NEWS、波乱万丈の先に見えた“ヒカリ”―4人が歩んできた道とは 「24時間テレビ」放送目前、軌跡を振り返る
2016.08.27 10:00
views
間もなく放送の日本テレビ系「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(8月27日よる6時30分~28日よる8時54分)で、2度目のメインパーソナリティーを務めるNEWS。6人で活動していたNEWSが初のメインパーソナリティーを務めてから7年が経ち、現在は4人体制に。デビューからこれまで、「紆余曲折」「波乱万丈」…そんな言葉では片づけられないほど数々の出来事を乗り越えて来た、小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久、手越祐也。モデルプレスでは放送に先駆けて、彼らの軌跡を振り返る。
9人から4人へ…脱退相次ぎ解散危機に
2003年9月、当時のジャニーズJr.の中から選りすぐりのメンバー9人で結成されたNEWS。11月には「NEWSニッポン」で華々しくデビューしたが、翌12月、森内貴寛が学業専念のため脱退。そして2004年5月「希望~Yell~」でメジャーデビューを果たすも、2005年7月に内博貴が当時未成年で飲酒したことによる無期限謹慎処分、2006年1月に草野博紀も飲酒疑惑騒動を起こし、芸能活動を自粛することに。6人での活動となったNEWSは、初の東京ドーム単独公演や「24時間テレビ」メインパーソナリティーを務めるなど順調かと思われたが、2011年10月、山下智久がソロ活動、錦戸亮が同時に所属していた関ジャニ∞の活動にそれぞれ専念するため、NEWSを脱退することを発表。結成当初から半分以上ものメンバーが脱退し、NEWSは4人となった。
“メインのいないNEWS”、涙で激白
4人体制になってからのNEWSには、厳しい試練が待っていた。世間から「具のないおでん」「イチゴのないショートケーキ」などと心ない言葉を浴びせられたことを、後にテレビ番組で明かし、自分たちの意志とは裏腹に解散説が囁かれていたことについて、リーダーの小山は「すっげー悔しかった。なんで4人じゃダメなんだと思った」と涙ながらに語っている。4人の原点「フルスイング」に込めた思い
2012年7月、4人での初シングル「チャンカパーナ」を発売。そしてそのカップリング曲「フルスイング」は、NEWSの再出発を象徴する楽曲となっており、メンバーやファンにとって思い入れの強い楽曲に。4人での初の全国ツアー「NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~」では歌いながらメンバーが号泣する場面もあり、手越は「自分のために歌っていた。人のために歌う余裕がなかった」と当時を振り返るも、「今歌っている『フルスイング』は少しでも誰かの背中を押したいと思って歌っています」と話した。個人活動が活性化 グループでのレギュラーも続々
世間からはメインとされなかったメンバーだったが、小山は「news every.」(日本テレビ系)でキャスター、加藤は作家活動を行い処女作「ピンクとグレー」が映画化になるなど勢力的な活躍ぶりを見せる。手越と増田はかねてより組んでいたユニット“テゴマス”としても活動を続け、手越はサッカーワールドカップキャスターのほか「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)でのジャニーズらしからぬバラエティ力が話題となるなど、個々の活動も活性化。グループとしては、現在「NEWSな2人」(TBS系 ※小山&加藤のみ)、「変ラボ」(日本テレビ系)、「ザ少年倶楽部プレミアム」(NHK BSプレミアム)のレギュラー番組を持ち、6月には「ザ少年倶楽部~」で脱退後の錦戸と面と向かっての初共演を果たし話題を呼んだ。
挫折&葛藤を赤裸々告白
また、7月から8月にかけて、小山が司会を務める「チカラウタ」(日本テレビ系)では、週替りで手越、増田、加藤がゲスト出演。手越は「デビューして間もない頃は、悩みもあったり環境について行けなかったりした」という挫折した過去を明かし、密かにボイストレーニングの個人レッスンを受けていたことも告白。増田は「解散も考えた」というグループへの強い思いやこだわりを明かし、加藤は脱退後の錦戸に対する複雑な心境を明かして涙する場面も。それぞれ同じようで違う、NEWSに対する思いなどを番組内で赤裸々に語った。
「24時間テレビ」2度目のメインパーソナリティー
そして、今年の「24時間テレビ」メインパーソナリティーを務めることが決定したNEWS。6月に行われた会見時には、「『皆さんの中にNEWSというグループが存在しているんだ』ということに対してすごく嬉しく思いましたし、同時に安心しました。この4人のNEWSが皆さんの中に少しでも浸透していければ」(小山)、「僕たちがここまでやってこれたのは、いろんな方の支えと愛だったなと感じています。未熟な僕らの背中を押してくれたことに対し、本当に感謝でしかないですし、今度はその愛を返す番」(加藤)、「NEWSにしかできない愛というものを、NEWSにしか伝えられない愛というものを、しっかり伝えていけたら」(増田)とそれぞれコメント。手越は「今のNEWSを残して頑張っていこうと思えるきっかけを作ってくれたのは、ファンの方が『NEWSを残してくれてありがとう。これからもついていきます』とすごいたくさん声をかけてくださったことです。こんなに僕らのことを考えてくれる方がたくさんいるのに『解散』という形で裏切るのはちょっと違うなって思わせてくれたのが、ファンの人の愛でした」としながら、「僕自身がすごくポジティブな性格なので、障害のある方って、もちろん悩みを抱えているとは思うんですけど、それを乗り越えてすごくポジティブな方が多いので、そういう方々と触れ合うことによってもっと前向きになれた」と話した。
デビューから十数年以上の時を経て、“新生NEWS”、“4人のNEWS”と呼ばれてきた彼らは、しっかり“NEWS”としてそのステージに立っている。7年前とは違う彼らが、ここにいる。そんなNEWSにエールを送りつつ、新たな経験値を得て大きくなるであろう4人の姿をまた、楽しみにしたい。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】