沢村一樹、瀬戸康史(画像提供:朝日放送)

瀬戸康史と抜群コンビネーション!沢村一樹がアクションで魅せる

2016.08.26 05:00

俳優の沢村一樹瀬戸康史が、9月24日に放送される朝日放送・テレビ朝日系スペシャルドラマ「刑事 犬養隼人」が(よる9時~)に出演する。

  

沢村一樹&瀬戸康史のコンビネーションに注目

『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家・中山七里氏の“刑事 犬養隼人”シリーズを原作に、現代社会に潜む問題を浮き彫りにしながら、絡みあう人間ドラマを活写していく社会派ミステリー。ウソは全て見抜いしまうミステリアスで寡黙な刑事・犬養隼人(沢村)と、そのバディ・古手川和也(瀬戸康史)が、世間を巻き込む大胆不敵な難事件に挑む 。

ドラマ化第2弾となった今作では、沢村が「アクション要素を盛り込みたい」と自ら提案。監督やスタッフと議論を重ね、見せ場でもあるアクションシーンを緊迫感と迫力たっぷりに演じている。

古手川役の瀬戸も、バディの犬養を手助けるべく豪快なタックルを披露。「初めて刑事役を演じた思い入れの強い作品だったので、第2弾は本当に嬉しかったです」と語る瀬戸は、見どころに、前作以上に深まったという“犬養と古手川のコンビネーション”をあげた。

瀬戸康史のセリフ量は5倍?

沢村一樹(画像提供:朝日放送)
続編の放送に喜びをあわらにした2人。「今回は瀬戸くんの長セリフが見せ場だね。セリフ量は僕の5倍はありますから(笑)」と沢村が語ると、瀬戸が「セリフは5倍まではないと思いますが(笑)、前作に比べると圧倒的に多くしゃべっていますね」と返すなど、掛け合いもぴったり。

見どころには、「父親としての犬養の表情が見どころのひとつです」(沢村)、「若さで犬養さんとのギャップを出せるように演じた部分は、ぜひご覧頂きたいです」(瀬戸)と語った。

お馴染みのメンバーも集結

瀬戸康史(画像提供:朝日放送)
沢村・瀬戸のほか、前作に続いて、渡辺いっけい・温水洋一・堀部圭亮といった個性的な警視庁のメンバーはそのままに、加藤雅也ら豪華な顔ぶれが集結。有名ロックバンドのボーカルで、処女小説が文学賞を受賞し話題となっていた篠島タク(吉川純広)の遺体が発見されたところから動き出す。

犬養と古手川は、自首してきた人物がいながらも、殺害された篠島の妻、そして篠島が所属していた芸能プロダクション社長・高森英雄(加藤)、さらには出来レースの疑念が起こっている文学賞を主催している出版社のビブレ社へと聞き込み捜査を継続。そんな中、犬養の1人娘・沙耶香の友人で、高森の芸能プロダクションに所属するアイドル・志倉楓を誘拐したという犯行声明が届く。(modelpress編集部)

沢村一樹、瀬戸康史(画像提供:朝日放送)

沢村一樹・瀬戸康史コメント

― シリーズ2作目を迎えました。まずは率直な感想をお聞かせください。

沢村:パート2を必ずやりたいと思っていたので率直に嬉しいですね。今作もかなり面白い作品に仕上がっています。主要キャストである警視庁メンバーが、前作と同じキャスト陣で演じることができて、嬉しさもひとしおでした。

瀬戸:僕も続編に出演できるのは素直に嬉しかったです。前作は初めて刑事役を演じさせていただけた作品だったので、僕にとっても思い入れがとても強い作品。またこうして沢村さんとご一緒できて、(収録中は)本当に毎日が楽しかったです。

― 2年ぶりの『犬養隼人』の現場です。

沢村:僕が感じている2年と、瀬戸くんが感じている2年って圧倒的に感覚が違うと思うんですよね。アラフィフの僕にとっては、あっという間でした。でも、この2年は瀬戸くんが出演している作品は気になってチェックしていたんです。そうしたら連ドラをはじめ大活躍しているので、もう忙しくて(この作品には)出てくれないんじゃないかって心配でした…。だから、今回また一緒に共演できて、僕は瀬戸くん以上に嬉しいんですよ。

瀬戸:ありがとございます!!沢村さんからそうやって言っていただけると本当に嬉しいです。

― 今作を演じてみての手応えはどうでしょうか?

