乃木坂46衛藤美彩「逃げ出したくなるくらい大変」「運命的だな」
2016.08.25 20:14
乃木坂46の衛藤美彩が25日、日本大学商学部講堂で著書『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』の発刊記念シンポジウムを開催。「写真集はあってもビジネス書を作ることは今まで他のメンバーではなかった。今日は一人で心細かったけど、実際に本をお渡しして皆さんが喜んでいたので、嬉しかったです」と笑顔を見せ、学生時代の本気や、今の夢についても語った。
学生時代の本気、そして運命的なお仕事へ
同書は簿記資格を持つ衛藤が、公認会計士・澤昭人氏に簿記・会計の講義を受けているうちに<「複式簿記」が存在しないパラレルワールド>に迷い込んでしまうという、SF仕立てのエンターテインメント・ビジネスノベル。衛藤は「もし乃木坂46に入っていなくて(出身地の)大分にいたら、会計事務とか簿記を活かした仕事をしたいと思って、高校では本気で勉強をしていました」と回顧し「本を出す形で学生時代に勉強したことが今、活かせたのは運命的だなと感じます」としみじみ。一方で「アイドルになって特技を聞かれることがよくあるんですけど、簿記って答えてもバラエティ的には特に何も発展しなくて(笑)」とこれまでの苦悩を明るく告白した。
完成までは「逃げ出したくなるくらい大変でした」
衛藤は澤氏から50時間以上にわたる授業を受けて、同書を完成させていった。当時を振り返り「逃げ出したくなるくらい大変でした」と苦笑いもしたが、「先生の本気を感じて私もスイッチが入った」と奮起。「私も高校を卒業してからけっこう経っていて、講習を受けるのも久しぶりで、簿記の知識を呼び起こすというか、また一から勉強しました。メンバーにも簿記を知らない子が多かったので、もっと頑張ろうと思いました」と制作過程を明かした。映像化を希望「夢も膨らんでいます」
本の中ではその世界で唯一、複式簿記を知る存在となったヒロイン・美彩が、簿記・会計の知識とスキルを駆使して事件を見事に解決していく。衛藤は「舞台が好きだったり、演技をすることが好きなので、この作品が映像化とか、違う形でも皆さんにもっと広がっていければいいな、という夢も膨らんでいます」と願いを込めた。壇上でお渡し会
イベントは濱本明氏(日本大学商学部准教授)、畠山久志氏(中部学院大学経営学科教授)の基調講演からスタートし、その後、2人に衛藤、澤氏を加えてパネルディスカッション、そして衛藤が壇上で書籍のお渡し会をするという流れ。すべてが終わった後に、衛藤が報道陣の取材に応じた。(modelpress編集部)
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