていたのも見させてもらった。あの子たちの人生に少しでも関われたなら、背中を押せる存在でいたいなと思います。…すごく楽しかったです!
加藤シゲアキ:「2回目の24時間テレビ」という名目にはなってますけど、4人としては初めてですしすごくフレッシュな気持ちで臨んで、すべてが新鮮でした。ただ以前より6~7年経ってますから、大人になったのかひとつひとつに対しての考え方が変わってるなぁと思いました。前よりももっと、問題や人間というものに向き合おうということがすごく多かったですし、そういう意味で考えると、大きく大人にさせてもらった番組です。
個人的にはドラマもあったので、24時間テレビのドラマをやると決まった時に「人生で一番忙しくて熱い夏にしよう!」という気持ちの覚悟でいた。実は休みもほとんどなかったんですけど、そんな中で24時間テレビのことを考えて備えてやって来たので、本当に“完全燃焼”という感じです。悔いの残すことはないです。たい平さんも無事に間に合いましたし、パフォーマンスも特に問題が起きることなく、放送上はすごく美しい24時間テレビになったんじゃないかと思います。またいつか、関わらせてもらいたいと思う素敵な番組だと改めて気づかされました。
― 番組が始まる前、「愛とはどういうものかを見つけたい」とおっしゃっていましたが、番組を終えてみていかがですか?
小山:誰にでも身近にあるもの、という風に思いました。それは気づいていないだけで、実は今の環境を自分で受け入れてみるとすごく近くに愛をくれる人がいることを、この24時間テレビの準備期間からいろいろな人と携わる中で見つけました。僕が気づけば、もっともっと愛があるんじゃないかな?って思っています。
手越:愛とは、本気でぶつかること。作品にしても、手を抜いた作品に愛はないですし、本気で作り込んだからこそ愛があると思うんですよね。それは人と人ともそうで、今回はよさこいでそれぞれ障害のある方と本気でぶつかったからこそ、本音を出してさらけ出してぶつかるからこそ、そこに信頼関係や愛が生まれる。それは国境も超えると思う。海外の人でも、本気でぶつかればそこに愛は生まれると思います。もちろん時には遠慮というものも必要だと思うんですけど、僕自身も本気でぶつかってしまう人間なので、そうすることがその先に真実の綺麗なきらびやかな愛があるんじゃないかなと思いました。
増田:僕は「これだ!」っていう答えを出せたというよりは、いろいろな形の愛があって、いろいろな色の愛があって、それは人それぞれ全部違うだろうし、自分がその愛に気づくことや周りに対しての愛を少しでも多くつくっていけたらいいな、っていう風に感じました。これからも、自分の周りに少しでも愛が多くなるように生きていきたいなと思います。
加藤:愛は絆なんじゃないかなと思っています。人と人との結びつきの中で生まれてくるものだと思いますし…、僕らが「愛」っていうとちょっと気持ち悪いかもしれないですけど、こういう絆があったからこそ4人はここまでやってこれた部分はあると思いますし、無数の絆を24時間を通して感じた。もしかしたら絆が愛なのかもしれないですけど、とにかくいろいろな愛に触れさせてもらったな、という印象です。
苦労乗り越えステージへ…「正直、緊張感はあった」
― 今回、本番前に事件があり、ドタバタを乗り越え完走した心境はいかがですか?小山:僕らが完走したということもありますが、それよりもスタッフの皆さんが完走されたと思います。そこに僕たちは全力でやらせてもらうことが使命だと思いました。
手越:友人や共演者の方に「大丈夫なの?」って聞かれたんですけど、僕らに影響ないようにスタッフの方々が全力で守ってくださったので。それに僕らNEWSはドタバタに慣れているので(笑)、ドタバタした先に、それをクリアした時に絆が固くなることは身を持ってわかっていた。もちろん願っていたことではないですけど、それによって一致団結したことを日本テレビにいてさらに感じました。終わり良ければ全て良しではないんですけど、スタッフの方々は僕らに影響が出ないように、…まぁ小山さんはドラマの代役がありましたけど、スタッフさんが守ってくださったので感謝しています。