沢村:今回は瀬戸くんの長セリフが見せ場だね。セリフ量は僕の5倍はありますから(笑)。でも楽しそうに演じていたね。

瀬戸:はい。セリフは5倍まではないと思いますが(笑)、前作に比べると圧倒的に多くしゃべっていますね。最初に台本を頂いた時は、ストーリーの面白さと同時にセリフを覚えられるだろうかという不安もあったんですが、古手川の言葉が意外と自分の中にすんなり入ってきて、自分なりの解釈で古手川らしく言い回しを変えてみたりもしました。細かなニュアンスの部分ですが、犬養さんに対して丁寧になりすぎないようにしてみたり、僕が感じている古手川らしさが出せたのではと思います。

沢村:瀬戸くんはセリフ覚えが抜群なんですよ。安心して任せられる、と前作以上に感じましたね。

瀬戸:今作では古手川の心情が見え隠れするシーンもあって、ちょっとガキっぽい面もあったり、逆に成長した一面などもあったり、演じていて面白かったです。前作では沢村さんと初共演ということもあってプレッシャーや緊張も大きかったんですが、沢村さんが全部受けとめてやりやすい現場にしてくださるので、のびのび演じられました。

― 今作では沢村さんのアクションシーンが見せ場のひとつですね。

沢村:犬養って寡黙でしゃべらない人なので、セリフ以外の部分で彼の気持ちを表現したいというのがあって、僕自身もアクションシーンを入れたいと思って以前からプロデューサーに相談していたんです。ただ、相手をパンチやキックで痛めつけて倒すようなアクションはしたくなくて、刑事らしい組手のようなアクションをめざしました。アラフィフ世代の方々にも”自分もまだまだ体を動かせそうだ”と思っていただくきっかけになれば嬉しいですね(笑)。

瀬戸:続編があるのなら、僕もぜひアクションにチャレンジしたいです!それに、僕の感じている“古手川像”がつくれてきたという実感もあるので、アクションシーンの準備もしながらその時を待ちたいと思います!

― 沢村さんが感じた本作の魅力は?

沢村:今作は父娘の関係に加えて、古手川との組織における上司部下の関係性など様々な関係性が絡み合いながら事件の本質へと迫っていく物語です。そして、『人を信じること』というのが一つの大きなテーマになっていきます。誰もが疑心暗鬼となってしまう現代社会の中で、人を信じることの尊さがしっかりと描かれていく。最後の最後まで飽きさせない、よく本当に出来たストーリーだと感じています。そして、今作もまた登場人物が豪華です。ひときわ大きいのがゲストの加藤雅也さん演じる芸能事務所社長・高森の存在感。犬養と古手川が高森とある種”対決”していくさまは大きな見せ場だと思います。

― 今作の見どころをおねがいします。

沢村:父親としての犬養の表情が見どころのひとつです。犬養は刑事として事件を解決することより、父娘の関係の方が難しいと感じている不器用な父親なんです。仕事では一目置かれている人物でも、苦手でうまくいかないことを抱えて必死に生きているんだということを、娘との関係に悩む同じ世代のお父さんたちに見て感じてもらいたいですね。

瀬戸:古手川として犬養さんの娘である沙耶香ちゃんと同じ目線に立って演じる一面もあり、若い古手川だからこそできる“何か”を表現できたんじゃないかなと思ってます。古手川が犬養さんと勝負できるのは若さの部分。若さで犬養さんとのギャップを出せるように演じた部分は、ぜひご覧頂きたいです。
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