増田:自分が何ができるのか、自分が任されたことや期待してもらっていたことに必死だったので、僕はそれで精一杯でした。
加藤:ドラマの件があったのでいろいろなところで聞かれる機会は多かったです。確かに撮り直ししたりと、僕は演じるだけで済みましたけど、スタッフはキャスティングし直したり、ロケ地を選び直したり大変な苦労をされたと思います。小山は急な時間で約束してくれて、本人はひょうひょうとしていますけど、プレッシャーの中でやってくれたと思っています。みんなプロなので顔には出さないけど、そこを強く乗り越えようと思って、24時間テレビに臨んでくれたはず。だから、(番組が)始まった時、正直緊張感はあったと思います。だからそこをどうにか乗り越えようと思ったし、美しい24時間テレビになったと思うのはそこがすごく影響しているところもあるんじゃないかと思います。
「フルスイング」涙で熱唱―「俺たちNEWSなんだ」
― クライマックスに「フルスイング」を歌った際に、肩を組んだり涙する場面がありましたが、どのような思いで歌われましたか?加藤:(増田が)泣いたから、こうギュッと。
増田:2回目の24時間テレビですけど、気持ち的には4人でやらせてもらう初めての24時間テレビなのでフレッシュな1回目の気持ちでやりました。この24時間テレビに関わらせていただいて、僕らが大変なことを言うのはちょっと違うのかなと思うんですけど、NEWSもいろいろとあって今ここに7年越しに立たせてもらえることにすごく嬉しく思って、また4人で、僕らの愛というか、今立たせてもらえて、諦めずにやってきたものをすごく感じています。まぁでも、あの(泣いてる)写真は是非使わないでもらえると助かります(笑)。
加藤:手遅れです(笑)。
小山:武道館にこの4人で立っていることは当たり前じゃないと思って24時間テレビをずっとやっていたので、当たり前じゃないことを僕たちはひとつひとつやって、自分たちのものにしていった。そんな中で、あそこで「フルスイング」を歌えた時に、4人で話し合って、4人の形に出来たとき、いろいろな方に観てもらえる24時間テレビなのでいろいろな方に発信できたのかなという意味も込めて、最後にくっつく!って勝手に思って(笑)、メンバーと抱きしめ合いたいと、4人で抱きしめ合う感覚が自然とありました。
手越:オンエアの初日の夜に他の曲も歌わせてもらったのですが、オンエアされたのは「希望~Yell~」と「weeeek」で、それは6人時代の曲やそれ以上(メンバーが)多かった時の曲で、今回は「フルスイング」のみ4人で作った曲だから思い入れが強いですし、秩父宮での復活ライブも絶対忘れることのできないライブで、忘れてはいけない景色があって。それを含め、そういった思いがこもった「フルスイング」だというのがすごいあって、ただいい曲というわけではなく、その曲を歌った時に、最後にたい平さんがゴールしたりしましたが、僕らの中での僕らの完走、最後に魂を出した曲として、自然と4人の絆があぁなったんじゃないのかなと思います。
加藤:「フルスイング」はNEWSにとって特別な歌になったと知ってくださっていると思うんですけど、最初に披露したのが秩父宮で、その次東京ドームでも披露させていただいてのですが、いろいろな場所で歌うことがだんだん増えてきて、今年も「THE MUSIC DAY」で幕張メッセで歌わせていただいたりしたのですが、でもやっぱり1番「フルスイング」を歌いたかった場所は武道館じゃなかったのかと頭をよぎりました。しかも24時間テレビで「フルスイング」を歌う日が来るなんて、秩父宮の日は思わなかったから、僕はこみ上げるものがこの景色なんだと。まっすーの感動が僕にも伝わった。そこで、「俺たちNEWSなんだ」という自覚が改めて認識でき、素直に嬉しかったですね。
(modelpress編集部)
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